スーツの着こなしをおしゃれに見せる5つのポイント

スーツの着こなしをおしゃれに見せる5つのポイント

ルールを押さえたうえで、個性を少し加えるのがスーツをおしゃれに着こなすコツ。意外と知られていない基本から改めて解説します。旬や個性を加味するヒントも紹介!

平 格彦

2018.04.02

アウター
スーツ

スーツをおしゃれに着こなすためには、まずはアイテム選びが重要

基本ルールの遵守が重要なビジネススーツは、既製品でもオーダースーツでもよほどのことがないかぎりルールから大きく逸脱して着用することはありません。だからこそ、自分に体型に合うサイズを選ぶことが最も大切で、それがおしゃれな印象にも直結します。サイズ選びの目安を中心に、主要なアイテムの絶対に押さえるべきポイントを簡潔にまとめたので、社会人としてしっかりインプットしておきましょう。

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▼ポイント1:ジャケットのサイズは肩で合わせる

スーツのジャケットは、肩周りでサイズを合わせるのがポイント。袖付けはテーラリングにおいて熟練の技術が要されるポイントであり、お直しなどでサイズを調整するのが難しい箇所だからというのが理由です。さらに、ジャケットの重さを支えるのは肩周りなので、サイズがきちんと合っているほど重さを感じなくなります。既製服で肩幅以外のサイズ感が合っていない場合は、お直しで調整しましょう。

▼ポイント2:パンツの丈感はハーフクッション程度で

スラックスの裾丈はシューズを履いたときにハーフクッションたわむ程度が目安です。ビジネススーツの場合、パンツの裾はシングルが基本ですが、ダブルに比べて裾が軽く動きやすくなるため、歩いてもソックスが見えないように長めに設定する必要があります。また、裾幅によっても最適な長さが変わりますが、標準的な裾幅の場合は靴のかかと部分が半分くらい隠れる長さが適当です。

▼ポイント3:シャツの袖丈はジャケットを試着して決める

ビジネススーツのシャツは、ジャケットの袖口から少しのぞいているのが基本。1〜2cm程度袖から出ているのが基本的な目安です。シャツが自分の体に合っていることは大前提となりますが、ジャケットとのバランスも重要ということです。また首周りも目立つ箇所なので、ボタンをすべてとめたときに指が1〜2本程度入る余裕のあるサイズを選びましょう。両方ジャストになるシャツがない場合は、シャツだけでもオーダーメイドであつらえることをおすすめします。着こなしがグッと引き締まって見えますよ。

▼ポイント4:ネクタイはベルトのバックルが半分隠れる長さに

ネクタイのスタンダードな長さはおよそ140cm。結び方や体型とのバランスによって仕上げ時の長さが変わるので、購入する際は締めたときのバランスを意識して選ぶことが大切です。最終的な理想は、大剣の先がベルトのバックルの中央にくる長さ。どうしても小剣が長くなってしまう場合は、大剣の裏にあるループに巻くか、小剣をスラックスの中に入れるのもOKです。

▼ポイント5:革靴のデザインはできるかぎり品格のあるタイプを

ビジネススタイルにマッチする革靴はさまざまなタイプが挙げられますが、ウィングチップやモンクストラップは比較的カジュアルなデザインとされています。外羽根式やUチップといった仕様、ローファーなどのタイプはさらにカジュアルです。それを把握したうえであえて選ぶ分には問題ありませんが、シーンによっては避けたほうがベター。最もフォーマルな内羽根式のストレートチップから揃えるのが基本です。カラーはブラックが最もフォーマルで、黒い内羽根式のストレートチップシューズは冠婚葬祭にも使用できますので、大人としては必ず揃えておくべき靴です。また、きちんと磨いておくのは最低限のマナーですね。

参考にしたい。スーツのおしゃれな着こなしテク

ここではお手本をピックアップしながら、スーツをおしゃれに着こなすためのテクニックやヒントを解説します。少しの工夫やアイテム選びで印象がガラッと変わりますので、気になった着こなしは忘れないうちにトライしてみてください。

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着こなし1ポケットチーフ&小剣ずらしで、こなれ感を演出

ファンシーストライプのネイビーのスーツとブルーのシャツを選びつつ、ネクタイとポケットチーフはイエローで揃え、両者の爽やかなコントラストを描いたフレッシュな着こなし。あえてラフに差したポケットチーフと、ネクタイの小剣と大剣をずらした小技によって、こなれたムードをさり気なく演出しています。

