人気ブランドのネクタイを選んで抜け目ないビジネススタイルに

人気ブランドのネクタイを選んで抜け目ないビジネススタイルに

ネクタイなんて似合うモノが1本あれば十分と思っているようでは、いつまでたっても大人のスーチングは叶いません。上質なネクタイは、いい大人の必携アイテムです。

池田 やすゆき

2018.04.04

小物
ネクタイ

30代になったら、ネクタイの選び方にもこだわりましょう

ノータイのビジネススタイルも市民権を得つつあるとはいえ、いい大人ならきちんと感あるネクタイをすべきです。グローバルのビジネスコードは、スーツにネクタイが正装。胸元に確かなネクタイを締めていれば、見る人が見れば必ずわかるものです。確かなモノ選びができることは、仕事をするうえではもちろん、知的な大人であることを証明することにもつながります。就活スーツやフレッシャーズを卒業したら、上質なネクタイを選びましょう。

選び方1餅は餅屋。専業か、ドレススタイルに一家言あるブランドを選ぶ

ネクタイとは当然ながら、ただ布を切って縫っただけのものではありません。良質なシルクを基本に、確かな品質の素材選びからネクタイのデザインはスタートしています。成形においても、サイドエッジはきっちりプレスするのではなくふんわりと畳まれているほうが高級感がありますし、ノットを作って締めるので多少のねじれにも対応する熟練の縫い方が求められます。結び目はほどけにくく締まりながらも、ほどいた後に皺が取れやすいように表地はバイアスに使いますし、芯地も確かなものを使わなくてはなりません。こういった事柄をすべてわかっていてネクタイ作りをしている確かなブランドから選べば間違いないでしょう。

選び方2上質な天然素材で、胸元に品格を

30代のビジネススタイルにふさわしいネクタイは、天然素材の良質なモノに限ります。基本は上品な光沢をたたえるシルクですが、 ウールやリネン、コットンなども着こなすスーツの素材に合わせて候補に挙がってきます。安価な化繊のタイにはしわがついてなかなか消えないモノや、生地がよれやすいモノもあるのでご注意ください。

選び方3スカーフのように軽やかな、セッテピエゲなどにも触れてみましょう

一般的なネクタイは芯地を挟み込むことで、ノットを緩みにくくしたり、ほどいたときに元通りになりやすかったりしています。しかしなかには芯地を使わず、表地をそのまま内側に織り込むことで芯地の役割を果たすものがあります。

高級ネクタイの1つの条件として人気の高い「セッテピエゲ(セブンフォールド)」と呼ばれるタイは、1枚の布を7回折りたたんだモノ。ほかに3回折りの「トレピエゲ」や、9回折りの「ノーヴェピエゲ」、12回折りの「ドーディエチピエゲ」などなど、折りたたむ回数によってランクもさまざまに変わってきます。表地をぜいたくな分量で使うことや、職人の手作業でしか作れないことから、この表地の折りたたみタイは稀少で高級とされています。スーツスタイルの品格を決めるネクタイだからこそ、いざというときのために1本は確保しておいて損はありません。

ビジネススタイルを抜け目なく。人気ブランドのネクタイ10選

それでは脱フレッシャーズなビジネスマンにふさわしいネクタイブランドをご紹介しましょう。国内外のネックウェア&服飾小物専業ブランドや、海外の有名なファクトリーに生産を委託している人気のセレクトショップのオリジナルなどが、おすすめどころです。

1本目『フランコバッシ』

北イタリア・コモ近郊は、シルク生地の聖地を呼ばれる織物の町。ここで1973年に創業されたのが『フランコバッシ』です。その魅力はイタリアらしい美しい発色のシルク地です。このストライプタイひとつとっても、ネイビー地に“アズーロ・エ・マローネ(紺と茶)”というイタリア定番の配色がされていて、モダンな印象を引き立てています。

2本目『ニッキー』

ミラノ発の『ニッキー』は、近年ヴィンテージ風の素材使いにも力を入れている注目ブランド。1920年創業という、もうすぐ100年を迎える老舗でもあります。ハンドメイドにこだわる伝統的な仕立てはもちろんですが、明るい発色のネクタイのコレクションも多く手がけていて、こちらの水色のタイは赤と黄色のストライプが細縞で入るという凝ったデザイン。陽気で明るいイタリア男らしいVゾーン作りに役立ちそうです。

