ハンチングのかぶり方とおすすめブランドを一挙公開

ハンチングのかぶり方とおすすめブランドを一挙公開

軽装化する暑い夏の時期は、かぶりもので着こなしのセンスアップを図りたいところ。とくに大人にはハンチングがおすすめ。夏の軽快なコーデにきれいめ感を与えられます。

山崎 サトシ

2017.05.30

帽子
ハンチング・ベレー帽

ハンチングって、そもそもどんな帽子?

ハンチングとは、イギリスの上流階級の人々によって、19世紀なかばごろに用いられるようになった狩猟用の帽子のこと。実用性とコストパフォーマンスの高さから、やがては富裕層のみならず一般層にも普及するようになりました。平らな頭頂部と短いツバが特徴的で、ここ日本では鳥打(とりうち)帽と呼ばれることも。

ハンチングの種類

ひと口にハンチングと言っても、その種類はさまざま。タイプはひとつじゃないんです。代表的なものをいくつかここで紹介していくので、それぞれの持つ特徴を覚えておきましょう。

種類1モナコハンチング

いわゆるベーシックなハンチングといえば、ほとんどの場合このモナコハンチング。もっとも市場に多く出回っているタイプです。トップ(頭の上面が当たる部分)〜バック(後頭部に当たる部分)までが1枚の生地からできていて、シルエットが楕円形となっているのがその特徴。

種類2アイビーハンチング

アメリカのアイビーリーガーたちに愛されたことからこの名になったとされるアイビーハンチング。アイビーキャップという別称も持っています。少し定義は曖昧ですが、基本的にはモナコハンチングよりもコンパクトで細身のシルエットのハンチングをこう呼ぶことが多いです。

種類3プロムナード

一見するとベレー帽のようにも見える、ハンチングのなかでも変化球的なカタチ。前ひさしがほぼなく、ツバと本体が一体化しているようなデザインがポイントとなります。ニットやフェルトといった起毛感の豊かなファブリックが使われる場合が多いのも特徴のひとつです。

種類4キャスケット

キャスケットもハンチングの一部だって知っていました? ちなみに、新聞売りがかぶっていたことからニュースボーイキャップという別名も持っています。普通のハンチングはトップが1枚の生地のみで構成されていますが、キャスケットはこのトップに2〜8枚程度の生地が使われます。写真は8枚仕様。

ハンチングの素材の種類

そして、ここからはマテリアルのお話。ハンチングで使用されることが多い素材について解説します。写真を見てもわかるとおり、使われる生地によって雰囲気はガラリと変わるんです。

種類1コットンやポリエステル

もっとも定番であり、かつ暖かい時期から肌寒いシーズンにいたるまでフレキシブルに使えるのがコットンポリエステルのメリット。しかも、プライスが比較的抑えめのものが多く、シンプル系の使いやすいデザインも充実。ハンチングビギナーにおすすめしたい素材です。

種類2柄物の生地

先ほど紹介したような、シンプルなコットンorポリエステルハンチングはすでに1つ持っている……という人には、柄物ハンチングをリコメンド。着こなしのポイントとなる、アピール度の高いデザインがこのタイプの魅力。とくに夏は軽装なので活躍すること間違いなしです。

種類3異素材の組み合わせ

異なる素材を組み合わせたスタイリッシュなハンチングも、アクセント使いにはうってつけの存在。ただし、あまりに奇抜な素材切り替えは大人の着こなしにフィットするとは言いにくいので、上のモデルのような落ち着いたカラーリングの一品をセレクトするよう心掛けましょう。

ハンチング選びのポイント

ハンチングをおしゃれにかぶるためのキーポイントとなるのは、ずばりツバの部分。ここを意識するだけで見栄えは大きく変わってきます。具体的に言うと、ツバの横幅が顔幅よりもほんの少しだけ広いものを選ぶこと。これだけで、バランス良くかぶることができるんです。ツバの幅が顔に対してあまりに広すぎると“かぶられている感”が出るので×。

顔型別ハンチング選びのポイント

ハンチングは自分の顔型に合ったものをかぶることも非常に重要。では、どの顔型にどういったタイプのハンチングが合うんでしょうか? 顔型別でおすすめのタイプを見ていきます。

ポイント1丸顔に似合うのはプロムナード型

比較的どんな形のハンチングでも似合いやすい丸顔。ですが、角ばったフォルムのものだと顔の丸みがやや強調されてしまいます。馴染みやすいのは、顔と同じく丸みを帯びた形状のプロムナード型。フェルトなどソフトな素材感のモデルであればなお良しといったところです。

ポイント2面長に似合うのはアイビーハンチング

トップに高さを持たせた帽子が絶対NGなのが面長。なぜなら、顔の長さが目立ってしまうからです。なので、セレクトしたいのはボリューム感が極めてコンパクトなアイビーハンチング。これなら、面長をカバーしつつハンチングコーデを楽しむことができるはずです。

ポイント3四角顔に似合うのはモナコハンチング

ホームベース型とも呼ばれるエラの出た四角顔は、量感の少ないハンチングだと輪郭だけが浮いてしまいます。似合いやすいのは、比較的ツバにボリュームがあるモナコハンチング。適度に存在感のあるツバが、気になる輪郭への視線をしっかりとカバーしてくれます。

ポイント4三角顔に似合うのはキャスケット

すらりとした華奢な顎を特徴としているのがこの三角顔。そのポイントをカバーするにはツバ幅が狭く、なおかつシルエットに深さのある帽子を選ぶことが大事です。この条件を満たしているのがキャスケット。浅くかぶってしまうと効果半減なので、深かぶが鉄則となります。

ハンチングの着こなしサンプル

ハンチングの種類や選び方を理解したら、今度はファッショニスタたちがどのようにハンチングを合わせているかをチェック。真似したいテクニックが盛りだくさんとなっています!

