武骨な男靴に似合う。ビブラムソールの種類と魅力紹介

武骨な男靴に似合う。ビブラムソールの種類と魅力紹介

ビブラム社製のソールは、ブーツやスニーカーなどに使用されている。靴底を意識する人は少ないかもしれないが、ビブラムソールを知ると徹底された品質に酔いしれるはず。

NAKAYAMA

2018.03.20

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靴好きは知っている! 機能性に優れたビブラムソールとは

1937年に産声を上げたビブラム社。創設者は、イタリア人の登山家であるヴィターレ・ブラマーニ氏だ。同氏は経験を生かして、初めての登山靴用ソールを発明。

厳しい環境下でも対応できる耐久性や優れた機能性で、世界中にその名を広げた。現在ではスポーツ、ファッション、ワークなど幅広いシーンの靴に使用され、無二の靴底メーカーとして愛されている。

ビブラムソールのルーツ

創設者のヴィターレ・ブラマーニ氏が1945年にK2の初登頂を成功させたのち、北イタリアのアルビッザーテに自社工場を設立させた。

世界最高峰の山に挑む登山家たちから愛されるビブラムソールは、原材料の仕入れから配合の開発、商品開発、生産、販売に至るまですべてを自社で行っている。

その徹底された商品管理が一流たちから支持される由縁。今では『ダナー』などの人気ワークブーツや『ニューバランス』といった人気メーカーにも使用される。

上質で機能的なビブラムソールの魅力に迫る

靴メーカーや靴好きたちから、厚い信頼を得るビブラムソール。愛好家たちに支持され続ける、ビブラムソールの魅力をひも解いていこう。

魅力1厳しい環境にも負けない耐久性

登山用のソールとしてスタートしたため、抜群の耐久性を誇る。登山の厳しい環境でも滑りにくく、足を守ってくれるのだ。そのノウハウが生かされ、さまざまなシチュエーションに対応するソールが多く誕生している。

たとえばアウトドアシーンの場合、強いグリップ力でぬれた地面も難なく攻略、ワークシーンでも燃えにくく裂けにくい柔軟性を誇るものなども開発。

魅力2見えない場所にこだわるデザイン性

見えないところにも抜かりなくデザインが施されているのも、ビブラムソールの魅力。靴底は黒やグレーなどゴムなどを感じさせる地味なものが多いが、ビブラム社はそのイメージを払拭している。

ビブラムソールは、波紋だったり地面の模様だったり、蜂の巣だったりと、自然をテーマにデザインされたものが多い。黄色のブランドロゴマークも特徴的だ。

魅力3実践的なチェックを経て約束される高い品質

驚くことに、生産されたソールは10項目以上の測定を経て商品化される。密度、硬度、摩耗、電気抵抗などなど専用の機械で測定。次に、実際に使用することを想定するため、人が着用しグリップ力の測定を行う。

上質で機能的なビブラムソールの魅力に迫る 3枚目の画像

最終工程は、山やスケート場など実際に使用する環境でのフィールドテストを行って、見事合格したものだけが品質認証を受ける。

多くある種類の中から、代表的なビブラムソールをチェックしよう

ビブラム社が開発した数あるソールの中でも、代表的なモデルを4つ紹介しよう。どのソールも最高峰の品質を実感できるので、ビブラムソールが使用されたシューズを買う際は、ぜひ参考にしてほしい。

ソール1vibram#100

ビブラムソールの代表格「vibram#100」。高い耐磨耗性を誇り、衝撃吸収力、グリップ力も強い。足場の悪い路面でも対応する機能性は、一度履けば虜になること間違いなし。厚みがあるソールのため、エンジニアブーツやロガーブーツなどの男らしいワーク系ブーツにハマる。最初の1足目におすすめしたい、スタンダードなモデルなので失敗することはなし。

