狙うはスカジャンとベトジャン。テーラー東洋に注目!

狙うはスカジャンとベトジャン。テーラー東洋に注目!

スカジャンやミリタリーブームの影響もあり、注目を集める『テーラー東洋』。今季は人気セレクトショップが別注作を展開するなど、ますます目が離せなくなるだろう。

NAKAYAMA

2016.11.07

テーラー東洋
アウター
ブルゾン・ジャンパー
スカジャン
秋の着こなし・コーデ

『テーラー東洋』とはどんなブランドなのか

スカジャン生産全盛期の1950年代に、納入シェアの95%を占めていたのが東洋エンタープライズの前身である「港商商会」。スカジャンとはスーベニアジャケットの略で、戦後まもない頃に日本駐留の米兵が自分たちのジャケットにワシ・虎・龍などの刺しゅうをしたのが始まり。そして1960〜75年のベトナム戦争時に、ベトナムの地名や地図や部隊がモチーフになったスカジャンのことをベトジャンと呼ぶ。

港商から始まり半世紀以上スカジャンを作り続けてきた老舗ブランド、『テーラー東洋』。ブームではなく文化として継承し続けているブランドであり、日本が世界に誇れるオリジナルなのだ。

『テーラー東洋』で選びたいアイテムはスカジャンとベトジャン

スカジャンとベトジャンを語るうえで欠かせない『テーラー東洋』。戦後まもなく製造を開始した元祖が作る、質実剛健な一級品たちをぜひモノにしてほしい。

『テーラー東洋』のスカジャン5選

スカジャンは戦後、日本在住の米兵がオリエンタルな柄や所属していた部隊・基地名を自分たちのジャケットに刺しゅうしたのが始まり。その後は、スカジャンは土産物として商品化され、各地の米軍基地内の売店で販売されるようになった。

ほぼすべてを東洋エンタープライズの前身の会社「港商商会」が生産。まさに日本特有のオリエンタルなデザインが用いられた衣料品といえる。

アイテム1イーグル×ドラゴン

リバーシブルスカジャンの登場。グリーンのアセテートを飾るのは翼を広げたワシの絵柄。ベースモデルは1950年代初期の作品で、エイジングにより実際に半世紀以上の時を経たかのような風合いを感じる。リバーシブル面の絵柄は表情豊かな龍。生地だけでなく、刺しゅうのレーヨン糸の退色も特徴的だ。

アイテム2ローリングタイガー×ドラゴン

凝った描写がポイントになった虎の絵柄の一着。滑らかな曲線で刺しゅうされる眉や縞模様など、1950年代中頃に作られた作品で当時の刺しゅう職人のセンスがうかがえる。リバーシブル面は緑と赤、補色同士を組み合わせたヴィンテージ独特な配色を再現しており、両面がまったく異なる印象になっている。

アイテム3タイガー×ドラゴン

昔ながらの製法の刺しゅうは 現代的な大量生産のものにはない独特の風合いや味わいがある。そんな当時のデザインを完全再現した本作は、表裏ともアセテートレーヨンツイル素材を使用。発色・光沢感の抑えられた非常に雰囲気のある素材感で、袖・裾などのリブはウール30%、アクリル70%で仕上げられている。

アイテム4ホーク&ドラゴン

素材はアセテートレーヨンツイルを使用しており、マットな仕上がりになっている。どちらの面もヴィンテージとして実在しているモデルをベースに製作されており、非常に人気の高いデザインが大胆に刺しゅうされたコレクタブルな1着。

アイテム5ポーラーベア×イーグル

1950年代にアラスカ米軍基地からの依頼で作られたアラスカモチーフのスーベニアジャケット。その中でも希少なヴィンテージ市場でも高額で取り引きされる白熊の絵柄を再現した逸品。フロント胸部分とバックには白熊、袖には犬ぞりの刺しゅうが施されている。また、リバーシブル面のモチーフは、流氷の上を飛ぶワシの絵柄。

『テーラー東洋』のベトジャン3選

ベトジャンとはスカジャンの一種で、ベトナム戦争時代に作られたベトナムジャンパーの通称。サイゴンやハノイなど、ベトナムの地名や地図や部隊をモチーフにデザインが刺しゅうされている。

