シュッと見えてGOOD! ステンカラーコートのブランド一覧

シュッと見えてGOOD! ステンカラーコートのブランド一覧

オンとオフ、双方を行き来できるアウターは限られる。だからこそステンカラーコートは大人にとって手放せない。そこで、今手にすべきブランドを今一度整理してみよう。

菊地 亮

2018.09.14

アウター
コート
ステンカラーコート

今買うべきステンカラーコートの条件とは何だろう

ステンカラーコートは、別名「スタンドフォールカラー」や「バルマカーンコート」と呼ばれ、1800年代中期に登場したラグラン袖の七分丈コートがその源流とされる。ただ、一般的にはアイビーリーガーたちの必需品という認識で当時手にした人は多いのではないだろうか。クリーンで優雅な表情はあか抜けた彼らの着こなしとも相まって魅力的に見えたはず。その名残は現在もなお見受けられるが、時代性を考慮するなら現代ならではの選び方があることをまずは知っておく必要があるだろう。そこでポイントを3つに絞り、使いまわしの利く1着を選ぶための方法を伝授。たんすの肥やしにならない、本当に使えるステンカラーコートを見つけよう。

ポイント1オンオフ兼用ならセットインスリーブがベター

ステンカラーコートに限った話ではないが、アウターの主な袖付けの種類は大きく分けて2つ。襟ぐりから袖付けの縫い目が始まっており、動きやすさやショルダーへのフィット感などを考慮した「ラグランスリーブ」と、肩の稜線から袖付けが行なわれている「セットインスリーブ」だ。

ただ、前者はいかんせんなで肩に見えてしまい、スマートさに欠けてしまうケースも考えられる。平日スーツにも合わせたいならセットインスリーブのアイテムを選ぶのが得策だろう。それにより、表情も俄然シュッとする。ラグランスリーブのアイテムを選ぶ際はシルエットや素材感などに留意し、カジュアル感を抑えたモノをセレクトしよう。

ポイント2大人は膝上5cm〜10pのリラックスシルエットを選ぶ

ステンカラーコートも、ジーンズなどと同様メンズファッションでは欠かせない普遍的アイテム。とはいえ、時流に即した選び方は当然ある。もっともわかりやすい指針がシルエット。ジーンズも、レギュラーストレートから極細スキニー、そして適度なゆとりを備えたスリムフィットと、時代の変遷によって主流となるシルエットに変化が見られる。

コートも同様で、ひと昔前まではヒップが出るくらいのショート丈のタイトシルエットが人気だった。しかし現在では子供っぽく見られかねないため、肩幅・身幅にもややゆとりを感じさせる膝上5cm〜10p程のミドル丈を選ぶのがベターだろう。

ポイント3脱マンネリを狙うならシックなチェック柄

ステンカラーコートは、さまざまなコートのなかでもミニマルで使いまわしが利く非常に優秀なアイテムだ。だがその分、インナーにポイントを作らなければ、コーディネート全体がのっぺりとあか抜けない雰囲気に陥ってしまう危険もはらんでいる。

手っ取り早く洗練されたコーディネートを作りたいならば、シックな印象のチェックをおさえておこう。旬のトラッドムードを漂わせるグレンチェックやハウンドトゥースは昨今各ブランドが特に力を入れているテキスタイル。着回しが心配なら、落ち着いたトーンのモノを選んでおけば問題ないだろう。

定番から新作まで、頼れる人気ブランド10選

あらゆるブランドの秋冬コレクションで顔を出すステンカラーコートだけに、自分にとって最良の1着を選ぶのはなかなかに至難の技。ここでは王道ブランドから、ワードローブに変化をもたらす注目ブランドまでバリエーション豊かに紹介していこう。