ソール2vibram#4014

幅広いシーンのシューズに使用される「vibram#4014」(通称:Cristy)。軽量なうえクッション性にも優れているため、アウトドアはもちろん街仕様でも活躍する万能モデル。また、高い汎用性で武骨なブーツなどとも相性は抜群なので、スローウェアライオンで採用されることが多い。ハードな印象のブーツでも、ホワイトソールは見た目にも軽快な雰囲気を演出してくれる。

ソール3vibram#2021

クッション性が高く軽量で足当たりを軽減するやわらかい素材の「vibram#2021」。♯4014などに比べ厚みがあるため、ボリューム感が実感できる。また、ヴァイバーやホワイツ等のアウトソールに採用されているモデルでもある。つま先からヒールにかけて、徐々に厚みが増していくウェッジ型で、シルエットも魅力的。カラーはブラック、ダークブラウン、サンドの3色展開。

ソール4Vibram#700

シェブロン状のブロックパターンにより、アスファルトに対して高いグリップ力を発揮する「Vibram#700」。バイクのクラッチ操作がしやすくバイカーにオススメ。男らしいブーツのシャープさを削がないソールのため、街仕様のシューズにも難なくマッチする。思わず靴底をのぞきたくなるような、堂々としたたたずまいのデザイン性は唯一無二といえるだろう。

ビブラムソールを採用するタウンユースに最適なシューズをチェック

ここまでビブラムソールのルーツや魅力を説明してきたが、実際に使用されているシューズをまとめた。多くの種類が存在するなかでも、とくにFreeamericanidol世代に推奨したい15足をお届けしよう。

アイテム1『サベルクラッチ』

『サベルクラッチ』のナローエンジニアブーツ。スキニーパンツなどの裾の細いパンツでもきれいに合わせられるよう、細筒にしたのが特徴。『ミソグラフィー』別注のグッドイヤーウエルト製法で仕上げられた極上の一足。経年変化も楽しめる長く愛用したいブーツだ。

アイテム2『スイコック』

シンプルかつ統一感のあるカラーリングで、都会的な印象にデザインされた夏にピッタリのアイテム。付随されたアンクルベルトが足をしっかりホールドしてくれるので、アウトドアやアクティブシーンでもフィット感は申し分ない。肉厚なビブラムソールを用いた、軽快な履き心地がポイント。夏フェスなどで活躍すること請け合い。

アイテム3『ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ』

今旬なアンクル丈のカジュアルなパンツはもちろん、大人なセットアップスタイルにまで相性◎のスエードチャルドスニーカー。やわらかいカップインソールで足をやさしく包み込む。アウトソールはビブラム社製のソールを採用し、デイリーユースに最適な一足に仕上がった。2アイレットのスエードのアッパーは上質感も十分で、足元から上品さを演出してくれる。

アイテム4『ラウンジリザード』

スタイリッシュなフォルムが魅力の、新型スポーツサンダルがローンチ。スエードとナイロンの異素材MIXストラップを採用。カジュアル過ぎない見た目で、上品かつミニマムなルックスが特徴。ソールにはビブラムソールを迎え入れ、抜群のグリップ力と快適な履き心地を実現させた。ストラップによるサイズ調節も可能なので、どんなスタイルにも自然となじむ高い汎用性の一足。

アイテム5『ヴァリジスタ』

『ヴァリジスタ』は、2011年よりスタートした東京発のデザイナーズシューズブランド。大人な印象を演出するため、つま先は丸みを帯びたレースアッププレーントゥ、厚底は存在感のあるビブラムソールを採用し、存在感を漂わせた。また、ヴァリジスタブーツに近い木型を使用して、ソールとマッチしたブーツライクながら上品でクラシックなデザインに仕上げた。

アイテム6『ザ・ノース・フェイス』

さまざまなフィールドで活躍が期待できる『ザ・ノース・フェイス』の高機能サンダル。カジュアルさと機能性をあわせ持ち、汎用性を高めた。EVAミッドソールやTPUシャンクなど、トレッキングブーツと同等のソール構造をもち、歩行時の安定性や衝撃吸収性に優れている。4か所でのフィット感調節が可能なストラップ構造を採用したため、抜群の着用感を体感できる。

