ニット・セーターの選び方|洗濯方法からコーデ術まで

ニット・セーターの選び方|洗濯方法からコーデ術まで

秋冬のマストアイテム、セーターがすべてわかるこの企画。セーターの種類や素材から、シーズンオフの管理の仕方まで。セーターについてもっと詳しくなっちゃいましょう。

CANADA

2016.09.12

トップス
ニット・セーター
秋の着こなし・コーデ

セーターとは

セーターとは、編み物で作られた洋服の上着の一種のこと。頭からかぶるプルオーバータイプと前開きのカーディガンタイプがありますが、日本では一般的にプルオーバータイプのものをセーターと呼びます。素材はウールなどの天然素材の毛糸から化繊糸まで、さまざまな素材が使用されています。

セーターとニットの違いとは?

ニットと聞くとセーターを思い浮かべる人も多いと思いますが、ニットとは1本の糸でループを作りながら編まれた生地のことで、つまり衣類の素材なのです。このニット素材を使って作られるのがセーターなので、セーターは衣類における形状の種類のひとつ、ということになります。

素材やディテールで異なる、セーターの種類

ひと口にセーターといってもその素材やディテールはさまざま。これを正しく知っておかないと、自分に合ってないセーターを選んで着ていた、なんてこともあるかも。セーターの知識を正しく得たうえで、今年のセーターを選んでみてください。

▼セーターの素材

セーターの素材=ウールと思っていませんか? いえいえ、セーターはウール素材だけではありません! 春には春の、秋には秋に合うセーターの素材がそれぞれあるんです。素材の特性を知って、季節にあったセーターを選ぶことが大人のおしゃれです!

コットン

コットンとは綿のことで、数ある繊維の中でも特に肌触りの良さに優れていて、柔らかく弾力性が高いのが特徴。先が丸みを帯びているコットンならニット特有の肌へのちくちくもなく、水にぬれると繊維が丈夫になっていくので洗濯にも適しています。

アクリル

人工的に柔らかさや暖かさをもたせた合成繊維。ウールに近づけるため改良された繊維でニット素材としてとてもよく使われています。見た目はウールと似ているのにウールより安いというメリットがありますが、ウールと違って吸水性や吸湿性はありません。

ウール

ウールとは羊毛のことで、天然素材なので肌にやさしいのが特徴です。さらに、羊が環境に適応するため進化した羊毛はとても高性能。吸水性や吸湿性に優れていて、抗菌、消臭効果もアリ。水をはじく性質があるので汚れにくいのもうれしいポイント。

モヘア

アンゴラ山羊から採れる毛で、獣毛の一種。一番の魅力は、毛素材の中で一番美しいともいわれる光沢です。アンゴラ山羊の成長段階によって糸の特徴(品質)が変わってくるのが特徴で、子供の毛は細く柔らかく、大人になるにつれて太く硬い毛になります。

アンゴラ

モヘアがアンゴラ山羊の毛なら、こちらアンゴラはアンゴラウサギの毛のこと。繊維が細く保温性に優れているアンゴラは、冬に厚着して汗をかいても発散してくれます。しかし、とても軽い繊維で滑りやすいため、毛が抜けやすいという一面もあります。

カシミヤ

カシミヤ山羊から採れる獣毛のことで、その名前はインド北部の高原地帯カシミール(kashmir)地方の古い綴りに由来します。柔らかい肌触りと上品な光沢感や弾力性に優れ、型崩れしにくいなどの特徴があり、高価なセーターによく使われています。

▼セーターの編み目

セーターの素材がさまざまあるように、セーターの編み方も1つではありません。編まれ方によって、がっしり見えたり華奢に見えたりするので知っておく必要があるでしょう。編み方に詳しくなれば、自分に合うセーターがおのずとわかるはずです!

ハイゲージ

毛糸が細く目が詰まっていて編み目が多いニットのことで、薄手に仕上がるのが特徴です。薄い仕上がりで着心地が軽いですが、目が詰まっているので保温性は十分。カジュアルな着こなしよりも、大人っぽいきれいめな着こなしに合います。

ローゲージ

ざっくりと太い毛糸で編まれたボリュームのあるニットのことで、ハイゲージとは真逆です。ゲージとは編み目のことを指し、ローゲージは編み目が少ないという意味があります。手編み感があるので、ほっこりとやさしい印象を人に与えられます。

▼セーターのネックライン

セーターの違いはネックラインにも表れます。これはTシャツでも同じことなので、ご存じの方も多いかも? 定番のVネックから、人気上昇中のモックネックまで、セーターのネックラインについて詳しく知っておきましょう。

Vネック

V字にカットされた首元のこと。元々女性用に作られたネックという説もあるように、露出が目立つのでセクシーな印象を与えることができ、カジュアルよりはきれいめなスタイルに合います。

モックネック

セーターの中で今一番人気があるのが、このモックネック。モック(mock)とは、「まがいもの」というような意味があり、タートルネックのようだけど、タートルネックほど長くない中途半端な高さのネックのことをこう呼びます。

タートルネック

首全体を包む襟型のことで、亀(=タートル)が甲羅から首を出している様子からタートルネックと呼ばれるようになりました。顔が大きく見えやすいので、ほかのアイテムとの組み合わせや色合わせには注意が必要です。

ボートネック

船(ボート)底のようにやや横に広く浅いネックラインのことで、緩やかな曲線が首元をきれいに見せてくれます。露出は少ないので品があり、ほかの服とコーディネートしやすい。画家のピカソがボートネックのカットソーを愛用していたことでも有名。

クルーネック

クルーネックとは、船員等が着ているセーターから名称がついた、首の周りにぴったりと沿った丸い首の形のこと。全体をまとめやすいネックラインなので、セーター選びはまずクルーネックセーターから考え始めるといいでしょう。

ニットをおしゃれに着こなす5つのテクニック

定番アイテムのセーターだけど、定番だからこそ着こなしでちょっとした差をつけたいところ。そのまま着ただけでは、大人のおしゃれとしてはあまりにも芸がない。そこで、セーターをおしゃれに着こなす5つのテクニックを考えました。

ヒント1モックネックを選ぶ!