ブランド1『マッキントッシュ』

『マッキントッシュ』の歴史は、1830年、チャールズ・マッキントッシュ氏が防水性に優れたコットン生地を開発したことから始まる。コットンに天然ゴムを取り入れた水に強いマッキントッシュクロスは瞬く間に評判を呼び、ゴム引きコートは同社の代名詞となった。その遺伝子は、今もなお脈々と受け継がれステンカラーコートにも採用されている。写真のモデルは汚れや水に強いメルトン素材で仕立てた1着。比翼仕立てのフロントデザインやネイビーで大人っぽい仕上がりに。

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ブランド2『ヘルノ』

1948年、『ヘルノ』はイタリアの高級スポーツウェアブランドとして創設された。現在はその当時のノウハウと経験を生かし、さまざまな素材を駆使したメンズアウターブランドへと舵を切っている。わずか200gという超軽量ダウンジャケットはその代表だろう。こちらは、機能的かつスポーティなラインとして知られるヘルノラミナーの一品。生地に優れた防水透湿性を持つゴアテックスを使い、ライナーには軽量ダウンを搭載。防水性と保温性を高次元で結実させた優秀なアイテムだ。

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ブランド3『アー・ペー・セー』

チュニジア生まれのジャン・トゥイトゥ氏によって、1987年に設立されたフランスのメンズブランド。ブランド名は『Atelier de Production et de Creation(生産と創造の工房)』の頭文字に由来し、フレンチベーシックを基盤としたシンプルでありながら着る人の個性を引き出すコレクションはリピーターを多く獲得している。定番アイテムのひとつであるマックコートも、基本のパターンを引き継ぎながらマイナーチェンジを繰り返すほどの人気を誇る。今作は弱撥水加工を施した抗ピリング素材を使用しており、最小限のケアで長く着用できる1着に。フロントは比翼仕立てで、見た目もすっきりと美しい。

ブランド4『ダントン』

冬のコートのなかでも、いわゆる定番と呼ばれるモノがいくつかあるが、『ダントン』の通称”ウールモッサ”もそんなアウターの1つ。名前の由来となったモッサー生地は、通常のメルトンよりも柔らかく空気をはらんだウォーミぃなルックスの素材。もちろん断熱率は高いので、真冬でも暖かく過ごすことができる。ファクトリーブランドならではの、コスパの高さにも注目したい。

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ブランド5『グレンフェル』

『グレンフェル』は、酪農を営んでいたトーマス・ヘイソンウェイト氏とその息子、ウォルター氏が綿布工場を設立したことに端を発する。その後、ウォルター氏は英国医師、グレンフェル卿と出会い、北極圏に耐えうる防寒着を探す大変さを聞く。そして、自ら開発することを決意。試行錯誤を重ね完成した生地をグレンフェル卿が絶賛し、自らの名を冠することを進言する。これが、良質なエジプト綿を高密度に織り上げることで防水・防風性を高めた「グレンフェルクロス」だ。そのブランドを象徴する生地は、こちらでもしっかりと採用されている。

ブランド6『アクアスキュータム』

始まりは、ジョン・エマリー氏がロンドンのリージェントストリートに高級紳士服店「エマー&カンパニー」をオープンさせた1851年。ただ、同社の名を広めたのは1953年に開発した防水加工入りウール生地だった。それで仕立てたレインコートが大ヒットを記録。店の名前も『アクアスキュータム』と改名し、1897年には英国王室御用達ブランドとなる。質実な作りは今なお健在で、ソフトな素材感で着心地のいいこちらは裏地のチェック柄が小気味いいアクセントに。

ブランド7『バブアー』

1849年、ジョン・バブアー氏によってイングランド北東部のサウスシールズで創業を開始。同ブランドの名声を瞬く間に広めたのは、北海の不順な天候の元で働く水夫や漁師たちに提供したオイルドクロスだった。以降、名作ビデイルをはじめとする数多くの名作を発表していくが、そのなかの1つがこのボーダー。ロング丈のオイルドジャケットで、こちらは日本人の体型を意識し、スマートなサイジングに仕上げられたボーダーSL。言わずもがな、防寒、防水性能はハイレベルだ。