ポロシャツにチェックショーツを合わせた、英国テイスト漂うカジュアルスタイル。そこに投入したのは、ハンチング×キャスケットの中間的シルエットがユニークな『ザ・ダファー・オブ・セントジョージ』の帽子。ユニークなフォルムがスタイルのグッドアクセントに。

無地のホワイトカットソー&カモフラージュショーツで夏らしさ全開にメイク! その軽快さを消さないように、ハンチングはメッシュ仕様となった涼しげな『HLNA』の一品をピックアップ。季節感たっぷりなコーディネートを完成させました。

『アンカットバウンド』のミックスカラー半袖ニットに合わせたのは、老舗アメリカブランド『ショット』のレザーハンチング。ニット×レザーという上質感ある素材のコンビネーションで、シンプルなカジュアルコーデを品良く見せることに成功しています。

ブルーデニムにチェックシャツ、足元は『コンバース』という、直球なアメカジスタイルがベース。ただし、シックなブラックハンチングを着こなしにオンしてトラッドな雰囲気も注入しています。ヌケ感と引き締め感、そのバランスの取り方が絶妙なスタイリング。

ペイズリー総柄のシャツにチェック柄のツイードベストと、かなり主張のあるレイヤリングが印象的。着こなしがやんちゃなイメージに偏ってしまわないように、かぶりものは品行方正なレザーハンチングをチョイス。巧妙に大人っぽいムードをまとわせました。

ボーダーカットソーに薄青のデニムパンツを組み合わせ、見た目からして涼感たっぷりなスタイルを形成。着こなしに一体感を出すためにスニーカー&キャスケットもインディゴ素材を使った同系色をセレクトし、トレンド感満点なワントーンコーデに仕上げています。

『リーバイス』の510×ネイティブ柄のニットでみせる王道アメリカンカジュアル。そこに大人の品を取り入れるべく、スマートなグレーカラーで彩られた『コールハーン』のローファーと『クレ』のハンチングを投入。小物での技アリな格上げが光るグッドサンプルです。

今買うなら、これ!おすすめハンチングをピックアップ

最後はこの夏にゲットしておきたい秀作ハンチング帽7点をお披露目します。かぶりやすいスタンダードデザインからちょっと差が付く変化球モデルまで、幅広く集めてみました。

アイテム1『テシ』ストローハンチング

1800年代に設立されたイタリアの老舗帽子メーカーが送るのは、天然の麦わら素材で編み上げた涼しげな顔立ちのプロムナードハンチング。かぶるだけで夏らしさを即座に演出できる好アイテムです。もちろん、メイド・イン・イタリアなのでクオリティはお墨付き。

アイテム2『ニューヨーク ハット』カモフラージュハンチング

さらりとしたタッチの薄手コットンを使用したUSメイドのハンチング。こちらは、何といっても全面に入ったウッドランドカモフラージュが目を引きます。小物でミリタリーテイストを注入したい時などに使うと良さそうです。無地スタイルのアイキャッチとしても適役!

アイテム3『ダックス』グレンチェック柄ハンチング

100年以上の歴史を持つイギリスのトラディショナルブランドより、クラシカルなグレンチェック柄仕様の逸品。素材にはサミアソフィという超極細ポリエステルを使用しており、見た目に反してかなり軽量。また、シワになりにくく、ストレッチ性も優れています。

アイテム4『ショット』ラムレザーキャスケット

ライダースジャケットで有名な『ショット』ですが、革製品のノウハウを生かしたレザーキャスケットもリリースしています。今作に使われているのは、柔らかくて肌触りの良いラムレザー。愛用するほどに表情が深まっていく点もレザーアイテムならではの美点です。

アイテム5『カンゴール』デニムハンチング

英国王室御用達の帽子ブランド『カンゴール』のこだわりが詰まったメイド・イン・イングランドのシリーズ。伝統技法によるトラディショナルな表情と、現代的にアップデートされたシャープなシルエットとのバランスが絶妙です。デニムの色落ちにも期待できそう。

アイテム6『オーバーライド』ウールハンチング

秋を先取りしたい方には、ウール素材のハンチングがおすすめ。ジャケットによく使われるような素材と同じ布地を使用しているので、かっちりした着こなしにマッチします。もちろん、デニムなどカジュアルコーデとも◎。

アイテム7『ルジョアル』バイカラーハンチング

国内ファクトリーでの生産にこだわる実力派ブランド。トルコのイズミール地方で栽培された上質なコットンのみを使い、それをカノコ上状に編み上げることで、極上の着用感を生み出しています。バイカラーとなったハイセンスなデザインも見どころです。

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