オリエントのおすすめ20選。日本発マニュファクチュールをその手に

オリエントのおすすめ20選。日本発マニュファクチュールをその手に

品質の高さと、それを良い意味で裏切る価格設定が魅力の国産時計ブランド『オリエント』。ブランドの魅力から代表モデルまでを網羅した、永久保存版としてお送りしよう。

菊地 亮

2018.07.02

オリエント(ORIENT)
腕時計

『オリエント』というブランドの出自

『オリエント』の前身である吉田時計店が誕生したのは1901年。外国時計の輸入販売からのスタートだった。それから1920年、東洋時計製作所を設立して置き時計の製作に着手。1934年には腕時計の生産も開始する。そして、大戦の荒波を乗り越え1951年には社名をオリエント時計株式会社へと変更。2017年9月には親会社であるセイコーエプソンに統合され、より国内での販路を強化するに至った。高精度の自社製ムーブメントの開発にこだわる数少ないメーカーの1つとして、今なお日本の技術力を世界へと発信している。

国産時計の穴場。『オリエント』の魅力

日本の技術者たちの情熱がもたらすジャパンクオリティはもちろん、同ブランドの長所の1つとして挙げられるのがデザイン性だ。100石時計のオリエント・グランプリ100、発表当時世界一の輝きを誇ったオリエント・ファイネスは業界に衝撃をもたらした。ほかにもカットガラスの反射リングが特徴のフラッシュ・オリエントや、惜しまれながら製造中止にはなった最高峰モデルであるロイヤルオリエントなど、時に独創的に、時に真摯に『オリエント』は我々を魅了してきた。

独自ムーブメントの製造にも一家言ある『オリエント』。そろそろ本格的な機械式を……、と考えるFreeamericanidol世代におすすめしたいのが、1950年創業と同時にブランドの輝ける星として生まれた「オリエントスター」だ。誕生以来ロングセラーを続けており、総生産量は1億本以上に達するブランドの主力である。価格帯も5万円台〜と自社ムーブメントを搭載してる腕時計のなかではトップクラスのコストパフォーマンス。ケースの質や仕上げにおいても同価格帯のインポートウォッチを圧倒するクオリティを誇っているなど、ジャパンメイドの腕時計を身に着ける喜びを存分に感じさせてくれるはずだ。

『オリエント』でおすすめしたい20のモデル

唯一無二の優れた腕時計を作るという強い信念、何ものにも縛られない柔軟な発想のもと、数多くの名作を生み出してきた『オリエント』。常に満足感と驚きを提供してきた多彩なアイテムのなかから、マストバイな20本を選んでみた。

アイテム1ロイヤルオリエント

『オリエント』の最高峰モデルと言われていたのがこの「ロイヤルオリエント」。すでにメーカーでは製造中止となっているが、一部のショップではまだその姿を拝むことができる。

1959年の誕生以来、常に目の肥えた大人たちを魅了し続けてきたそのワケは、秋田にある時計工房にて培われた熟練職人たちの類まれな技術力にある。22石の高級自動巻きムーブメントはその証だ。腕時計と会話するための装置、として同ブランドが位置づける12時位置のパワーリザーブインジケーターも、さりげないデザインアクセントとして鎮座する。

アイテム2オリエントスター GMT

ここから先は「オリエントスター」をメインにご紹介。こちらはコンテンポラリーシリーズに追加された、GMTモデル。文字盤に型打ちのストライプを走らせており、スポーティで容姿端麗なルックスが特徴的だ。ボディの表面に多層膜のコーティングを、ガラスに防汚膜を施すことで傷や汚れにも優れた耐性を備えているなど実用性も十分。42mm径の存在感は、ビジネスシーンにもふさわしい。

アイテム3オリエントスター モダンスケルトン

41o径のエッジの効いたケースや、大胆に抜かれた文字盤がシャープかつ知的な印象を与えるモダンスケルトン。その奥に見えるムーブメントは高精度の日本産で、デザイン製を高める一助にもなっている。12時位置に存在感のあるローマンインデックス、バンドには型押しのカーフを採用し高級感も兼備。

アイテム4オリエントスター レトログラード

フランス語で“逆行”を意味するモデル名よろしく、秒針が扇型を描きながら端の目盛りに到達した瞬間フライバックするレトログラード機構を搭載。ブルーベースで洗練された表情のフェイスに対し、ボリュームのあるレトロ顔のリューズを採用するなど小気味良いディテールワークも物欲をくすぐる。

アイテム5オリエントスター セミスケルトン

9時位置の窓からのぞくのは、40時間以上駆動する自動巻き自社ムーブメント。その上部には駆動可能時間を表すパワーリザーブメーターを配しており、大切な場面で急に腕時計が止まってしまう……、なんてトラブルを視覚的に排除してくれている。細かいディテールだが、彫刻刀で削り取ったような斜面が特徴的なラグの採用も高級感をあおる。

アイテム6オリエントスター レトロフューチャー カメラモデル

1950年のインダストリアルデザインと『オリエント』の機械式腕時計を融合させた、レトロフューチャーシリーズ。そのなかでも1、2を争う人気モデルであるこちらは、1950年代のドイツのクラシックカメラがデザインの原点だ。ドイツカメラの武骨な佇まいの奥に光る繊細な機能美を意識し、9時位置の窓と6時位置のインダイアルによりカメラらしいファインダーの重なりを表現している。

アイテム7ダイバー300M

日本の高品質な腕時計を、海外向けにリーズナブルな価格で提供することを目的としたワールドステージコレクションより。こちらは、プロダイバーたちのニーズにスペックで応えるかたちで生み出された『オリエント』のダイバーズウォッチだ。外部からの衝撃にめっぽう強いムーブメントや、ボリュームのある武骨なベゼル、エアバルブ無しの耐ヘリウムガス機密型ケースなど本格的な機能が満載なのも、たまらないポイント。

