原点回帰。アウトドアブランドの本気ダウンジャケット

原点回帰。アウトドアブランドの本気ダウンジャケット

過酷な環境にも対応できるようスペックにこだわったアウトドアブランドのダウンジャケット。シックなデザインも増えているので防寒だけでなくファッションとしても優秀だ。

大中 志摩

2017.01.02

アウター
ダウン
ダウンジャケット
アウトドアファッション

アウトドアブランドのダウンジャケットは、何が本気なのか?

『ユニクロ』などのファストファッションからセレクトショップなどさまざまなブランドからダウンジャケットが展開されている今シーズン。当然のように注目を集めているが、大人に選んでもらいたいのはやはりアウトドアブランド。

アウトドアブランドとそのほかのブランドで何が違うかといえば、やはり作り手の意気込みだろう。その“本気度”に賞賛の意味も込めて当記事で紹介するダウンジャケットは、“本気ダウン”として取り上げたい。では、どんな意気込みなのか。魅力ともイコールとなる意匠について紹介しよう。

意匠1極寒の地でも耐え抜く、保温性にまつわる工夫

特筆すべきはすぐれた保温性。極寒の過酷な環境から体を守らないといけないため、すぐれた保温性や防寒性を備えている。街で着るにはオーバースペックに感じるかもしれないが寒さを気にせず、冬でも快適に過ごすことができるので選択肢の1つとしては検討してみるのもおすすめだ。また、撥水性にすぐれたモデルなどもあるのでぬれるのを気にせずに使えるのも注目すべきポイントの1つ。

意匠2アウトドア視点の充実した実用性

着心地のよさや耐水性など実用性の高さも見逃せない。すぐれた保温性を実現しながらも軽い仕上がりになっているものが多く展開されているので、モコモコで動きづらいからダウンジャケットが苦手という人にもおすすめしたい。また耐水性にすぐれたものなど機能素材を使用していることが多く、ダウンの弱点である水分を気にすることなく着用でき、お手入れも簡単に行えるのも魅力的だ。

意匠3視認性も加味したカラーリングはアウトドアならでは

アウトドアブランドのダウンジャケットは機能性の高さが魅力だが、アウトドアブランドならではの派手な色使いも特徴の1つ。ファッション性を重視してシックな色使いのアイテムが多数展開されているが、あえて派手な色で個性を出してみるのもアリ。合わせるアイテムや全体の色バランスが重要になってくるので、着こなしの難易度は高くなることを忘れずに。

作り手の本気度が伝わる“本気ダウン”。都会に馴染む一枚はどう選ぶ?

主に街で着るという人であれば、シルエットにこだわって選ぶのがいいだろう。大きすぎたり、ボリューム感の強いダウンジャケットはどうしても野暮ったさが際立ってしまうので、なるべく細身でボリューム感の少ないものがおすすめ。とはいえ、機能性をおろそかにしてしまってはアウトドアブランドから選ぶ意味がなくなってしまうので、スペックの確認はしっかりと。

本気のダウンジャケットを選ぶならまずは保温性の高さをチェックしておきたい。ダウンジャケットはダウンとフェザーの2素材が使用されており、この割合によって保温力が決まる。ダウンの割合が高ければ高いほど保温力がよいといわれており、一般的にダウン70〜90%、フェザー10〜30%の割合がベストとされているので選ぶ際はこの点に注意したい。

作り手の本気度が伝わる“本気ダウン”。都会に馴染む一枚はどう選ぶ? 3枚目の画像

割合と合わせて注目したいのがフィルパワーというダウンジャケットに使われている羽毛のかさ高を表す独自の単位。この数値が高いほど良質なダウンといわれているので選ぶ際は600フィルパワー以上のものを選ぶのがおすすめ。ただ、この数値が高いからといって保温力が高くなるというわけではなく、重量の違いを表しているので一概に高ければ高いほどいいというわけではないので注意して。

アウトドアブランドから厳選。通も好む本気ダウンジャケット10選

アウトドアブランドから通も納得できるダウンジャケット厳選してみた。今冬のダウンジャケット選びで悩んでいる人は以下を参考にしてみてはいかがだろう。

『ザ・ノース・フェイス』

1969年に発売した、アウトドア用ダウンパーカーの原型ともいえる『ザ・ノース・フェイス』のヘリテージモデル・キャンプシエラ。中綿には600フィルパワーのダウンを使用し、見た目のボリューム感とは異なる軽さが特徴。シワ感のある生地には撥水加工が施されている。

『パタゴニア』

600フィルパワーのダックダウンインサレーション入りのジャケット。防水性、透湿性にすぐれ着心地も良好。2通りの方法で調節可能なフードはドロップカラーのデザインで、視界を妨げることなく頭をしっかりとカバーする。

