ワードローブの必需品。オックスフォードシャツの着こなし方と注目ブランド

ワードローブの必需品。オックスフォードシャツの着こなし方と注目ブランド

オーセンティックなアイテムこそ奥が深いのがメンズファッション。男の定番服であるオックスフォードシャツも、その特徴と選び方を知っておけばより品良く着こなせます。

平 格彦

2018.04.03

トップス
シャツ
オックスフォードシャツ
春の着こなし・コーデ

知っているつもりの、オックスフォードシャツのこと

オックスフォードシャツとは、オックスフォードクロスで作ったシャツのこと。そして、オックスフォードクロスは生地の名前です。最近はオックス生地などと略して呼ばれることもあります。19世紀にスコットランドの紡績会社が、オックスフォード、ハーバード、ケンブリッジ、エールという名門大学の名前をつけてシャツ地を売り出したのが起源。その中のオックスフォード生地だけが現在も主流として残っています。

具体的に説明すると、2本かそれ以上の糸を引き揃え、タテヨコ同数の糸を打ち込んだ平織り(斜子織り)の生地です。厚手で丈夫なのでシワになりにくく、織り目に少し隙間を設けているため通気性も高めで比較的ソフトな触感になっています。織り目(織目、綾目)が目立ち、立体的な表情が特徴です。

比較的カジュアルな印象で、同じくややカジュアルなボタンダウンカラー(ポロカラー)のシャツに使用されるのが定番。オックスフォード生地のボタンダウンシャツはアメトラ(アメリカントラッドスタイル)を象徴するアイテムとして広まり、今でもそのイメージが強固です。つまり、上品なカジュアルスタイルの定番品として定着しているということ。正統派のアイテムだからこそ、モダンな要素を意識したアイテム選びや着こなしで個性を加味するのもおすすめですね。

オーソドックスだからこそ、適当に選ばずポイントを押さえて

オックスフォードシャツはオーセンティック。正統派だからこそ、きちんとポイントを押さえてアイテムを選ぶことで、持ち前の魅力とモダンな要素を同時に取り入れることができます。主なポイントを3つに絞って解説します。

ポイント1着丈は一石二鳥のジャスト、シルエットは大人っぽいスリムで

ジャケットの着用を前提としたタイプやビジネス向きのシャツは、動いてもパンツに入れたシャツの裾が出ないように着丈は長め。裾を出して着ると不格好です。また、ショート丈でモダンにアレンジされたタイプは若作りしている印象になりかねませんし、裾をタックインするアレンジも当然できません。お尻が半分くらい隠れる丈感を目安に、シャツの裾を出しても入れてもさまになるレングスを選びましょう。

ポイント2押さえるべきは汎用性が高い無地の白、ブルー、ペールカラー

オックスフォードシャツはホワイトが王道。さらに、サックスブルーも定番です。着回しやすいという意味ではネイビーもおすすめですが、今春らしいトレンドカラーはペールトーンです。春っぽさを強調できるのは淡いピンクやイエロー、大人っぽさも表現したいなら明るいグレーやベージュが狙い目でしょう。ただし、淡いカラーは汗染みが目立ちやすいので、汗かきだという人はホワイトとネイビーがおすすめです。

ポイント3こなれた印象を作り出すボタンダウン仕様を基本に

オックスフォードシャツはオックスフォード生地を使ったシャツのことですが、襟型はボタンダウンが主流です。また、生みの親である『ブルックスブラザーズ』が“ボタンダウンカラー”ことを“ポロカラー”と呼んでいるように、襟先をボタンで留める仕様はポロ競技のユニフォームが発想元。つまり、ボタンダウンカラーはもともと、スポーティでカジュアルな仕様なのです。今となってはあまりにも広まり過ぎてスポーティなムードは薄れていますが、こなれた抜け感を感じさせる意匠であることは確実。オックスフォード生地でボタンダウンカラーのシャツこそ、上品過ぎずラフ過ぎない着こなし作りに最適です。

おしゃれな大人に見る、オックスフォードシャツの着こなしサンプル

アイテム選びの次は、実際に着こなす際のポイントを実例とともに紹介します。さまざまなスタイルに対応し、大人なカジュアルスタイルには欠かせない定番のシャツだからこそ、自分らしい着こなしを確立して周囲と差をつけましょう!

着こなし1カジュアルなジャケットスタイルのインナーに適任!

