歴史から最新コーデまで。MA-1を今年も取り入れよう

歴史から最新コーデまで。MA-1を今年も取り入れよう

メンズアウターの代表選手MA-1は、カジュアルからきれいめまで対応し、オールシーズン使える汎用性の高さが魅力。人気ブランドと、MA-1の季節別メンズコーデをご紹介。

広田 香奈

2016.07.06

アウター
ブルゾン・ジャンパー
MA-1

メンズに人気のMA-1。今さら聞けない、その歴史

MA-1は、1950年代初頭に米国空軍のパイロットが着用した、ナイロン製のフライトジャケットがルーツ。当時パイロット達が着用する軍製品は細部にいたるまで細かい規格があり、そのなかでも機能性や防寒性が最重要視された。

1980年代になると、MA-1はデイリーウェアとして日本でもストリートを中心に人気の火が付く。無駄のないシンプルなデザインと、素材をはじめとした機能面、そして着回し力といったハイスペックなパフォーマンスが魅力だ。

見た目も機能も頼りになる。MA-1の魅力を紹介

まずはハイスペックなMA-1の魅力をひも解くところから、男女ともに支持される人気の秘密を探りたい。一見したところ、シンプルなヴィジュアルのMA-1。いったいどんな魅力が詰まっているのだろう?

魅力1潔くシンプルなデザイン

軍服をルーツに、何より機能面を追求しているからこそ実現したシンプルなデザイン。それが第一のMA-1の魅力だろう。

素材やクオリティにこだわった無駄のないデザインだからこそ、どんなアイテムともコーディネートしやすい。カジュアルなテイストはもちろんのこと、合わせるアイテム次第では大人らしいきれいめスタイルにも対応できる。

魅力2初期モデルのトラディショナルなデザインを継承している

現在流通しているMA-1も、基本的には1950〜60年代に採用された伝統モデルのデザインを継承している。その普遍性も世界で愛される秘密だ。

袖や襟のニット地、オレンジ色の裏地、フラップ付きのポケットなどポピュラーなMA-1ディテールはもちろん、改良が繰り返される中で少ししか流通していないレアなパーツなども、コレクターたちの人気も高い。

魅力3コーディネートの振り幅が広い

魅力1でも述べたように、シンプルなデザインのMA-1はどんなアイテムとも合わせやすい分、コーディネートの振り幅が広い。

カジュアルの王道Tシャツやデニムと合わせてもよし、はたまたトレンド感を意識したワントーンコーディネートもよし。カーキやブラック、ネイビーなど、MA-1のカラーチョイスによってもひと味違った着こなしが楽しめる。

実は春夏秋冬、オールシーズン使えるMA-1。おすすめアイテムとコーデを一挙公開

MA-1というと、秋冬というイメージを持っている人も多いだろう。しかしMA-1人気が続く昨今、素材を変えて春夏仕様のものからオールシーズン使えるものまで幅広く登場中。ここでは春夏、秋冬の2シーズンに分け、おすすめアイテムと着こなしを提案したい。

春夏仕様のMA-1。おすすめアイテムとコーデを紹介

春夏仕様のMA-1と秋冬仕様のそれとでは何が大きく違うのかというと……それは、素材。MA-1のスタンダードなデザインはそのままに、春夏でも快適に過ごせることを前提に、こなれて見える厳選アイテムと着こなし方を考えてみた。

▼春夏のMA-1は、コットンやリネン素材をセレクトしよう

春夏用MA-1としておすすめしたいのが、コットンやリネン素材のもの。ライトな着心地なのでシャツやカーディガン感覚で羽織れ、見た目にも涼やかなのが魅力だ。春夏シーズンはもちろん、寒暖差の激しい狭間期にも使えるMA-1をピックアップ。

『ステュディオス』

コットン高混率、そして特殊加工でハリ、コシを持たせたタイプライター素材を採用。シャツのような着心地で、通気性が良く吸湿速乾機能のある素材感は春夏に最適。コンパクトなシルエットのため、どんなボトムともバランスが取りやすく、スタイルが良く見える。

『ジャーナルスタンダード レリューム』

リネンブレンドのMA-1は、その清涼感たっぷりの素材感を堪能しつつ、軽やかにまといたい。シンプルなデザインで、カジュアルにも少しきれいめな着こなしにもハマる。気温の変化が激しく着るものに迷う、という時にかなり頼れるアイテムでもある。

『ドゥニーム』

コットン×リネンの素材感で、まさに春夏にピッタリのMA-1。スタンダードなMA-1のデザインを軸に、シンプルに仕立てられている。クリーンなホワイトをカラーラインアップにくわえて、MA-1の新しい一面を提案している。

▼春夏のMA-1を着こなすポイントを紹介

ちょっとした羽織りがほしい時に活躍する春夏仕様のMA-1は、カーディガンと同じく軽アウターの立ち位置。手持ちアイテムとの組み合わせでできる簡単コーディネートから、少しひねりの効いたワンランク上の着こなしまで、おすすめの春夏スタイルがこちら。

プリントTとブルーデニムを合わせた王道カジュアル

何といっても、手持ちアイテムですぐにトライできそうなのがいい。Tシャツはもちろん無地でも、ロゴTでもOK。MA-1を羽織ることで、Tシャツ×デニムのゆるカジュアルな組み合わせがキュッと引き締まり、男らしい印象に。

トレンドのジョガーパンツと合わせたリラックススタイル

はき心地の良さとスタイリッシュさを両立させたジョガーパンツは、トレンドボトムのひとつ。ラフになりがちなアイテムではあるが、MA-1と合わせることでシャープにまとまる。大人の余裕を感じる、程良く肩の力の抜けた着こなしを目指したい。