アイテム7『メレル』

モアブ ミッド ゴアテックスに日本別注カラーがリリースされた。ハイキングやキャンプなどのアウトドアシーンだけでなく、シティー寄りのカジュアルシーンでも履きこなしは◎。 高い防水性やグリップ力、合わせやすさなど定番品のスペックはそのままに、さらなる機能性を高めた。レディースサイズも展開中なので、お揃いで合わせるのも楽しめそうだ。

アイテム8『ダナー』

『ダナー』の人気モデルのこちらは1990年代に登場し、近年ではファッションアイテムのひとつとして使用するユーザーも増加している。すべてハンドモールディング成型されたラバー部分や、高いグリップ力のコンパウンドソールやスチールシャンクも内蔵。悪路でも高い歩行性と安定性を確保してくれるので、これからの時季にサポートしてくれるだろう。

アイテム9『ハルタ』

『ハルタ』のビブラムソールを使用した、ポストマンシューズ。艶やかな本革アッパーで品のあるトラッド感を演出する。大人な印象のプレーントゥのレースアップも魅力的。肉厚な牛革をツヤのあるガラス張りで仕上げた価値観あふれる逸品になっている。日本人の足に合わせた、武骨でありながら繊細な木型を使用したことにより、懐かしさのなかにも新鮮さを味わえる。

アイテム10『ブッテロ』

トレッキングタイプのブーツで人気の高い“キャナローネ”のラストを使用。利便性に富んだサイドジップを付けることで、より着脱しやすく使い勝手が◎。程良いボリュームが武骨さを演出してくれる。ビブラム社製のソールを採用したことにより、驚くほどの軽さと抜群のグリップ力をプラス。まるでスニーカーのような快適な履き心地を体感できる一足に仕上がった。

アイテム11『ユナイテッドトウキョウ』

『ユナイテッドトウキョウ』からローンチされた、ビブラムソール仕様のプレーントゥシューズ。グッドイヤー製法の重圧でエレガントな仕上がりに。インソールには牛革を使用しているため、長く愛用することで自分の足になじんでいく。シンプルな分長く使えるようにソールはビブラムソールを採用。国産の類似品よりも底が減りにくいよう、細部までこだわり抜いた一級品。

アイテム12『アルフレッド バニスター』

毛足の短い牛革ヌバックを使用した、高級感あふれるスリッポンシューズ。カラーは2色展開で、ブラックは全体にスタッズで装飾しインパクト大なデザインに。ホワイトはさりげなく同色のペイント加工を施し、大人の遊び心を演出した装いに仕上がっている。ソールにはビブラムソールを採用し、軽量かつクッション性のある歩きやすい作りに。艶やかな上品コーデに合わせてみては?

アイテム13『ロサ モサ』

『ロサ モサ』は、オーストリア・ザルツブルグ生まれのシモーネ・シュプリンガー氏と、京都生まれのユウジ・ミゾブチ氏の2人によるシューズブランド。独特なデザインは、ナポリ湾の夏の優雅さと明るさを想起させる、鮮やかなホワイトのパンチングレザーで仕上げられている。ギリーシューズとモカシンの要素を絶妙なバランスで掛け合わせたデザインがポイント。

アイテム14『オーレット』

むだを省いたデザイン性で独特な世界観の『オーレット』より、上質なサンダルが登場。足になじむ非常にやわらかいレザーを採用し、履き心地に特化した逸品。やさしく包み込んでくれるような着用感から、マッドな上品さを兼ね備えた至極のサンダルに仕上がった。さらに、底材はビブラム社性のソールを採用したことにより、ストレスフリーな歩き心地を実現させた。

アイテム15『ジャーナルスタンダード』

スニーカーのデザインながらスリッポンの機能性をあわせ持つ、ひと味違ったデザインが特徴。アッパーは上質なスエードを使用し、ソールにはロゴが入ったビブラムソールを採用。見た目だけでなく、優れた履き心地を実現させ、中身にもこだわった魅力的な品。上品なセットアップのハズし役としても活躍するだろう。

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