重苦しさを解消。おしゃれなグレーの活用術

重苦しさを解消。おしゃれなグレーの活用術

冬の装いはダークトーンに頼りがち。偏ると重く、地味に見えかねません。そこで活用したいのがグレー。グレーを中心にコーデを組むためのヒントとアイテムを紹介します。

編集ナス

2016.12.17

冬の着こなし・コーデ

寒い冬の着こなし、重さや地味さで悩んだことはありませんか?

寒い冬の着こなし、重さや地味さで悩んだことはありませんか?

寒くなると自然と手がのびるダークトーン。シックで落ち着いた黒やネイビーは、冬には欠かせない定番色ですよね。しかしダークトーンのアイテムばかりに頼りすぎてはいませんか? 暗い色みは、偏りすぎると重たく、地味になってしまうのが悩み。そんな冬の着こなしは、“グレーを中心としたコーディネートを組むこと”で解決できます。

冬の着こなしにおすすめカラー、“グレー”の魅力とは

黒と白の中間色であるグレーは、クール、高級感、落ち着きなどの印象をもつ「黒」と清潔感、軽い、明るいといった印象をもつ「白」の、相反するどちらの要素も兼ね備える色み。積極的に使うことで、軽さのある冬コーデになることはもちろん、大人の着こなしにほしい上品さなどを程良く取り入れることができます。シンプルだけれどもおしゃれに着こなせて、気分もコーデも簡単にセンスアップできる魅力あるカラーなのです。

▼スタイリングを楽しむ前に、まずはグレーの基礎をチェックして

やみくもにグレーを取り入れても、のっぺりしてしまいがち。これを解決するうえで重要なポイントとなるのが、濃淡で差をつけること。同じグレーであっても明るさの違うグレーを使い分けることでガラッと印象が変わることを、まずは見直してみましょう。

軽みのあるライトグレー(左)と落ち着いた印象のダークグレー

ライトグレー:白と黒の割合が、白>黒と明るいグレー。白寄りでより柔らかいイメージ。
ダークグレー:白と黒の割合が、白<黒と暗いグレー。黒寄りでスタイリッシュなイメージ。
ちなみによく耳にするチャコールグレーは、基本的にはダークグレーに含まれる色。木炭のような濃いグレーを指し、少し紫がかって見えることもありますがブランドによって表現はさまざまです。

杢グレー(霜降り)

杢グレーは明度のちがいではなく素材のちがいで、2色のグレーの糸を織り交ぜて作られる色。濃淡の差が大きいほど、表面に模様のように表れます。

大人のための色。杢グレーのアイテムが抜群に使える!

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杢(もく)グレーといえば、独特な表情で着こなしに抜け感を与えてくれるおしゃれには欠かせないカラー。1枚で着ても様になるので押さえておけば着こなしの幅が広がる。

大中 志摩

ちょっとしたポイントを押さえるだけ! こなれたグレーコーデをつくろう

いざグレーの着こなしを考えたとき、少しぼけやすいカラーでもあるため、ぱっとしない、部屋着に見えかねない……なんてことも。そこでスタイリングのポイントを5つ挙げてみました。ワントーンをはじめ、大人っぽく、今っぽく仕上がるさまざまな冬のグレーコーデをたっぷりご紹介します!

ポイント1:白黒をアクセントとして加える

グレーコーデ初心者におすすめしたいのが、白や黒を差し色とした組み合わせ。無彩色の組み合わせは失敗なく、簡単にできるコーディネートです。インナーや足元に白・黒を使用するだけでぼやっとした印象を抑え、締まりのある着こなしに。選ぶ色みによっても印象が変化するため、幅広いグレーの着こなしが楽しめます。

コートとパンツでグレイッシュにまとめつつ、インナーの白を差し色とすることでコーデに軽やかさをプラスしています。グレーによる落ち着いたイメージと、顔色を明るく見せるトップスの白が相まって、好印象に映るはず。