ALLブラック、時々ボーダー

ブラックでまとめた端正なワントーンコーディネートも、ボーダーをはさむことで一気に着やすくなる。春夏の軽い素材感のおかげで、ブラックの重たい印象も回避。アクセントで投入したキャップで、スポーティフレーバーに。

×ショートパンツで夏らしいアクティブなイメージに

MA-1×ショートパンツの新鮮で夏らしい組み合わせは、都会のリラックススタイルに最適。足元はスポーツサンダルを合わせてアクティブにいきたいところ。ベーシックカラーでまとめるのが、大人っぽく仕上げるコツ。

爽やかさが際立つブルー×ホワイトの配色コーディネート

濃紺のデニム素材がめずらしいカジュアルなMA-1は、ブルーとホワイトの爽やかな配色でまとめてクリーンな着こなしに。インナーはカットソーではなくシャツを選んだのが、品の良さの秘密。

ノーカラーシャツをINして首回りのニュアンスを変える

MA-1にシャツを合わせるきれいめな着こなしも、シャツの襟の有無で印象が変わる。よりかっちり、スマートな雰囲気に見せたい時は襟あり、周りと差がつく洒落感がほしい時は襟なしを選んでみてほしい。

MA-1の袖をまくる、このワンテクニックでおしゃれな抜け感が生まれる

春夏の着こなしで鍵を握るのは、重たい印象を回避し、いかに軽快さを演出するか。軽快さは素材感でも出せるが、ちょっとした着こなし方でもそれは可能。取り早いのが、袖をまくって肌を見せることで手元の抜けを作ること。クロップド丈のパンツも同じく有効だ。

秋冬仕様のMA-1。おすすめアイテムとコーデを紹介

MA-1と聞いて誰もが最初にイメージするのが、シャリシャリとしたナイロン製のタイプだろう。それこそが秋冬仕様のMA-1。大人にマッチするおすすめデザインと、着こなしテクニックをご紹介。

▼秋冬のMA-1は、本格仕様のアイテムが頼れる

秋冬仕様のMA-1こそオーソドックスなデザインを選んで、MA-1で作るおしゃれの醍醐味を味わいたい。素材、サイズ、シルエット、そして実用面……本格スペックを備えた名品MA-1を最初にチェックしておこう。

アイテム1『アヴィレックス』

1950年代にその高い機能性と防寒性が認められ、米軍の正規支給品のフライトジャケットとして採用される。実用性を追求した無駄のないデザインと良質な素材、そしてどこかノスタルジックな佇まいが世界中で支持されている。遊びのあるワッペン付きも人気。

アイテム2『アルファ インダストリーズ』

MA-1の肩に添えられたこの赤タグ、きっと皆さんも街で目にしたことがあるだろう。米軍用に卸していた丈夫なディテールを踏襲し、日本人の体型に合わせたスリムなデザインがポイント。XXSからXLまでとサイズ展開も豊富。

合わせて読みたい:
MA-1と言えば。アルファ インダストリーズの代表作を着こなす

アイテム3『ディテールズ』

『圧倒的なコストパフォーマンスと高いクオリティ』をうたった、レザータイプのMA-1。ナイロン製に比べてカジュアル感がセーブされるため、大人らしいクラス感が演出できる。装飾を抑えたミニマムなデザインだからこそ、どんなアイテムとも合わせやすい。

▼秋冬のMA-1を着こなすポイントを紹介

レイヤードという選択肢が増える秋冬は、MA-1の着こなし幅が広がるのもうれしいポイント。安定感のあるカジュアルスタイルからストリート、それに落ち着きのある大人の上品スタイルまで、振り幅のある着こなしテクニックをピックアップ。

まずは鉄板のデニム合わせ。ニット帽をプラスして小粋なシティーボーイ風

どこまでも自然体でいられるデニム合わせには、カラーニット帽で遊びをプラス。インナーはロンTなんかもリラクシングでいいけれど、シャツ合わせで“きちんと感”も忘れないのがシティーボーイマインド。

スウェット×シャツコンビをINしたカジュアルレイヤード

いろいろなレイヤードスタイルを楽しめるのが秋冬シーズンならでは。スウェット×シャツのレイヤードは、シンプルながらコーディネートに表情をプラスしてくれる。

モードなワイドスラックスでシルエットを更新

全体的にボリュームのあるMA-1には、スリムなボトムを合わせがち。そこへ旬の上品な素材感のワイドスラックスを投入することで、モードな雰囲気がプラスされる。インナーは無地タートルですっきりと。

モノトーンでまとめたスタイルに差し色を1点

ブラックMA-1にブラックスキニー。モノトーンでまとめたコーディネートに差し色を1点加えるだけで、タフなモノトーンの印象がぐっとマイルドに。こなれ感のあるタートルネックのレイヤード技も見逃せない。

レザーMA-1はシャツと革靴で上品にまとめる

MA-1のミリタリー要素に、程良く上品さが加わったのがレザータイプ。MA-1と同色ブラックのシャツ&革靴を合わせて、カジュアル感をセーブした落ち着いた大人の着こなしに。

ストリート愛好家は気負わないパーカーとチノパンが相棒

ラフにいきたい休日はいつものパーカーとチノパン、そして仕上げにMA-1。定番の着こなしもブラックMA-1のおかげで、引き締まる。小物のキャップとスニーカーも、黒でまとめるのがポイント。

真冬になったらアウターの中にレイヤード

MA-1はメインアウターとして使えるのはもちろん、コンパクトなサイズ感を選べば厚手アウターの中にレイヤードできるのが魅力。スマートに防寒対策ができるし、ダッフルからちらっとのぞかせる感じが、またニクい。

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