堅過ぎずカジュアル過ぎないのがオックスフォードシャツの魅力。したがって、同じようなテイストのコーディネート作りに適しています。その筆頭がカジュアルなジャケットスタイル。カジュアルなセットアップスタイルも含め、オフ向きなテーラードジャケットのインナーとしてオックスフォードシャツは最適です。たとえば、ネイビーのジャケットにダークなインディゴジーンズを合わせ、インナーにサックスブルーのオックスフォードシャツを合わせれば、ブルー基調の爽やかで品のあるジャケットスタイルが完成します。

着こなし2スウェットを重ねつつ小技を駆使して、こなれたレイヤードに

襟先をボタンで固定しているため、インナーとして使っても襟がもたつかないのがボタンダウンカラーの特徴。ジャケットなどのアウターだけでなく、ニットやスウェットなどを重ねた際もその長所は発揮されます。さらに、その基本をあえて崩すことができるのも大きな魅力。襟先のボタンを外すことで無造作な印象を最大限に高めることも可能なのです。スウェットシャツとのレイヤードを構築すれば、ややカジュアルな大人の装いが完成。ここでは、ワイドパンツを合わせて旬度をさらに高めています。

着こなし3オックスフォードシャツなら1枚でもサマになる

サックスブルーのオックスフォードシャツを選びつつ、チノパンツとスニーカーをライトグレーで揃え、全体的に明るいトーンの春らしいスタイリングに。セレクトしたアイテムはすべてベーシックですが、シャツにシワもなくジャストなサイズ感に気を使っているのでモダンな印象に仕上がっています。さらに、袖をまくることでさりげなくこなれ感も演出。右手のバングル、ブレスレット、リングというアクセ使いで嫌みなく個性を加味しているのもおしゃれなイメージ作りに一役買ってくれます。

着こなし4シャツをクリーンなアウターとした使った好サンプル

丈感がジャストなオックスフォードシャツを選べば、ボタンを全開にしてアウター感覚で羽織っても大人っぽいバランスに仕上がります。ここでは、白いシャツを起点にして、ホワイト×ブラックのバイカラーでまとめているのがポイント。ドレスライクになる過ぎると野暮ったい印象になりますが、シャツのこなれた印象やジーンズのラフな表情によって的確な抜け感が生まれ、無造作であか抜けたカジュアルスタイルにまとまっています。こちらのコーデのように、サングラスを使って男っぽい個性をプラスしても良いでしょう。

オックスフォードシャツブランドを1万円以下でセレクト

着こなしのポイントが把握できた後は、今季のための1枚を。ベーシックなアイテムだからこそ、産地、着心地、ワンポイントにこだわるなど自分なりの基準を持って選ぶのも乙なものです。

高品位なシャツ地の生産で名高い兵庫県西脇市で織られたコットン100%の軽快なオックスフォードクロスを起用。縫製は長崎で行うジャパンメイドで品質を確保しつつ、袖から脇にかけて3本針のトリコロールステッチを入れるなど、ディテールにも凝っています。

コットン100%のオックスフォード生地を採用したスタンダードなボタンダウンシャツ。シンプルなデザインだからこそ、襟のバランスやシルエットに最新の注意を払って上品かつモダンに仕上げています。コバルトブルー、ホワイト、ライラック(明るいパープル)というカラバリはいずれも、春を演出するのにもってこいです。

耐久性に秀でているオックスフォード生地を選んだうえで、日本のシャツ工場で縫製。国内生産ならではの高い品質を実現しながら、コストパフォーマンスにもこだわった逸品シャツです。狙い目はスタイリッシュなグレーですが、ほかのカラーも豊富。ホワイト、ブルー、ブラック、ネイビーも選べます。

春らしさ満開のペールピンクが印象的な1枚です。しっかりとした質感のオックスフォード生地はストレッチ性も備えているので動きやすい着用感。ややスリムなシルエットと適度にスマートな小襟によってモダンな印象に仕上げています。左胸のロゴ刺しゅうが、ほんのりアメトラなムードも演出。

オックスフォードシャツもベージュだと新鮮。春らしいイメージ、大人なニュアンス、今季らしい新鮮味を兼ね備えています。定番シャツだからこそこだわったというシルエットも絶妙。細過ぎず太過ぎないバランスが大人向きです。日本でも有数のシャツ地の名産地である兵庫県西脇市のさらりとした生地を採用しつつ、高地県で仕立てたジャパンメイドの品質も申し分ありません。

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