3本目『アルテア』

『アルテア』は1892年、ミラノのネックウェアブランドとして創業されました。ネクタイのほかマフラーやスカーフなども展開していましたが、近年はトータルメゾンとしてジャケットやシャツ、カットソーなども展開しています。小じゃれた楽しい色柄が多く、素材使いもさまざまで、こちらのシアサッカーのストライプタイなどはその代表格。夏の涼しげなVゾーンメイクに良さそうです。

4本目『ドレイクス』

英国ブランドとして名高い『アクアスキュータム』で、アクセサリーデザイナーを務めていたマイケル・ドレイク氏が1977年に独立して立ち上げた『ドレイクス』。高品質な素材使いと、流行に左右されにくいデザインのネクタイで確固たる地位を築いています。こちらのドットのタイも、じつにオーセンティックで飽きがこないデザインだと思いませんか。糸からこだわったヘビーオンスで高品質なシルク地は、エグゼクティブ御用達のタイブランドとしても有名です。

5本目『ジエッレ』

1981年、ジャンカルロ・レガリア氏がミラノで創業『ジエッレ』。歴史は浅く小規模ながら、厳選された天然素材だけを使う優良なネックウェアの専業メーカーです。10年ほど前に、毎年2回フィレンツェで開催される国際紳士服見本市、ピッティ・イマジネ・ウォモに登場するや世界中のバイヤーが注目したのはそのモダンで華麗な色柄生地の展開でした。人気のペイズリータイも、こんなに個性的な配色で展開しています。ほかの人とはひと味違うネクタイが見つかるはずです。

6本目『タイユアタイ』

先ほど触れたピッティ・イマジネ・ウォモでは“ピッティの羅針盤”の異名をとっていた有名人がフランコ・ミヌッチ氏。かつてフィレンツェにあった『タイユアタイ』というセレクトショップのオーナーで、彼が歩く先々に次のトレンドがあるということで“羅針盤”と呼ばれたのです。すでに現役を引退されていますが、そのオリジナルのネクタイは健在です。こちらは7回折りのセッテピエゲ。ふんわりとスカーフのように胸元にたなびきます。

7本目『フランコミヌッチ』

上掲の『タイユアタイ』はセレクトショップとして今は娘婿氏が受け継ぎ、店名も変わりました。しかし、フランコ氏はその直後に自らの名を冠した『フランコミヌッチ』のタイブランドをスタートさせています。通常の磨きをかけたシルクに比べて素材感の強い、ロウシルクを使ったヴィンテージ風のこちらのタイはいかにも今風のレトロ回帰のトレンドを解したモノ。締めてみれば、フランコ氏ならではの装いの美学が伝わってくるはずです。

8本目『クリケット』

『クリケット』は、日本を代表するネック&シャツブランド。日本人に似合う色柄を熟知しているだけに、ハズレのないコレクションが揃っています。たとえばこちらのストライプタイは、3種類の織り地をMIXしたモノ。サテンのネイビー&シルバーのラインが光沢を放ちながら、茶色の地は2種類を交互に展開するなど凝ったデザインが光ります。こういう小技で個性を表現できれば、ビジネスの現場でも相手にセンスを認めてもらえることでしょう。

9本目『ユナイテッドアローズ』

『ユナイテッドアローズ』はドレスウェアに一家言あるセレクトショップですので、ワンランク上のビジネススタイルを臨むなら間違いのないセレクトができます。こちらの小紋柄のネクタイは、ワインレッドベースでネイビースーツにもグレースーツにも似合うモノ。小紋の大きさや配置まで考慮しているので、主張しすぎず、かといって地味すぎず、エレガンスを湛えたデザインに仕上がっています。

10本目『トゥモローランド』

『トゥモローランド』のネクタイは、クレスト(紋章)とストライプが入ったロイヤルクレストと呼ばれるモノ。所属を表すレジメンタルに階級を表すクレストが入ることで、英国においては最も格式の高いタイの柄が完成します。柄の表現は英国式ですが、今作ではそのロイヤルクレストのストライプ幅を太めに仕上げるなど、現代風なアレンジを加えています。

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