男らしい! ダナーのブーツを街でも山でもコーデの主役に

男らしい! ダナーのブーツを街でも山でもコーデの主役に

自然豊かなポートランドが拠点のブーツメーカー『ダナー』。機能美光る同社のブーツは、山使いのみならず街履きとしても頼れる存在です。人気作をコーデ例とともに紹介!

山崎 サトシ

2018.10.12

ダナー(Danner)
ブーツ
トレッキングブーツ・シューズ
冬の着こなし・コーデ

あらためて、大人の男を魅了する『ダナー』とは?

1932年にチャールズ・ダナー氏、ウィリアム・ウィエンハーグ氏とその甥の3人により、アメリカ・ウィスコンシン州で産声を上げた『ダナー』。設立当時は低価格のワークブーツを販売していました。1936年にはオレゴン州・ポートランドに拠点を移し、事業をチャールズ氏1人で行うように。第二次世界大戦の頃には木こり用の作業靴メーカーとして有名になりますが、チャールズ氏が病気を患ったため、息子のビル・ダナー氏が業務を引き継ぐようになりました。1960年代には後に看板アイテムとなるアウトドアブーツの生産を開始。そして1980年に世界で初めてゴアテックスを使用したトレッキングブーツ「ダナーライト」を完成させました。

以降、ゴアテックスやビブラムソールといったハイスペックな素材を駆使してタフなアウトドアシーンにも耐える質実剛健なブーツを生み出している同社。高いポテンシャルを誇るブーツ群は、大人の街履きとしても文句なしで活躍してくれます。

いずれのモデルも完成されたグッドデザインで、カジュアルからきれいめまで大人のスタイルをセンス良く彩ることが可能。しかもアウトドアブーツは今季も引き続きビッグトレンド。機能・汎用性・旬度と、どの観点から見ても『ダナー』のブーツは“買い”の一手と言えるでしょう。

『ダナー』を選ぶときに気をつけたいサイズ感 

『ダナー』を買うときに悩ましいのがサイズ問題。モデルによって異なりますが、基本的には“やや大きめ”の作りとされています。アウトドアユースをメインとして考える場合には、厚手のソックス着用やインソール使いを想定してハーフサイズアップ、街での着用であればシューレースである程度調整できるので、ジャストサイズを選ぶのがベターです。できる限り店頭で試着してから購入した方が良いでしょう。

押さえておきたい『ダナー』の秀作3選&最新作

ブランドを語るうえでハズせない鉄板3モデルをピックアップ。初めて『ダナー』にトライするなら、まずはここで紹介する3つの定番型を狙うのがベターな選択と言えるでしょう。巷の洒落者たちの履きこなし術もあわせてチェック! さらに、3大モデルに加えて、注目の新作も紹介します。

▼モデル1:ブランドの代名詞たる「ダナーライト」は必携!

世界初となるゴアテックス搭載ブーツとして1980年に発表され、現在も愛される永世定番。今もなおMADE IN USAを貫いており、ポートランドのファクトリーにて熟練工がハンドメイドにこだわって生産しています。ゴアテックス使いならではの優れた防水透湿性、そしてアウトドアブーツの王道を行くベーシックデザインも大きな魅力。アッパーはウォータープルーフフルグレインレザーとコーデュラナイロンのコンビ仕様となっています。

また、堅牢なステッチダウン製法を採用している点もポイントの1つ。この製法は足への馴染みも抜群に良いため、非常にコンフォータブルな履き心地です。しかもソール交換ができるので、きちんとしたメンテナンスを心掛ければ長年にわたって愛用できます。

そして、アウトソールには高レベルの耐摩耗性とグリップ性を兼ね備えるビブラム社のクレッターリフトソールをピックアップ。ゆえに山道などの過酷な悪路だってほとんど苦になりません。このあたりはさすが本格アウトドアブーツ。総じて、大人のライフスタイルにおいて頼もしいパートナーとなってくれる「ダナーライト」。押さえておくのが吉です!

着こなし例1大人っぽさとアクティブ感が見事に共存!