アイテム8エムフォース

厳しい基準で知られるJIS規格を満たしたこのダイバーズウォッチは、スキューバ潜水用としても機使用可能な200m防水の本格派。タフな機能性を有しながらも、オレンジとブルーのコントラストを聞かせたスタイリッシュなデザインに仕上げたことでビズシーンでも活躍してくれる1本に。

アイテム9オリエントスター レトロフューチャー ロードバイクモデル

イタリアのヴィンテージロードバイクに見られるディテールを、腕時計の各所に採用。バイクの排気筒のような直線的なラグや、腕時計の心臓ともいえるテンプ部分をホイールに見立てた意匠には、レトロフューチャーシリーズのデザインの粋が見て取れる。お馴染みのパワーリザーブインジケーターも、どこかダッシュボードのような表情に。

アイテム10オリエントスター レトロフューチャー ギターモデル

こちらもレトロフューチャーコレクションの1つで、エレキギターがデザインモチーフ。50年代のギターのボディによく使われていた本物のウッドを文字盤に採用しており、真っ白なピックガードとサンバーストカラーのメリハリがなんともユニークだ。ワールドタイム機能用の都市名表記も、繊細な作り込みのなかに良くなじんでいる。

アイテム11オリエントスター ワールドタイム

ワールドタイムの名のとおり、世界中の時を即時視認できる国産では唯一の機械式ワールドムーブメントを内蔵。時針と世界の主要24都市をあしらった回転リングによって即座に時間を確認することが可能だ。海外を飛び回るビジネスマンには、うってつけのアイテムだろう。

アイテム12スタイリッシュアンドスマート セミスケルトン

現代的でシャープなデザインを得意とする、「スタイリッシュアンドスマート」シリーズからの1本。ミニマルさを意識したケースは、36o径と男女ともに使用可能なユニセックス仕様。イエローゴールドを基調としたトラディショナルな配色やラウンドした風貌により、まさに『オリエント』の得意とするモダンクラシックを体現している。バンド裏に差し色が入っているのも良い遊び心に。

アイテム13ワールドステージコレクション メカニカル

「ワールドステージコレクション」は全世界で展開するグローバルライン。こちらはそのスタンダードとして、国内のみならず世界中にファンを持つ基本モデルだ。『オリエント』らしいオープンハートのみが主張をする、さりげないデザインが人気の秘訣。

アイテム14ワールドステージコレクション キングマスター 復刻シリーズ

半世紀以上に及ぶオリエントの歴史のなかでは、数多くの名作たちが誕生しては消えていった。1965年に発表されてから根強い人気を誇る「キングマスター」シリーズもその1つで、ミニマルなデザインが多い『オリエント』のなかではとくに目立つインパクトのあるダイアルを特徴としている。こちらはそんな「キングマスター」より復刻された、ワールドタイム機能を備えたモデル。大ぶりな44mm径に鎮座するインナーベゼルのあしらいが、腕元で知的な男性像を呼び起こす。

アイテム15ワールドステージコレクション キングマスター

上記モデルのアザーバージョン。“キング”の称号に恥じない威風堂々たる佇まいと、ブラック基調のラグジュアリーな配色で我々を魅了する。3列の無垢メタルバンドでスーツにも似合う洗練された空気を醸しつつ、球面ガラスの採用によりほのかなレトロさも漂わせるハイブリッドな1本に仕上がっている。なお、6時位置の3つの星は『オリエント』による「品質」「デザイン」「価格」への自信の表れだとか。

アイテム16スタイリッシュアンドスマート ディスクレインボー

その時々の潮流を汲み取ったコンテンポラリーデザインもまた、『オリエント』の魅力。こちらは、文字盤下にモデルによってデザインの異なるレインボーカラーのディスクを配置。時針はディスクごと回転するユニークな作りとなっており、時を追うごとにさまざまな表情を見せてくれる。

アイテム17スタイリッシュアンドスマート スタンダード

スタンダードシリーズに加わったスマートソーラークロノグラフ。『オリエント』には珍しく、ソーラー駆動のクォーツムーブメントを搭載したモデルとなっている。秒針に加え、スモールセコンドへ配したさまざまな針をカラフルに仕上げたことで視認性とデザイン性も向上。インデックスと目盛り部分を2層に分けたことで、ミニマルななかにも立体感を演出している。

アイテム18スタイリッシュアンドスマート マルチイヤーカレンダー

本作のオリジンでもある、1965年発表の万年カレンダー付き腕時計。『オリエント』ファンからすると、このユニークなデザインは懐かしくも今また新鮮に感じられるかもしれない。その50周年を記念して、「スタイリッシュアンドスマート」シリーズより同モデルが復刻。列で色分けしたデザインや、回転リングを知りたい年と月に合わせることで連動しながら曜日が回る独特なカレンダー機構がポイント。

アイテム19オリエント ソーラー電波時計

こちらは、『オリエント』のクォーツ時計にソーラー電波機能を搭載した機能的な3針モデル。38.5oのケース径は、さりげなく主張しながらも手元に程良く収まる絶妙なサイジングとなっている。半永久的に駆動するエコの要素を盛り込んだ、現代的な1本だ。

アイテム20ネオ70’S ビッグケース

『オリエント』のDNAともいえる、1970年代の機械式腕時計のデザイン。そのテイストを巧妙に落とし込んだ力強いケースフォルムながらも、黒を基調としたスタイリッシュなカラーパレットにアレンジしたことでいたって現代的なルックスに。クォーツムーブメントを搭載しているので、ケアも容易なのがうれしい。

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