今もっとも旬のネック、モックネックのセーターを選べば細かい着こなしテクは必要なし!モックネック自体が流行っているので、着るだけでおしゃれに見えてしまいます。全体的には、シンプルにクリーンなイメージでまとめると◎。

ヒント2チェックシャツを重ねる!

着回しがきくように無地のセーターを選ぶ人が多いと思いますが、ほかの人とコーデがかぶりがち。そんなときは、セーターの中にチェックシャツを重ねて個性をアピール! セーターの首、手首、裾、バランスを見ながらチェックシャツをのぞかせてみてください。

ヒント3ショーツではずす!

季節の狭間である今、秋らしいコーデはしたいけど、まだまだ気温が高い……。そんなときは、セーターで秋を先取りしつつ、ショーツで温度調整をすれば大丈夫。セーターのボリュームがショーツでいい感じに抜けてくれるので、コーデバランスもいいのです。

ヒント4ワントーンで揃える!

ベージュのセーターなどは、一歩間違えると着こなしが野暮ったくなりがち。そんなときは、セーター以外のアイテムを同じカラートーンで揃えて統一感を出して。旬のワントーンコーデなら、ぐっと洗練された印象に仕上がります。

ヒント5タイドアップする!

温かみのあるセーターは、ほっこりしたイメージになりがち。シュッとしたシャープさを出したいなら、ニット×シャツ×タイで決まり。ビジネス仕様にならないようにするため、カジュアルなアウターを羽織ったり、ラフなパンツを合わせて。

セーターで着膨れして見えないポイントは?

重ね着をする季節、とくにセーターの重ね着は着膨れするのが悩みという方、いませんか? 確かにシャツやカットソーなどとくらべると素材に厚みがあるので着膨れしがちですが、セーターの選び方や着こなし次第で着膨れは避けられます!

ポイント1Vネックを選ぶ!

ボトルネックやタートルネックなど、首が詰まったセーターは顔が大きく見えるので、どうしても太った印象になりがち。しかし、Vネックなら首元がすっきりするので小顔効果が期待でき、着膨れを回避できます。

Vネックセーターで顔回りスッキリ! セーターとデニムパンツをネイビーのワントーンで仕上げているのもポイントが高いです。ベルトとシューズは茶色で統一して、カジュアルなデニムコーデに品をプラスしています。

ポイント2黒のニットを選ぶ!

膨張して見える原因は色にもあります。白やベージュなど、淡い色合いのセーターはほっこりして見えて旬ですが、どうしてもふくらんで見えがち。黒のセーターなら膨張するどころか引き締まって見えます。ネイビー、ダークグレーなどもOK。

着やせして見えるダークネイビーのセーターは、定番のクルーネック。それをそのまま着たのでは面白みに欠けるので、ロング丈のインナーを重ねてセーターの裾から出して旬の着こなしに。ロングネックレスも首元にV字を作ってくれるので、クルーネックセーターのときは使えます。

ポイント3ロング丈アウターを羽織る!

羽織るだけでスマートなシルエットを作ってくれるロング丈アウターは、セーターの着膨れの救世主! いくら膨張して見えても、ロング丈のアウターを羽織ればセーターは中央部分しか見えないので、むしろスリムに見えるかも。

ベージュ、タートルネック、ローゲージと着膨れ注意の3要素が入ったニットですが、ロング丈コートを羽織ればこのとおり問題なし。コートとパンツも黒を選んで全体を引き締めているので、シュッとしたニットスタイルに仕上がっています。

セーターのお手入れってどうやるの?

Tシャツやスウェットのようにガシガシ扱えないのがセーターの悩みどころ。でも大丈夫。これさえチェックしておけば、セーターのお手入れ方法が丸わかりです!

▼毛玉ができたらどうすればいい?

セーターに毛玉ができてしまったからといって、引っ張ったりむしり取ったりしてはいけません。むしり取った場所が毛羽立って、再び毛玉ができやすくなるからです。

面倒でも、専用の毛玉取り器やハサミでていねいにカットしましょう。こうすることで大切なセーターを、より長く愛用することができます。

▼水洗いできるの?

セーターに付いている洗濯表示を確認しましょう。「手洗い」または「洗濯機」表示のあるセーターに関しては洗えます。

「水洗い不可」の表示があるセーターでもまれに専用洗剤で洗えることがありますが、クリーニング店に相談することをおすすめします。

▼汚れがついた場合はどうすればいい?

すみやかに洗濯orクリーニングに出すことが望ましいですが、外出先などで緊急の場合もありますよね。

そういったときは、洗面所などでハンドソープを少量の水で薄めて汚れに塗布。軽くぬらしたティッシュなどを上下から当てて、汚れを挟むようにして押し出しましょう。

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