サロペットやパーカーでラフに装いつつも、ウールジャケットを羽織って大人っぽさも隙なく訴求。こなれた着こなしを体現しています。コーデがアクティブに見えすぎないように、足元の「ダナーライト」は街の景観に馴染むシックなオールブラックをチョイス。

着こなし例290’sストリートな装いに足元でアウトドア感をブレンド

プルオーバーパーカーにベースボールキャップ、そしてボトムスはワイドジーンズと、90’sテイスト満点なカジュアルスタイル。その足元に「ダナーライト」を投入して、旬なアウトドアテイストも見事に共存させました。程良い重量感のある「ダナーライト」は、今季らしい太ジーンズとも抜群の相性を発揮します。

着こなし例3マウンパとのコンビネーションは鉄板!

『シエラデザイン』のマウンテンパーカー×「ダナーライト」という、アウトドアスタイルの王道を行くコーディネート。ただし、シャツをインナーに差したり、スマートな濃紺ジーンズを合わせたりと今っぽいアプローチも織り交ぜています。ブーツの存在感を際立たせるため、ボトムスは軽くロールアップ。

▼モデル2:名作ブーツの後継たる「マウンテンライト」も見逃せない 

1960年代に米国・バックパッカーマガジン社から“理想的なハイキングブーツ”の認定を受けた名作「マウンテントレイル」の後継モデルとして、1980年代前半に開発された「マウンテンライト」。今なお色褪せることなく世界中で愛される、不朽のベストセラーです。こちらも内側にゴアテックス素材を用いており、防水性・透湿性は折り紙付き。ビブラム社製のアウトソールや衝撃吸収性に富んだミッドソールなど、ソールへの注力もさすがです。

アッパーに起用された風合い豊かなフルグレインレザーは防水加工が施されており、ちょっとぐらいの雨であれば余裕で対応可! 上質なリアルレザーだけあって経年変化のニュアンスも抜群です。なお、水の侵入を防ぐためにかかと部分のバックステイ以外は1枚のレザーで構成されています。

シューレースホールの代わりに、アッパーにDリング(靴紐を通す金具)とフックをあしらっている点にも注目。これはハイキングブーツの象徴的なディテールの1つで、足元にしっかりとしたホールド感を生み出してくれます。

着こなし例1アメカジ×アウトドアのMIX具合がニクい!

足元の「マウンテンライト」や民族柄のダウンベストでアウトドア感を意識しつつ、デニムジャケットのインナー使いでアメカジテイストも見事に入手。ボトムスにスウェットパンツをセレクトするなど、動きやすさも申し分ない着こなしです。

着こなし例2主張あるビッグシルエットにはトレッキングブーツが好バランス

マウンパ、コーデュロイパンツともにビッグシルエットで統一して、今っぽいリラックスしたスタイルをメイク。鮮やかなキャップがアクセントとして効いています。ボリュームあるフォルムの「マウンテンライト」なら、ワイドシルエットの装いにバランス良くマッチ!

着こなし例3アーバンなスタイルにアウトドアブーツを取り入れた好例

ジーンズと「マウンテンライト」をモノトーンカラーでリンクさせ、都会的な雰囲気へ舵取り。メルトンブルゾンも落ち着いたカラーを選択しているので、カジュアルでありながらも大人っぽさが漂います。インナーでチラッと派手色を見せてメリハリをつけるテクニックも参考にしたいところ。

▼モデル3:待望の復刻モデル「エクスプローラー」なら差別化を狙える

1994年に惜しまれつつ廃盤となるものの、その人気の高さから数度にわたって復刻されている 「エクスプローラー」。少量ロッドで生産されるため、周囲との差別化を狙いたい人におすすめです。デザインは「ダナーライト」がベースになっていますが、アッパーのカッティング部分の素材使いに少し違いがあります。

「ダナーライト」はサイドパネルにナイロンを使っているのに対して、「エクスプローラー」は上質なスエードをセレクト。それゆえに、どことなくあか抜けた雰囲気です。サイドにつくUSAメイドタグもさり気なく主張。このモデルはスエード部分とシューレースをグリーンで呼応させているのも特徴的です。

「エクスプローラー」は、ゴアテックス、ビブラムソール、撥水レザーアッパーなど「ダナーライト」がデザインベースだけあってアウトドアブーツとしての機能は申し分なし。そこに、ハイクラスな素材使いならではの奥深いエイジングが楽しめる要素が加わっている点もまた魅力です。

着こなし例1ブーツのボリューム感をショーツの軽やかさで緩和!

