オールブラック仕様の腕時計がトレンドの予感!

オールブラック仕様の腕時計がトレンドの予感!

文字盤はもちろん、ケースまでブラックに。新素材や表面加工の新技術により、急速に広まったオールブラック仕様……強烈に時計の存在感をアピールするトレンドに大接近。

黒野 一刻

2015.05.09

腕時計

ブラックと縁がなかった腕時計登場初期

腕時計が登場した当初は、シルバー文字盤の一辺倒。ケースもシルバーやスレンレススチールでクロームカラー一色でした。メッキの技術がまだ初歩的で、塗料も長持ちしないものが多く、稀に安定的なゴールドのメッキや金箔をはった豪華仕様のものがあった程度でした。

ブラックカラーの普及

ミリタリーウォッチやスポーツウォッチの登場で、夜光付きの針や夜光インデックスを浮かび上がらせるカラーとして、ブラックカラーは脚光を浴びました。塗料の進化とともにブラック文字盤が定着し、1970年代以降、さまざまな表面加工技術の発展によって、ステンレスやチタンの表面に着色する試みがなされました。

ブラックケースの流行

そして、カーバイト処理やPVD加工といった表面加工を施すケースが、近年は定着しました。さらに素材技術の進歩がセラミックや特殊合金のケースの登場を促進。ケースをブラックに染め、アクティブ、スポーティ、精悍、ミリタリーなど多彩なイメージを時計に持たせることが流行し、ここに紹介する時計が誕生したのです。

ブラックチタン『ブライトリング』アベンジャー・ブラックバード

『ブライトリング』アベンジャー・ブラックバード

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元々チタンの色合いは鈍く、鏡面に仕上げても色栄えがしにくい素材です。それならば、ブラックに着色して鍛造すれば、スパルタンなカラーリングになり、外観も屈強で大型のダイバーズの精悍さが際立ちます。ブラックバードの名は、かつての高速偵察機の名から取られており、航空時計ブランドらしい名実が揃った時計です。

ブラックチタンカーバイドステンレス+セラミック『タグ・ホイヤー』フォーミュラ1 キャリバー5フルブラック

フォーミュラ1は『タグ・ホイヤー』のエントリーモデルです。モータースポーツをイメージした時計に身近にアプローチでき、ステンレスケースにブラックチタンをカーバイト処理でコートすることで、スピード感あふれるカラーリングとなり、耐傷性もアップされています。ブラックセラミックのベゼルも光沢感が出ています。

ブラックPVD加工ステンレススチール『エドックス』クロノラリー1 クロノグラフ

さまざまなスポーツ計時に挑む『エドックス』は近年はダカールラリーの公式計時を担当し、この時計もラリー競技での使用を意識した、高機能なクォーツクロノグラフです。ケースはステンレススチールに、塗料を高温・真空の窯で蒸着させるPVD加工という方法で着色しており、キズや色落ちに強くなっています。

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ブラックセラミック『ラドー』ハイパークローム コートコレクション クロノグラフ

特殊な素材をケースに用いてきた『ラドー』は、セラミック(ハイテクセラミックス)をいち早く導入したメーカーです。キズに強いセラミックはブラックに着色しやすく、近年のオールブラックの流行を先取りしました。この時計はテニスを意識したデザインで、ブラックがアクティブな印象を引き上げています。

ブランド独自の特殊素材『パネライ』ラジオミール コンポジット ブラックシール3デイズ オートマティック

『パネライ』にはブラックセラミックのモデルもありますが、ブラックケースでも少し変化が欲しいなら、このモデルです。“コンポジット”はアルミニウムの表面を電解処理して、セラミックの表層を形成するパネライ独自の素材。キズに強く軽量。ブラウンがかったブラックが大変に渋く、ミリタリー調のデザインに似合います。

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