黒をあわせる場合、メインのグレーは明るいライトグレーをもってくると重苦しくないコーディネートに仕上がります。グレー×黒は、クールな男らしさを演出しながらもシックに仕上がるためフォーマルな場面でも頼れる組み合わせ。

ポイント2:トップスとボトムスに濃淡差をつける

上下のカラーをあわせたワントーンコーデは流行りでもありおしゃれな着こなし。ですが、すべて同じ色みでまとめることに抵抗を感じる方も多いのでは? ワントーンコーデをつくるコツは同じ色みでも濃淡差をつけて、さりげなくメリハリをつけること。ダークトーンではやぼったくなりがちですが、グレーを選ぶことで軽さのある洗練されたワントーンコーデを実現します。

ライトグレーのスウェットはそれ単体だと、くつろぎすぎたイメージになってしまうのが難点。明るいグレーのアイテムでも、濃いグレーのベストを重ねてあげるだけで、都会的なリラックスコーデが完成します。

セットアップのグレーより少し明るめのグレーをパーカーで組み合わせて、あかぬけたグレーコーデに。またスニーカーもパーカーと同トーンのグレーをチョイスして、足元でも濃淡の差をつけている点がおしゃれ感倍増。統一感あるものの狙っている感じのない、こなれ感のあるきれいな着こなしです。

ポイント3:グラデーションが入ったグレーアイテムを取り入れる

さまざまなグレーが入ったアイテムを使ってスタイリングをすることが、おしゃれなグレーコーデをつくるのに何よりも手っ取り早い方法。1アイテムでグレーを多く取り入れられれば、アイテム選びにも迷わないはず。グレーだけで仕上げたシンプルな着こなしでも、明度の異なるグレーが複数あればシンプルすぎるコーデになることもなく、おしゃれな着こなしにまとまります。

幅広い異なるグレーが配色されたスタジャンを着用。グレーカラーをメインにすることで、やんちゃなイメージが強い、ストリートスタイルも大人の印象に。色みに幅がないスタイリングであっても、濃淡をつけることで周りと似通わない個性が生まれます。

グレーのグラデーションを配したニットは、一枚だけでも存在感を放出。そのためシンプルな無地のスラックスをあわせるだけで、際立ったコーディネートに仕上がります。ニットのグラデーションが裾に向かって暗くなる配色に合わせて、スラックスは暗めのグレーでコーデ全体で色の移り変わりを楽しんでいます。

ポイント4:アースカラーを溶け込ませる

白黒以外にグレーコーデにおすすめしたい色がアースカラー。これらの色はベージュやカーキなど自然の中に存在する色を指します。アースカラーはグレーとトーンが似ているためコーデに馴染みやすく、グレーの魅力をさらに引き立ててくれる色み。グレー×アースカラーの装いは、トレンドも意識したい人におすすめの組み合わせです。

ダークグレーのコートからのぞく淡いアースカラーの色みが肩肘はらないコーディネートに仕上げ、リラックスさと上品さを両立しています。柔らかな着こなしになりすぎないよう、足下にもってきたブラウンのローファーがコーデ全体の引き締め役に。

差し色の白・濃淡のあるグレー・アースカラーとポイント3つを駆使したコーデ。スヌードとインナーでアースカラーを取り入れつつも、フレキシブルなグレーでまとまりあるスタイリングに。足元は白をチョイスすることで、脱力感がありながらも清潔感ある着こなしに昇華しました。

ポイント5:異なる素材を組み合わせる

素材感で抑揚をつければ、無彩色ながらもメリハリあるコーデが実現可能。色みが似てしまう場合に役立つ配色テクです。とくに冬は素材感を楽しむのにうってつけの季節。ざっくりとした凹凸感あるニットや、もこもこ素材のフリース、光沢感あるナイロンパーカーなど、素材の表情を意識したグレーコーデに挑戦できればあなたも上級者!

