スタイリング剤を試してみた:ハードワックス編

スタイリング剤を試してみた:ハードワックス編

髪オタクの編集Fが、スタイリング剤のワックスを使用した感想をお話する当企画。メーカーごとの違いがどのような点にあるのかを、使って試してお話してまいります。

編集フカザワ

2016.06.29

ヘア
ヘアスタイリング剤
ワックス

スタイリング剤といえばこれ! ワックスを使ってみました

スタイリング剤といえばこれ! ワックスを使ってみました

ワックスといえば、ヘアスタイリング剤の定番中の定番。使用したことがある男性は少なくないでしょう。ただし、ワックスを使い続けているなかで誰もが思うことがあります。それは「ワックスってメーカーごとに何が違うの?」という疑問です。

メーカー内でのセット力や質感の違いならばまだしも、メーカーごとの違いを調べるという大胆かつ無謀なことに、今回はチャレンジしてまいります。とはいえ、検証材料は使用感のみ。それでも「ふむふむ」と納得いただけるよう努めますので、ぜひ最後までお付き合いください。

スタイリング剤といえばこれ! ワックスを使ってみました 2枚目の画像

「検証するぞ」とやる気に満ちあふれている筆者ですが、さすがに全メーカー・全種類のワックスを調査するのは難しいもの。そこで、今回は男性が使用するワックスのなかでも使用頻度が多いであろう“ハードワックス”にしぼります。ピックアップしたのは、写真左より

■『中野製薬』ナカノスタイリングワックス ハード
■『ナンバースリー』デューサー ハードワックス
■『デミ コスメティクス』ウェーボ ハードワックス

こちらの3種類です。そして、

【ここに注目】使用感(扱いやすさ)の違い

この違いについて、お話させていただきます。

スタイリング剤といえばこれ! ワックスを使ってみました 3枚目の画像

検証方法は、ワックスを指ですくい、手のひらで伸ばしてみるというシンプルなもの。それでも、異なるメーカーを一度に使用してみると、日常では気づくことができない発見がありました。その内容を、自撮り感満載の写真とともに解説させていただきます。それでは、はりきっていきましょう!

『中野製薬』の“ナカノスタイリングワックス ハード”を使ってみた

『中野製薬』の“ナカノスタイリングワックス ハード”を使ってみた

”ナカノスタイリングワックス”シリーズは、Freeamericanidol世代の多くがご存じであろうスタイリング剤ではないでしょうか。数字を使って、セット力を標記する方法を、このシリーズを通じて知った方も多いはず。そんな有名ドコロのワックスのなかでも人気の“ナカノスタイリングワックス ハード”を使ってみました。

チェック1まさに発想の勝利。手間いらずで開閉できるパッケージが◎

まさに発想の勝利。手間いらずで開閉できるパッケージが◎

両手を使わずとも、フタを開けることができる。このシンプルながらも使いやすさ抜群のパッケージで話題になったことも、”ナカノスタイリングワックスシリーズ”の特徴です。フタを開けた瞬間に、マスカットのような香りがするのも◎。

チェック2ねばねば。ネバネバです

ねばねば。ネバネバです

指にとってみたところ、ワックスに粘り気があることが見てとれます。この粘りが“ナカノスタイリングワックス ハード”最大の特徴。セット力がありつつも、この粘りによってスタイリング剤の”塗布漏れ”を防ぐことができるのです。

チェック3使いやすい! のひと言につきる剤質

使いやすい! のひと言につきる剤質

手のひらでワックスを伸ばしてみました。先ほども申し上げた粘り気により、手のひらで引っかかることなく、まんべんなくワックスを伸ばすことができました。

結論扱いやすさは◎。ただし、髪に付着させたあとの”乾燥”に注意

粘り気のある剤質のため、扱ううえでの問題は感じられませんでした。髪に付着させた後もよく伸びるのですが、少し時間が経つとワックスが乾燥して整髪しにくくなります。スタイリング後のキープ力の高さを裏づけているということもありえますが、これをメリットととるかデメリットととるかは個人差があるのかな、というのが正直な感想です。

伸びやすく、キメたスタイリングをキープする力に優れているのが”ナカノスタイリングワックス ハード”の特徴。こちらを使うのであれば、毛先の動きや束感を強調する、躍動感のあるヘアスタイルがおすすめです。毛先をねじり、より毛束感を際立たせるのもアリ。ただしあくまでもバランス良く、大人らしく仕上げることを忘れずに。

『ナンバースリー』の“デューサー ハードワックス”を使ってみた

『ナンバースリー』の“デューサー ハードワックス”を使ってみた

近年、美容室での取り扱いが増えているのがこちらの”デューサー”です。『ナンバースリー』は、一般市場での取り扱いが少ないなか、こちらの”デューサー”シリーズは一般層にも人気。セット力やキープ力、質感などのバリエーションが豊富なので男女ともにおすすめしたいワックスのひとつです。

チェック1フタの開閉で響く”カチッ”という音が心地良い

フタの開閉で響く”カチッ”という音が心地良い

”デューサー”シリーズはパッケージにも工夫が見られます。”1/12回転キャップ”という特殊な仕様を採用しており、ワンタッチ式で「カパッ」とフタが開けられるのが特徴です。”ナカノスタイリングワックス”とは異なりますが、こちらはベリー系の香りがしました。

チェック2え!? ハードワックス、ですよね?

