TPOをわきまえてこその大人の機械式時計

TPOをわきまえてこその大人の機械式時計

時計はアクセサリーとしての側面もありますが、働く男にとってはスーツにも合わせるアイテム。派手すぎず、地味すぎず、しっかり自己主張のある時計こそベターです。

黒野 一刻

2015.04.21

腕時計
機械式

人に好感を与えたいと考えれば……

社会人が人に好感を与えたいという場合の大半は、仕事上の人間関係といっても過言ではありません。特に初対面の人には、好印象を与えたいものですよね。身だしなみは大切ですが、選ぶアイテムは周りから“浮かない”ものが求められます。かと言って、控えめだけでは“没個性的”な印象。バランスを考えて選びたいものです。

基本は控えめ……でも筋が通り、うるさくない

仕事の場での印象を作るのですから、腕時計も控えめなデザインを…というのが基本です。しかし、優雅すぎては正装向けのドレスウォッチになってしまいますし、ゴールドケースは目にうるさく映ることもあります。シンプルで筋が通っており、スポーツマン的爽やかさを…『タグ・ホイヤー』カレラは好印象モデルのお手本です。

控えめからプラスαを考える

そこにプラスαを考えます。『フレデリック・コンスタント』はクラシックな角型でメカが見え、『セイコー』は文字盤のツヤが芸術的、『ロンジン』はゴールドがワンポイント的に生え、もう1つの『タグ・ホイヤー』はスリムと思ったらダイバーズ……。こんな風にほど良くバランスを取ることが、好印象時計の選択のツボです。

好印象を生む時計のお手本『タグ・ホイヤー』カレラ キャリバー5

カレラは元々は『タグ・ホイヤー』の永世定番と言えるクロノグラフですが、その象徴的な視認性の高さを生かしながら機能をそぎ落とすと、ここまでスポーティ&エレガントな外観になります。特に、このシルバー文字盤だと、一切の嫌味がなく、爽やかそのもの。スーツ姿に溶け込み、人と場所を選ばずに、好感度を発揮します。

クラシック感とメカのさり気ない融合『フレデリック コンスタント』カレ ハートビート&デイト オートマチック

縦長の長方形(レクタンギュラー)のケースは1930〜'40年代に多く見られる、クラシカルなスタイルです。スマートでローマ数字をインデックスに配し、一段と古典的に見せながら、文字盤12時位置に窓を開け、時計のメカニズムの動作を鑑賞できます。メカニズムへのこだわりが、さり気なく伝わります。

塗装では出せない美しいツヤ『セイコー』プレザージュ プレステージライン メカニカル ほうろうダイヤル

機能的にも反復運針する針で、日付と曜日を表示するなどレベルが高い上、文字盤が非常にキレイです。普通の文字盤は真鍮製でメッキや塗装を施しますが、この時計の文字盤は、乳白色の“ほうろう”が素材です。1枚1枚、職人の手仕事で作られ、しかも劣化しません。独特のツヤが生むヴィンテージ感が、美を意識させます。

レトロ&シックにわずかなゴールドの差し色を『ロンジン』コンクェスト ヘリテージ

歴史のある『ロンジン』でもコンクェストは長く続いているモデル名で、現行モデルは1970年代を思い出させるレトロ&シックなデザインです。ただ、クローム調のカラーのみでは寂しいところ。針とインデックスをゴールドとすることで、華やかさと温かみが加わります。この色使いが、持ち主の繊細な感覚をアピールします。

これがダイバーズ?というほどのスマートさ『タグホイヤー』アクアレーサー キャリバー5

このアクアレーサーは2014年に登場したばかりの新仕様。これまでは未来的なイメージのダイバーズでしたが、外装の作り込みを向上させ、控えめデザインに。この結果、落ち着いた雰囲気で、全体にメタルの質感を大事にし、スーツ姿に似合うスマートさとなりました。12角形ベゼルが、ほど良いアクセントになっています。

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