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ブランド8『ラベンハム』

キルティングジャケットにおいて『ラベンハム』が高い評価を得ている理由は、モノづくりへの確かなこだわりにある。製品は生地から自社工場で生産されており、伸縮性のあるナイロン上糸とほつれを防ぐため毛羽立たせたポリエステル下糸を使用。約10年の使用に耐えられるよう何度も検品を繰り返しながら完成したウェアは、どれも耐久性に優れた高品質なモノばかり。素材の改良にも余念が無く、こちらのコートに使用されているラブンスターは従来よりも強度を上げて撥水加工を施した生地。マットな風合いで、品の良さをアピールできる。

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ブランド9『キャプテンサンシャイン』

2002年に『ウェイストトゥワイス』を立ち上げ辣腕をふるっていた児島晋輔氏の手により、2013年に誕生したブランド。欧米のユニフォームやフィールドウェアをデザインソースとしつつも、日本の堅実なモノづくりに根差した高品質なプロダクトに、まだわい開ブランドながら各セレクトショップも熱を上げている。今作は、アルパカ混の上質なツイード素材を使用したスポーツコート。一枚袖による美しい袖付けは、ラグランスリーブながらビズにも対応できるスマートさを有している。

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ブランド10『トラディショナルウェザーウェア』

上記でも紹介している『マッキントッシュ』のデイリーウェアラインとして誕生した『トラディショナルウェザーウェア』。実は『マッキントッシュ』の旧社名から名前を取っているという逸話もあるのだが、最大の特徴はその汎用性の高さとコストパフォーマンスにある。こちらは「セルビー」というモデル。むだのない洗練されたデザインに加え、独特のハリ感とすっきりとしたシルエットでモダンな装いを作ってくれる。

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お値段以上の高見えコートはセレクトショップにあり

名門の1着は上質かつおしゃれであることは重々心得ているものの、先立つものにも限度がある。しかし、トレンドをしっかり抑えつつお財布にもやさしい、そんな奇跡的なアイテムを探しているなら、セレクトショップのオリジナルを狙うしかない!

ブランド11『ナノ・ユニバース』

『ナノ・ユニバース』からは、着こなしに自然に馴染む綿素材のステンカラーコートが登場。程良くふくらんだボックスシルエット&ミドル丈が幅広い着こなしをアシストする。ベーシックなカラーもいいが、周りに差をつけるなら断然ブラウンがおすすめだ。

ブランド12『ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ』

コットンとナイロンを混紡した生地が、ハリ感のある美しいシルエットを実現。カジュアルはもちろん、きれいめコーデにも合わせたい1枚だ。コーチジャケットをデザインベースとしており、フロントのスナップボタンが程良いスポーティさを漂わせる。

ブランド13『アーバンリサーチ』

『アーバンリサーチ』のステンカラーコートは、光沢のあるコットンツイルがプライス以上の上質感を醸している。オン・オフ問わず着用できるベーシックなデザインだが、フロントはあえて比翼にせずに程良くカジュアルな印象に。総裏地付きで作りも良く、袖通りもスムーズ。

ブランド14『フレディアンドグロスター』

ハリ感のあるタイプライタークロスに洗いをかけ、まるでシャツのようなソフトな風合いに。シャツジャケット感覚で着用できる軽やかな着心地ながら、ジャケットの上からでも着用できる余裕のあるサイズ設計が魅力の1枚。中に厚手にニットを着込めば、3シーズンで着倒せる。

ブランド15『ジャーナル スタンダード』

『ジャーナル スタンダード』が贈る、機能素材ストレッチテクノシリーズのステンカラーコート。シワに強く伸縮性を兼ね備えているので、お手入れも着心地も楽ちんというスグレモノだ。ポリエステル100%とは思えない、コットンのような暖かみのある肌触りもポイント。

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