『ナンガ』

キャンプシーンでの使用を考え、表生地に難燃素材を使用した注目作がこちらのタキビダウンジャケット。羽毛を150g封入し、ポケットを7つ設けているので機能性も申し分ない。腰ポケットにはハンドウォーマーを採用し、防寒性も十分。

『ワイルドシングス』

『ワイルドシングス』のラインアップの中で最高峰の一着。表地には完全防水素材のイーベント、中綿には保温性、速乾性にすぐれたプリマロフトを使用している。本体内側にはスノースカートが付いているので冷気をしっかりと遮断。

『ウールリッチ』

ブランド定番のモデルが従来のものよりも着丈が短く、よりモダンなシルエットに。袖口はリブではなく内側をスナップボタンにすることでデザイン性を向上させた。カジュアルからビジネスシーンでのコーディネートまでカバーしてくれる。

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『マナスタッシュ』

2016年春夏シーズンから展開しているアウトドアシリーズのモデルで素材には1970年代に米軍用のボトムスに使われていたデッドストック生地を採用。プリマロフトの中綿を使用しているので保温性も抜群だ。

『ヘリーハンセン』

伝統的なディテールを取り入れたデザインとグログラン調の風合いの中綿入りマウンテンパーカー。表地は、防水透湿性にすぐれた素材を使用し、中綿は天然のダウンとポリエステルをブレンドしている。

『マムート』

耐水圧20,000mmの素材を表地に使用し、フルシーム仕様で雨にも強い全天候型のダウンコート。750フィルパワーのグースダウンを170g封入している。ハンドポケットが一体になった、フラップ付き腰ポケットや両胸にファスナーポケットなどポケットも豊富。

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『カリマー』

こちらのアイテムは表地に軽量で高い耐久性・耐摩耗性を備えたCEBONNERを使用している。中綿にハンガリーダウンを使用し、フロントには外気の侵入を防ぐフラップを施すなど便利な機能が盛りだくさん。

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『モンベル』

防風性にすぐれた軽快な仕上がりで、超高品質の800フィルパワー・グースダウンをウインドストッパーで包み込んだ高機能モデル。透湿性にも優れるため、中綿をドライに保ち、保温力を持続させる。

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機能美を体現するモンベルのダウンジャケット

アイテム単体に込められた“本気度”は、あえてスマートに着こなすのがおしゃれ

アウトドアブランドのダウンジャケットは、やはりそこに込められた意匠の数々が魅力。とはいえ、見るからに“アウトドア感”を出してしまっては、街になじませるのは難しい。では、街の洒落者たちはどのように本気度を隠しているのかWEARで探っていこう。

こちらの着こなしでは全体のカラーリングをモノトーンでまとめたスタイリッシュに見せることで本気度をいなしている。上半身と下半身のシルエットのバランスもよく、すっきりとした印象に仕上がった。

サーファーテイストの薫る着こなしをベースにしているので、アウトドア感が和らぎ、インナーの鮮やかなブルーが好アクセントに。ロールアップした裾とスリッポンの組み合わせが全体を軽快に見せている。

きれいめ感を手軽に作れるセットアップと組み合わせるのも賢い選択。やりすぎないようにインナーにはローゲージのニットを合わせることでカジュアル感がプラスされ、バランスよくまとまる。

色のメリハリを効かせたシンプルな着こなしでアウトドア感を和らげた。フリースパンツも黒であればスタイリッシュに着こなすことが可能。黒のニット帽とサングラスでさらに着こなしを締めた。

パンツに明るい色をもってきて上半身とのメリハリを意識。インナーの表情あるニットも絶妙な雰囲気で、ミドル丈ジャケットとマッチしてこなれたスタイルに昇華させている。

シャツとデニムのシンプルな着こなしにアウトドアブランドのダウンジャケットをミックス。全体的に細身のサイジングを意識した着こなしなので、本気度がうまく和らいでいる。

オールブラックコーディネートもアウトドア感をいなすテクニックの1つ。インナーからグレーのカットソーをチラつかせて動きを出して、立体的なスタイルに仕上げている。

シンプルな着こなしだが、ユーズド感のあるデニムや白のスリッポンが絶妙な抜け感を醸し、アーバンな雰囲気を強調。Yラインシルエットにまとまっており、スタイリッシュな印象に。

ブルーと白の爽やかなカラーリングで本気度を和らげた清涼感ある着こなし。単調になりすぎないようにベージュのパンツで差し色をプラス。チェック柄のシャツもアクセントになっている。

ニットとダウンジャケットの王道スタイルにデニムジャケットをサンド。ブラウン系のパンツで土臭さを与えつつ、細身のシルエットをチョイスしているのでこなれた雰囲気が強くバランスよくまとまった。

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