オタクに見せない!ネルシャツで作るおしゃれコーデ術

オタクに見せない!ネルシャツで作るおしゃれコーデ術

ネルシャツはアメカジ好きにとってなじみ深い日常着。その魅力を振り返るとともにスタイリッシュに見せるためのテクニックやマネしたいコーデサンプルまで徹底紹介します。

山崎 サトシ

2016.08.20

トップス
シャツ
ネルシャツ
秋の着こなし・コーデ

ネルシャツとは

ネルシャツとは略語で、正式名称はフランネルシャツ。その名のとおり、16世紀にイギリスのウェールズ地方で始まった毛織物であるフランネルを使用したシャツのことです。表面に毛羽立ちを持たせたことによる味のある風合いが、このフランネル素材の大きな特徴。もともとはウールが主に使われていましたが、現在はコットンや化学繊維製のものも少なくありません。

ネルシャツといったら、やっぱりアメカジ

言うまでもなく、ネルシャツはアメカジファッションにおける不動のスタンダード! ここ日本ではFreeamericanidol世代のみなさんも若かりしころ、大いにお世話になったのでは? デニムやチノパンと肩を並べる存在といっても過言ではないでしょう。そして、年齢関係なく着用できる永世定番でもあります。

写真のような感じで、デニムとラフに合わせるだけでもアメカジテイスト満点に仕上げられるのがネルシャツのストロングポイント。しかも夏はトップス、冬はインナーとして活躍するなど、コストパフォーマンスにも富んでいます。つまりは、何枚あっても困らないということ!

こなれ感のあるユーズドっぽい風合いが魅力

ネルシャツは前述のとおり、ファブリックに毛羽立ち感を出しています。それゆえに、買った直後からヴィンテージのようなニュアンスを備え、こなれ感たっぷりに着こなすことができるんです。しかも、着れば着るほど“味”や“深み”が増すので、育てる楽しみもアリ!

コーディネートにおしゃれな雰囲気をもたらす、このあたたかみある起毛感こそネルシャツ最大の魅力です。しかも、フランネルはルームウェアの素材としても使われるだけあって、肌触りもコンフォートそのもの。見ばえも着用感も秀逸とくれば、持っておかない手はないでしょう!

ネルシャツの野暮ったくならない着こなしのポイント

世代を問わず着ることができる頼もしいネルシャツですが、オーセンティックなアイテムゆえに一歩間違えると野暮ったく見えてしまうという懸念も。そうならないために意識すべき3つのコーデポイントをここで伝授します。どれも小難しいことではないのでご安心を!

ポイント1ジャストなサイズ感で着こなすのがセオリー

ダボっとしたシルエットのネルシャツは着こなしを子供っぽく見せてしまいます。そうなってしまっては、若造のアメカジコーデとなんら変わりません。程良く細身に仕上げられた、スタイリッシュで大人っぽいモデルをチョイスするのが吉です。

ネルシャツにリブパンツを合わせただけのいたって簡潔なスタイル。それでいてあか抜けた雰囲気に映るのは、サイズバランスの賜物。ダボついたシルエットのネルシャツだとこうはおしゃれに見せられません。

ポイント2大柄すぎるチェックは避け、中柄〜小柄を選ぶ

極端なチェック柄が配されたインパクトの強いネルシャツは、一歩間違うと時代錯誤な感じに見えてしまう恐れがあるので注意が必要。大人っぽいアメカジスタイルに狙いを定めるのであれば、チェック柄は主張しすぎない中ぶりor小ぶりがベストです。

中ぶりのチェック柄を配したスマートなネルシャツを着こなしの主役にセレクトすれば、野暮ったさとは無縁。また、落ち着いたカラーリングの一着であれば大人感はさらに強まります。

ポイント3上品なアイテムと合わせるのも手段のひとつ

ニットトップスやハット、レザーシューズなど、きれいめアイテムとのマッチアップもおすすめのテクニック。本来はカジュアルなイメージが先行しがちなネルシャツコーデも、グッとシックな印象に仕上がりますよ。

チェックネルシャツにミリタリーコートをオンした武骨な装いがベース。そこにハットやタートルニット、レザーバッグといった品行方正なアイテムをプラスすることで、小ぎれいにまとめています。

カラー別にネルシャツの着こなしをご紹介!

