ボーナス前に予習しよう。大人のための高級腕時計

ボーナス前に予習しよう。大人のための高級腕時計

今からボーナスを利用して念願の高級時計を、と考えるのは時期尚早ではない。長年連れそう相方となるだけにここはじっくり品定めしたい。その指針としてぜひともご一読を。

菊地 亮

2016.10.27

腕時計
機械式

高級腕時計は、なぜ“高級腕時計”に位置づけられるのか

いい大人にもなれば、身だしなみの重要性はよく心得ている。何を身につけるかも大切だ。そこで、相手に「オッ」と思わせられるのが高級時計の魅力。ジュエリーのような美しさだけでなく、長きにわたる伝統と歴史によって醸造されてきた独特なオーラはほかを寄せ付けない。

高級腕時計は、なぜ“高級腕時計”に位置づけられるのか 2枚目の画像

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精密かつ複雑な機構を、コンパクトなケースの中へ収めた腕時計。その発展に寄与してきた高級時計ブランドの技術力もまた、周囲から羨望の眼差しを送られる要因といえる。彼らの飽くなき探究心を背景に、今日の腕時計の進化があることを忘れてはならない。

航空機からインスパイアされたモデルもあれば、モータースポーツに端を発するアイテムもある。長い時間をたどってきたからこそ、腕時計ひとつの背景に宿るさまざまな歴史やカルチャーが透けて見える。そのロマンこそ、目利きに秀でた多くの大人たちを引きつけるのだ。

至極の15選。ボーナスで狙いたい高級腕時計

人それぞれ一度に用意できる軍資金は異なるだろう。思い切った買い物を試みる者もいれば、適度に抑えながら次なる本命を狙うための準備に回す人だっているはずだ。そんなさまざまなシチュエーションをくみ、おすすめの一本を提案したい。

『オメガ』スピードマスター プロフェッショナル

1948年の登場以降、絶大な人気を誇る『オメガ』の代表的モデル、シーマスター クロノグラフを原型とするスピードマスター。頑丈なケースと高性能ムーブメントを、一躍世界へと印象づけたのが、アポロ11号の月面着陸。そのとき宇宙飛行士たちが身につけていた一本こそこちら。その威光は、数十年たった今でも薄れることはない。

『セイコー』グランドセイコー SBGX061

『セイコー』の最高峰モデルといえばこちら。きめ細やかな筋目仕上げや、手元に収まりの良い計算し尽くされた大きさと長所をあげれば枚挙に暇はないが、最大の魅力は機能性。9Fクォーツムーブメントは世界最高レベルの時の正確さを示し、瞬きよりも早い1/2000秒で切り替わる瞬間日送りカレンダーなど、そのクオリティーは世界も絶賛する。

『ハミルトン』カーキフィールドオートクロノグラフ

『ハミルトン』は、アメリカの歴史とともに歩んできた老舗。中でもカーキフィールドは、第2次世界大戦中、米陸軍へ納入されていた代表的名作、ハックウォッチの精神を脈々と受け継ぐ崇高なシリーズだ。こちらは、『ハミルトン』専用の自動巻きムーブメント、H12を搭載し、PVDケースやラバーストラップをオール黒で仕上げたクールな一品。

『ジン』556

アドルフ・ランゲ氏に代表されるように、ドイツから輩出された高名な職人は数知れず。それだけ、スイスに負けず劣らず質の高い腕時計を発表してきた国だ。そのドイツを代表するブランドが『ジン』で航空飛行の極限状態を想定して作られた精度の高いアイテムが特徴。こちらも同様で、長短針の幅を広げペインティグを施すことで視認性を高めている。

『ロンジン』フラッグシップ ヘリテージ

万国博覧会で数多くのグランプリ&金賞を受賞してきた事実からも、『ロンジン』の有能さはわかるはず。こちらは、1957年に登場したモデルを復刻したフラッグシップヘリテージ。イエローゴールド型に続き、新たにステンレススチールバージョンとしてリリースされた。ここには、1950年代のエレガントな紳士用腕時計の魅力が結集されている。

『ロレックス』オイスター パーペチュアル

誰もがよく知る腕時計の最高峰にして最先端。『ロレックス』の原点を今に伝えるモデルといえばこのオイスターパーペチュアル。同社が開発した三大発明の内“オイスターケース”“パーペチュアル”を搭載(暴風・防塵&自動巻き)。このモデルを機に、エクスプローラーやサブマリーナ、ミルガウスなどが誕生していくことになる。