着こなし2トレンド感のあるブラウンで温かみのある印象に

ビジネススーツの定番カラーはネイビーとグレー。だからこそ、その2色を避けることで個性が主張できます。今ならカジュアルなファッションでトレンドのブラウンが狙い目。ダークトーンならトラッドな品格があり、落ち着いた雰囲気を獲得できます。ネクタイもブラウン系を選んでリンクさせるとより効果的です。

着こなし3チェック柄のスーツを着こなせたら上級者の仲間入り

無地やストライプがビジネススーツのスタンダード。その次にセレクトすべきは、トラッドなムードを宿したチェック柄です。この着こなしでは、カジュアルな印象を避けるためにコントラストの弱いダークトーンの柄を選んでいます。シックなアクセントをネクタイ、革靴で効かせたバランスも巧妙。

着こなし4カーディガンを使って保温性と品格を一挙にアップ

ネイビーのスーツにロンドンストライプのシャツを合わせ、小紋柄のタイを効かせた定番的なスタイリング。新鮮なのは、スーツと同色のカーディガンを組み込んでいるところです。これにより、スリーピースを思わせるトラッドな風格を手軽に演出することに成功しています。

着こなし5さり気ないスリーピースで気品を高めた好サンプル

グレーのスーツ、白いシャツ、レジメンタルストライプのネクタイと選んだアイテムはいたってオーソドックスですが、スーツがスリーピースなのでクラシカルで上品な仕上がりに。クリーンな印象を醸す白いポケットチーフを控えめにのぞかせることで、洗練されたムードもプラスしています。

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着こなし6スリーピースは爽やかに着こなすと新鮮味がアップ

ネイビーのスリーピースは、クラシックな品格と爽やかなイメージを併せ持つ有能なスーツです。同系色のブルーをベースにしたストライプのクレリックシャツとネクタイを合わせることで、上品な空気は崩さずに爽快な魅力が拡大。スリーピースはいつものスーツスタイルを簡単に格上げでき、防寒性も備えるので少し肌寒い日にももってこいです。

着こなし7ストライプ柄のスーツを知性的に着こなした理想型

こちらもスリーピースをチョイス。ストライプ柄のスーツを選ぶことでシャープな印象を演出し、エレガントで知的なスタイルに仕上げています。また、あえてブラウンのシューズを選んで適度にハズしているのもポイント。ネクタイのレジメンタルストライプに使われているボルドーが暖色つながりで足元のブラウンと呼応し、コーディネートの一体感を高めています。

スーツスタイルを格上げする小物テク

ビジネスシーンでの過度な装飾は御法度。ただし、仕事終わりや休日のパーティではビジネススタイルとは異なる小物をプラスして、ドレスアップを図るべきです。比較的取り入れやすく、効果が見込める小物を紹介します。

テクニック1ポケットチーフを差す

ポケットチーフの差し方によってスーツスタイルのイメージは大きく変わります。ビジネスシーンで許されるのは基本的にTVフォールド(スクエア)のみ。そして、最もフォーマルなのが写真のスリーピークスです。カジュアルなパーティーでは華やかなパフドスタイルがおすすめ。シーンに合わせて使い分けるように心掛けつつ、自己流も研究して大いに活用しましょう。

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テクニック2タイバー(ネクタイピン)を日常的に活用する

装飾的な要素は省くべきビジネススタイルにおいても使用できる小物の1つがタイバーです。なぜなら、ネクタイを固定するという実用性も備えているから。普段から使用したり持ち歩いたりするようにすれば、急なパーティーにも対応できます。タイバーでリュクスなアクセントを加味しつつ、ポケットチーフをパフドスタイルでラフに差せば、カジュアルなパーティー用のコーディネートがすぐに完成します。

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テクニック3カフリンクスで手元を華やかに

ダブルカフスのシャツは原則としてパーティ向き。カフリンクスを活用することで個性やラグジュアリーな印象を上乗せすることができますので、ダブルカフスのシャツとカフリンクスのセットを準備しておいたほうがベターです。凝ったデザインや石をセットしたタイプなど、さまざまなタイプのカフリンクスが出回っていますが、あまりに華美だと軽薄に映るので要注意。シルバーのシンプルなタイプでも華やかさは十分なんです。

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