トップスとリブパンツのグレーの明るさが似ていますが、凹凸が特徴のワッフル素材により、コーデにさりげなく表情を与えています。アイテムのディテールにこだわることで、ワンランク上の着こなしに。

柔らかみのあるライトグレーのスウェットに、つるっとした生地のダウンプルオーバーをあわせることでスポーティに。どんなアウターも相性抜群ですが、あわせる素材によってもまた印象が変わり、さまざまな冬コーデが楽しめます。

もっとグレーコーデを楽しみたい! 今から手に入れるグレーアイテム

グレーは、普段の着こなしに抵抗なく取り入れられる色みなので、すでにいくつかお持ちの方も多いのでは。そこで、冬のグレーコーデをより楽しむことができるもうワンランク上のアイテムを集めました。

『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』メルトンコート

厚地のメルトン素材と高さのある襟でおしゃれに防寒対策できるこちらのコートは、グレーを選ぶことでヘビーアウター特有の重たいイメージを払拭することが可能。カジュアルな着こなしにはもちろん、オンスタイルのグレーコーデにも難なく合わせられます。

『ゼンパッハ』ラグランコート

少し緑がかったグレーが目を引くステンカラーコートは、取り外しできるキルティング仕様のライナー付きがうれしい一着。ライナーも同じ色なので、少し暖かくなれば単体でもグレーコーデを楽しめます。

『エディフィス』ウールミックスジャージジャケット

上品なスタイリングをつくってくれるテーラードジャケット。伸縮性のある素材で、ストレスフリーな着心地がうれしいポイント。 同素材のパンツ もあるので、セットアップでコーディネートを組むことができます。

『コールドブレイカー』ジップジャケット

羊毛製品に特化したブランドによるこちらのフリースは、ウール100%なので寒冬にもってこいの一枚。薄手ニットの上からも羽織れるゆったりしたサイズ感と、起毛した素材感を楽しんで。

『ウォーレンスコット』×『ジャーナルスタンダード』ワッフルコットンニット

はっきりした凹凸あるワッフル地の一枚は、シンプルながら表情ある見た目が魅力。ネックや袖口部分のリブのデザインも存在感を放っています。2色のグレー展開があるので、ワードローブと相性の良いカラーをチョイスして。

『ステュディオス』ウールクレイジーオープンカラーシャツ

コーディネートのアクセントとしてひと役買ってくれるクレイジーパターンのシャツ。さまざまなグレーの色みに加えて、しなやかさ、起毛感、つやっとした光沢感のある素材が組み合わさっているので、生地感の違いも楽しめる一枚です。

『グリーンレーベル リラクシング』九分丈パンツ

ツイード素材の温かみあるデザインパンツ。左うしろ部分にのみチェック柄を配したデザインがユニークです。無地でまとめたコーデにさりげなく柄の入ったパンツを取り入れれば、やりすぎない遊び心のあるスタイリングに。

『グラミチ』×『ビーバー』別注スウェットナローリブパンツ

柔らかい風合いを醸す杢グレーの色みが魅力の『グラミチ』のスウェットパンツ。肌触りのよいコットン素材で休日のラフな着こなしにうれしい一本です。ウェビングベルトはカーキカラーなので、これを差し色としたグレーコーデをつくるのもあり。

『トラッドマークス』ベーシックキャップ メルトン

上品にまとめた着こなしの、はずしアイテムとして取り入れたいキャップ。メルトン素材やレザーストラップ、ゴールドの金具など随所に高級感を忍ばせているので、大人の着こなしにもハマります。少し深めのかぶりなので、おさまりの良いバランスを探して取り入れて。

『ティマイ』ジャーマントレーナー/GENOH U

もうワンランク上のグレーコーデを目指すなら、ウェアだけでなく足元にも気を配ると全体的に統一感が生まれるのでおすすめ。レザータグのブラウンが程良いアクセントとして活躍します。見た目にも素敵な一足ですが、もっとも注目したいのがソール。イカの吸盤をイメージしたという履き心地抜群のソールは、重たくなりがちな冬の足取りも軽くしてくれるでしょう。

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