ここからはおしゃれ巧者によるスタイルサンプルを、ネルシャツの定番カラー別で一挙見せ。同じネルシャツでもカラーリングによってがらりと印象が変わるのがおもしろいですね!

カラー1:定番のレッド系

まずはネルシャツといえばのレッド系から。スナップを見てもわかるとおり、さまざまなアイテムとマッチするので、選択に迷った場合にはこの色を選んでおけばまず間違いありません。

これ直球のアメカジスタイル。ダメージの入った薄青タイプではなく濃色デニムを選び、さらには足元にカチッとしたレザーローファーを持ってくることで、カジュアルな中に品も感じさせる佇まいに。着用ブランドはすべて『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』。

ダウンベスト×イージーパンツのストリートコーデに、『ビズビム』のチェックネルシャツでアメカジ感を封入。今季らしいテイストミックススタイルを完成させました。モノトーン基調なので赤のチェック柄が映えます。

ウェアからシューズまで『アベイシングエイプ』のアイテムで揃えたおしゃれニスタ。トレッキングブーツにペインターパンツを合わせたアウトドアライクな着こなしにも、レッド系ネルシャツはスムーズにマッチします。

『エドウィン』のデニムオーバーオールに、ヴィンテージのレザージャケットをオンしたワーカー風の装い。中からチラリと顔をのぞかせるブロックチェックシャツが、さりげないアクセントとして機能しています。

カラー2:クールなブルー系

ブルカラーのネルシャツはクールな雰囲気が最大の持ち味。そのため、夏場でも違和感なくコーデに落とし込むことができます。デニムと合わせて、ワントーンで着こなしている人がとくに目立ちました。

同系色のオンブレチェックシャツ&デニムパンツで作る、すっきりワントーンスタイル。ニットキャップとシューズをベージュで同調させるなど、小物使いへの意識の高さも光ります。色数を抑えてもおしゃれに見せられるという好例!

ウィンドペンチェックのネルシャツにブッシュポケットのデニムと、デザインの効いたアイテムを多用。しかし、着こなしがワントーンなのでシャープな雰囲気に帰結しています。スウェットの腰巻きでメリハリも加味しました。

6ポケットのフロントが印象的な『サウス2ウエスト8』のネルシャツに、ロールアップしたデニムを合わせて。精かんなカラーリングで洗練を生み出す一方、キャスケットやワークブーツの採用で骨太さにもアプローチしています。

ランダムな切り替えが目を引く『417 by エディフィス』のネルシャツが主役。ボトムスもシャツと同様にフランネル生地だから、スタイリングに一体感があります。足元の『バンズ』でシャツのネイビーを拾い、完成度をさらにアップ。

カラー3:トレンドのグリーン系

今シーズンの一大トレンドカラーであるグリーンは、ネルシャツにおける王道カラーでもあります。着用すれば即、今っぽさを出せるのでチャレンジしてみる価値は十分です!

トレンドカラーのグリーンが引き立つように潔くスタイリング。さりげなく時計の色をチェック柄とリンクさせるなど、アジなテクニックにも要注目。華やかに彩られた『カンペール』のスニーカーが装いのグッドスパイスに。

ブラウン×グリーンのネルシャツは、どことなくレトロムード。そこにパッチポケットベストやデニム、エンジニアブーツを組み合わせ、クラシック風味のワークコーデを構築しました。ただし、細身のサイズ感でモダンさも封入。

潮風で褪せたような色合いのネルシャツには、やっぱりヴィンテージジージャンがよく似合います。ウェアの色みが全体的に淡い分、小物ではビビッドなレッドを投入して、着こなしをリズミカルに演出しています。

鮮やかなトップスにはちょっと抵抗がある……という人でも、こんなダークトーンのグリーンネルシャツであればトライしやすいのではないでしょうか。すらりとしたタイトパンツとのコンビなら、品良いニュアンスもかないます。

カラー4:都会的なモノトーン系

シャープな着こなしを十八番とする大人たちに愛されているのは、都会的なムードのモノトーンネルシャツ。アメカジアイテムでありながら、モード感も備えているのが強みです。

モノトーンの端正なブロックチェックシャツやフォーマルな革靴で、プリミティブなコーデュロイパンツをきれいめに昇華。しかも、トップス&ボトムスともにスリムなサイズ感なので、一層大人っぽさが増して見えます。