ぽてっとしたフォルムの「エクスプローラー」は、膝上丈のショーツと合わせることですっきりと履きこなせます。トップスにはネイビーのアノラックを選び、クラシック感あるアウトドアコーデに帰結させました。

着こなし例2ダークな色合いで統一して男っぽいスタイリングに!

ウェアをモノトーンカラーで連動させ、足元には『シップス』が別注したオールネイビー仕様の「エクスプローラー」を選択。クールな色使いに徹して男っぽいスタイルを生み出しています。ブーツインで靴を強調するのも真似したい小技。

着こなし例3モノトーンで洗練されたコーデを構築

モノトーンで統一した色使いとスリムなサイズバランスによって、洗練されたイメージを描出。万能選手たる「エクスプローラー」なら、こういったアーバンな着こなしにも難なくフィットします。かっちりした革靴を持ってくるよりも洒脱なムードですね。

▼モデル4:コスパ良好な最新作「ダナーフィールド」ならエントリーに最適!

今年からリリースされた「ダナーフィールド」は、アウトドアブーツ初心者に推奨したいエントリーモデル。基本的に「ダナーライト」を踏襲したデザインになっていますが、生産国をアメリカからアジアに移すことによって、高いコストパフォーマンスを実現しています。2万円代というグッドプライスなので挑戦しやすいはず。もちろん、エントリーモデルとは言えどそこは実力派の『ダナー』。本格的なアウトドアシーンにも問題なく対応します。なお、「ダナーライト」とは異なりシューレースを引っ掛けるフックは付属していません。

入門モデルという位置付けですが、ゴアテックス素材やウォータープルーフフルグレインレザーといった「ダナーライト」の象徴的な仕様をしっかりと受け継いでいる「ダナーフィールド」。サイド部分のコーデュラナイロン素材がやや異なるものの、中敷はクッション性に秀でたオーソライト社製カップインソールに進化しています。

アウトソールは「ダナーライト」と同じビブラム社のクレッターリフトソールを抜擢。外遊びでもタウンユースでも安定した履き心地を約束します。ちゃんとソール交換もできるので、ヘビーローテーションをしても安心!

長く使い味を出すために。正しいお手入れ方法のすすめ

いくら『ダナー』のアウトドアブーツがタフに着用できるアイテムだからと言って、メンテナンスはサボらないように。寿命が縮む原因となってしまいます。最低でも「ブラッシングで埃を落とす」、「クリームでうるおいを与える」、「シューツリーで型崩れを防ぐ」といった簡単なお手入れは日々実践しておきましょう。正しいお手入れによって、さらに長く『ダナー』と付き合って行くことが可能になります。メンテに役立つケアグッズを最後にご紹介。

アイテム1『コロンブス』ホースヘアブラシ

最近は合成繊維のブラシも多いですが、革へのダメージを考慮すると天然素材の方がベター。このブラシは、柔らかな毛並みでレザーを傷つけない馬毛を使っています。汚れを落とすと同時にツヤを出してくれる効果もあるので、重宝確実。

アイテム2『ダナー』レザーコンディショナー

革の状態を整えてくれるケアクリームは、アッパーのひび割れを防ぐために不可欠なアイテム。『ダナー』自らが手掛けたこのコンディショナーは、フルグレインレザーへの使用を想定しています。爬虫類系の特殊な革には使用できないのでご注意を。

アイテム3『ミレニアム』ブーツ用シダーシューツリー

型崩れを予防してくれるうえに、ブーツ内にこもった湿気を吸収する役割も果たすシューツリー。こちらはサイドスプリット式なのでつま先の形に沿ってテンションが掛かります。素材には心地良い香りのアロマティックシダーを使っており、靴内の不快なニオいも緩和。

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