え!? ハードワックス、ですよね?

ハードワックスというと、剤質が硬かったり、扱いにくかったりというイメージをお持ちの方が多いでしょう。しかし、“デューサー ハードワックス”はそのようなことがありません。クリームのようになめらかで、程良く硬い剤質でしたので、狙いどおりの分量を指にとることができました。

チェック3ソフトな使用感なのに、ハードに仕上がる!

ソフトな使用感なのに、ハードに仕上がる!

「クリームのようになめらか」な剤質であるがゆえ、手のひらでの伸ばしやすさも抜群でした。「こんなになめらかなハードワックスって珍しい」と思っていましたが、髪につけるとそのセット力に脱帽。動かしたい方向へ毛先を曲げられましたし、毛束感を作るのも簡単。何より適度にツヤ感が得られるのも、筆者としてはメリットかなと。

結論まさに万能! といいたいところですが…

褒めちぎってばかりの解説になってしまいました。しかし、さまざまなメーカーのワックスを同時に検証すると、デメリットも見えてきます。“デューサー ハードワックス”は、扱いやすさでほかの製品に劣ることはありません。セット力も、キープ力も、ツヤも”ほどほどに得られる”のが特徴です。

実は、この”ほどほど”という点が少々やっかい。「とにかくキープ力に優れたワックスが欲しい」「ツヤ感が命だ」という方には不向きです。しかし、これほど万能なワックスがあるとは……。スタイリング剤選びに悩まれている方には、とにかくおすすめしたい製品です。

セット力の高さと程良くツヤ感が得られる点が、“デューサー ハードワックス”の魅力。長めのショートヘアスタイルで、束感を強調したい髪型に向いています。

『デミ コスメティクス』の“ウェーボ ハードワックス”を使ってみた

『デミ コスメティクス』の“ウェーボ ハードワックス”を使ってみた

ワックスだけではなくスプレーやヘアケア剤など、カラフルなパッケージと実力が魅力の『デミ コスメティクス』。数あるスタイリング剤のなかでもこちらの“ウェーボ デザインキューブ”シリーズは人気が高く、プロにも愛好家が多い製品です。今回は“ウェーボ ハードワックス”を使用してみました。

チェック1部屋に置きたくなる、おしゃれなパッケージ

部屋に置きたくなる、おしゃれなパッケージ

“ウェーボ デザインキューブ”シリーズはこのパッケージがたまらなくかわいいんです。ほかの2製品ほどではありませんが、フタを開けるのも簡単でした。

チェック2う〜ん。やわらかくて使いやすい

う〜ん。やわらかくて使いやすい

剤質は“デューサー ハードワックス”に近い質感でした。なめらかで、指にとりやすく扱いやすい剤質です。こちらも、「これがハードワックスなのか」という第一印象。“デューサー ”のあとに使ってみたので、期待感が高まります。

チェック3この剤質……。なかなかの実力者でした

この剤質……。なかなかの実力者でした

手のひらで伸ばした直後の写真がこちら。指にすくった量は小豆サイズほどだったのですが、手のひらにスタイリング剤がびっしりと付着しています。

画像で見るとグロいですが、筆者としてはスタイリング剤が残っている様子がわかりやすかったので、むしろ好印象。手にワックスが残っているということは、ワックスが髪に塗布できていない証拠になりますからね。

結論人気の3種類はどれもお見事! 好みの違いで使い分けましょう

個人の感想で恐縮ですが、“ウェーボ ハードワックス”は、“デューサー ハードワックス”に比べてややセット力が高く、ツヤ感は劣るものでした。これはスタイリング剤だけではなく、使用者の髪質にもよるのかなと思います。

“ウェーボ ハードワックス”や“デューサー ハードワックス”はベリーショートからミディアムショートまで、幅広くおすすめできる製品です。一方、“ナカノスタイリングワックス ハード”は「仕上げたスタイリングを崩したくない」という方に、ぜひとも使っていただきたいですね。

とくにおすすめしたいのは、ある程度の髪の長さと、クセ毛の方。スタイリングで表現したカール感を失うことなく、しっかりとキープするならマストバイのワックスです。

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