供給量が少なく、ヴィンテージ品は高い価格で販売されるなど、マニア向けのアイテムとされている。より深くスカジャンを知っておきたい方にはすすめのアイテムだ。

アイテム1TT13675

『テーラー東洋』が発信するド定番のベトジャン。おなじみのカモフラ柄ナイロンで着やすく、アメカジの王道スタイルが楽しめるスタンダードなアイテムだ。バックにはベトナムの都市であるプレイクの地形を刺しゅう。ベトナム戦争中、南ベトナム解放民族戦線によってアメリカの空軍基地キャンプ・ハロウェイが攻撃され、北爆の引き金になったことが有名だ。

アイテム2TT13673 TIGER

1960年代初期のコットンツイル製ベトジャン。左胸にはアメリカ海軍建設工兵隊「シービーズ」のスコードロンモチーフと龍、右胸にはベトナムマップと「福」の文字、背中には独特な表情の虎を刺しゅう。ヴィンテージでも非常に珍しい図案で、スーパーレアな一着。

アイテム3TT13674 ベトナムマップ

定番のベトナムジャケットを、素材やディテール、シルエットで現代風にアレンジ。表素材はコットン100%で、緻密でていねいな刺しゅうはポリエステルを使用。滑らかで味わいある雰囲気を楽しめる。ライトアウターのため、春先から秋口までは羽織り、冬はインナーとして、年間を通して幅広く着用できるアイテム。

『テーラー東洋』を取り入れた大人の着こなし集

街を歩けば見ない日はないっていうくらい、男女問わず今年の顔ともいえるスカジャンとベトジャン。Freeamericanidol世代はこの旬の服を大人っぽく上品に取り入れたい。

▼スカジャンを大人カジュアルに着倒す

どこかヤンチャな印象が漂うスカジャンは、大人な雰囲気かつ飾りすぎないカジュアルなスタイリングで着るといい。そうすることで、スカジャンが自然に際立つのだ。

カットソー×デニムパンツのカジュアルなコーディネートに、存在感大のスカジャンが絶妙にマッチした。赤金のカラーリングが艶やかで、配色のメリハリが利いた好例。

カモフラージュ柄に刺しゅうデザインがなじんだ大人カジュアルコーデ。合わせるアイテムをシンプルなアイテムにしたことで、互いにケンカをせず見事な融合を果たした。

ダークトーンでまとめたスタイルに刺しゅうがアクセントになったルーディな装い。ハットや艶やかな足元から上品さが漂い、カジュアルなスカジャンが大人な印象に変わった。

モノトーンコーデにインパクトのあるスカジャンを合わせて、メリハリが利いた着こなしに。体にフィットしたタイトなサイズ感のアイテムで、縦のシルエットを強調した。

ブラックコーデに華やかなリバーシブルスカジャンをON。小物アイテムはサングラスのみで、あくまでスカジャンが主役として目立つようにスタイリングしたお手本コーデ。

▼ベドジャンは上品で落ち着いた配色のコーデに取り入れる

スカジャンと同様に、存在感のあるベトジャンをうまく取り入れるためには、全身コーデを落ち着いた印象にするのが、成功への一番の近道。品の良さは忘れないように。

同じグリーンカラーでセットアップ風に着こなした大人ミリタリー。中に着た白シャツで清潔感をプラスして、武骨になりすぎないよう調整。全体のカラーバランスが統一された着こなしだ。

ワークテイストの全身にキルティング加工が施されたベトジャンがマッチ。武骨なチノパンとも相性は良くカラーリングもなじんだ。足元で抜け感を出したあたりにも注目したい。

柄×柄の上級レベルのレイヤードテク。インパクト大のベトジャンと総柄シャツの重ね着は一見合わなそうに思えるが、上品なパンツと抜け感を意識したシューズを合わせることで、難なく着こなせる。

全身の配色バランスが統一されたシンプルな着こなしに、バックの刺しゅうがアクセントになった。このような着こなしは初心者でもチャレンジがしやすいので、ぜひお試しを。

ブラックでまとめつつも、総柄パンツでインパクトを意識したルーディスタイル。上品な黒ハットやレイヤードした白カットソーが全身を統一し、ベトジャンがうまく際立った。

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