スタジャンやブッシュパンツといったスポーティなウェアを駆使したアメカジ。この場合、インナーにカラフルなネルシャツを選んでしまうと少しやんちゃに見えてしまいますが、無彩色の一枚ならば着こなしがシックにまとまります。

『ジュンレッド』のネルシャツを中心にすべてのアイテムをグレー系カラーで統一。ネルシャツ、デニム、ローテクスニーカーと着用したのはどれもアメカジを象徴するアイテムながら、色使いの妙でモードテイストに見せています。

骨太な『ショット』のシングルライダースジャケットを、起毛感豊かなチェックシャツでマイルドに。『ヌーディージーンズ』のスリムパンツにボリューミーなエア ジョーダンを合わせるなど、緩急のつけ方も巧みです。

カラー5:ポップなイエロー系

大人がイエローって取り入れにくいと思われがちですが、ネルシャツなら心配無用。ネルシャツのヴィンテージライクな風合いが、イエローのポップさを中和してくれ、派手になりすぎることなく取り入れられます。

ブリーチデニムはハードさが前に出がち。しかし、やわらかなイエローのネルシャツとのタッグなら、ワイルドすぎないアメカジに仕上がります。味がたっぷりと出た『ブッテロ』のブーツもナチュラル感を促進。

あたたかみのあるイエローのネルシャツは『フリークスストア』のもの。シャツ、パンツともにジャストサイズで着こなしているため、ポップなイエローも大人っぽく仕上がっています。小物をシックな色でまとめたのもポイント。

イエロー&ブラウンの落ち着きあるネルシャツは『ジャーナルスタンダード』×『J.C.ペニー』のもの。色褪せた風合いが古着風でこなれた感を演出してくれます。MA-1の下からのぞかせてブラックコーデの差し色に。

これぞ、アメカジスタイル。デニム・オン・デニムとネルシャツは相性抜群です。トップスをコンパクトにまとめ、Aラインシルエットで着こなしているため、バランスよく仕上がっています。赤のマーチンがアクセント。

今選ぶならこれ!おすすめのネルシャツ7選

最後は百花繚乱な新作ネルシャツの中から、とりわけおすすめ度の高い注目モデルをピックアップ! どれも大人アメカジスタイルの良きパートナーとなってくれること請け合いです。完売してしまう前にここでしっかりとチェックしておきましょう!

セレクトショップの『フリークスストア』が放つ一枚は、切りっぱなしになったバンドカラーが特徴。ボディーは日焼けしたような色合いで、サーフっぽい着こなしと相性が良さそうです。背面にセンタープリーツが入り、肩回りが非常に楽なのもうれしいところ。

発色の良さ&優れた強度は、コットン×ポリエステル素材の大きなメリットです。それでいて、ウールのようにあたたかな風合いを実現しているのだからおどろき。バイアス仕様となった両胸のポケットがデザインアクセントです。ブランドは『ナノ・ユニバース』。

『ジャーナルスタンダード レリューム』が提案するネルシャツは、落ち着いた色合いと着古しような風合いが魅力。タイトすぎないサイズ感が大人には心地良い一枚です。

スリムなシルエットがやぼったさを解消する『ジョルダーノ』のフランネルタータンチェック柄シャツ。秋だからこそ着たい、発色の良いカラーバリエーションのラインアップは必見です。

ヴィンテージモデルを思わせる、レトロなカラーリングが魅力。古着っぽさの漂う見ばえとは裏腹に、シルエットは現代的にアップデートされているのでスタイリッシュに着こなせます。ブランドは『シップスジェネラルサプライ』。

『セヴシグ』らしいセンスあふれる逸品。剣ボロやポケット、うしろ身ごろをシャンブレー生地で切り替えて、オーソドックスなデザインのネルシャツに遊び心を注入しています。着こなしが淡白になりがちなサマーシーズンにうってつけな、存在感あるワードローブです。

ヘビーオンスのコットンフランネルで仕立てたチェックシャツは『サイラス』のもの。ぎしっと目の詰まった生地ゆえに、耐久性は折り紙付きです。裾に入るミリタリー風のロゴマークがデザインポイントに。着丈は適度に長めの設定となっています。

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