『ブライトリング』スーパーオーシャン ヘリテージ クロノグラフ

クロノマット44やナビタイマーとともに、『ブライトリング』の名モデルに数えられるスーパーオーシャン。1957年の登場以降、瞬く間に世の男たちをとりこにした初代モデルを約50年ぶりに復刻させたのがこちら。ロゴや独特な時針、見やすい3カウンターのクロノグラフを忠実に再現したクラシカルな一本だ。

■合わせて読みたい:
ブライトリング10傑。プロフェッショナルのための計器を腕元に

『タグ・ホイヤー』カレラ キャリバー1887 クロノグラフ

ダイヤルのアラビア数字に見るスポーティーさや、艶やかなボディーが醸すエレンガントさを併せもったシリーズとして、『タグ・ホイヤー』のコレクションにさん然と輝くのがカレラ。中でもカレラ1887モデルは格別な存在で、巻き上げ効率をブラッシュアップさせた自社製ムーブメント、キャリバー1887を搭載している。

『ベル&ロス』BR03-92 ゴールデンヘリテージ

スクエア型の特徴的な見た目からも推測できるように、こちらは航空計器からインスパイアされたアヴィエーションコレクション。何より視認性抜群の大きなアラビア数字が配されたシンプルな文字盤が特徴。ゴールド針とゴールドインデックスにしたことで高級感も高まった。BR01に比べケース径を42mmにサイズダウンしシーンを選ばず着けられる。

『カルティエ』ロンド クロワジエール

“宝石商の王”と称される名門だけに、腕時計にも持ち前の気品に満ちたデザイン性は生かされている。フェミニンな雰囲気を漂わせるモデルが多い中、こちらは男性的な表情が新鮮。フランス語でクルージングを意味するクロワジエールをモデル名に配しているだけに、大胆にあしらったローマ数字やベゼルを配しスポーティーに仕上げられている。

『ジャガー・ルクルト』マスタージオグラフィーク

今では腕時計の一般的な機能として知られるワールドタイマーウォッチ。その名のとおり、世界の複数国の時刻を把握できる機能だ。その表現法に革命をもたらしたといっても過言ではないのが、1990年に製作された『ジャガー・ルクルト』のジオグラフィーク。複数のタイムゾーンを1つのダイヤルに落とし込んだその美しいバランスは傑作と呼ぶにふさわしい。

『ウブロ』クラシック フュージョン

『ウブロ』クラシック フュージョン

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『ウブロ』の大ヒット作として知られるモデル、ビッグバン。以降、新たな製作コンセプトとして掲げられたのが“フュージョン”である。ケースを細分化し、それぞれをセラミックやカーボンといった異なる素材を使いながら融合させるというもの。そのスタンスに基づき、創業から重要なシリーズとして知られるクラシックを作り上げたのがこちら。

『ゼニス』エル プリメロ クロノマスター オープン パワーリザーブ

スイスでも現在ではごくまれとなったマニュファクチュールブランド。同社の技術力を世界に知らしめたのが、毎時3万6000振動の高性能クロノグラフムーブメント、エル プリメロの開発。こちらにもそのムーブメントを搭載され、スモールセコンドから目視できる。しかもパワーリザーブインジケーターが搭載された実用性に富む一本だ。

『IWC』ポルトギーゼ クロノグラフ オートマチック

1930年代、ポルトガル商人が同社に開発を依頼し誕生したのがポルトギーゼ。縦に2つ並べたクロノスタイルで、アラビア数字とのマッチアップが文字盤のやわらかな表情を生み出している。同社を誇る人気シリーズでさまざまなモデルが登場しているが、新たに加わったのが自社キャリバー50000シリーズを搭載したポルトギーゼオートマチック。

『パネライ』ルミノール パワーリザーブ

イタリアを代表する名門といえば『パネライ』。中でも、迫力あるビッグケースで一大ムーブメントを巻き起こしたことも記憶に新しい、ルミノール パワーリザーブはその代表格。ゼンマイの巻き上げ残量を示すパワーリザーブなど、実用的な面も根強い人気のヒケツ。クラシカルな雰囲気は大人が持つには格好のアイテムだ。

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