スタイリング剤を試してみた:グリース・ポマード編

スタイリング剤を試してみた:グリース・ポマード編

髪オタクの編集Fが、スタイリング剤のグリースやポマードを使用した感想を独断と偏見で語ります。効果ではなく使用感のみを述べますが、ぜひ最後までお付き合いください。

編集フカザワ

2016.06.24

ヘア
ヘアスタイリング剤

スタイリング剤の新定番! グリースやポマードを使ってみました

スタイリング剤の新定番! グリースやポマードを使ってみました

ここ数年で支持層を増やしているスタイリング剤が、グリースやポマードです。ここでは、髪オタクならびにスタイリング剤オタクの編集Fが、グリースやポマードの“使用感”について率直な感想を述べてまいります。

スタイリング剤の新定番! グリースやポマードを使ってみました 2枚目の画像

とはいえ、グリースやポマードの種類はさまざま。そこで、以下の3種類の製品にしぼって、その使い勝手やスタイリング剤の剤質を検証します。その3種類とは写真左より

■にわとりさん=プロフェッショナル用(水溶性)
■まっくろさん=一般用(水溶性)
■ぶたさん=プロフェッショナル用(油性)

こちらの3種類です。そして、

【ここに注目1】水溶性と油性の使用感の違い
【ここに注目2】プロフェッショナル用と一般用の使用感の違い

2つの違いに注目しつつ、感想をつらつらとお話しさせていただきます。

スタイリング剤の新定番! グリースやポマードを使ってみました 3枚目の画像

なお、検証方法はいたってシンプル。中身や手にとった印象、手に伸ばした時の印象を撮影し、それぞれについての意見を述べてまいります。なお、“自撮り感”満載の写真ですがあしからず。では、いってみましょう!

『阪本高生堂』の“クックグリースXXX”を使ってみた

『阪本高生堂』の“クックグリースXXX”を使ってみた

『阪本高生堂』は、ここ数年のグリースブームを支え続けている立役者的なメーカーです。もっとも有名なのは同社の“クールグリースG”ですが、今回はよりハードなツヤ感とキープ力が得られる“クックグリースXXX”を使ってみました。

チェック1

『阪本高生堂』の“クックグリースXXX”を使ってみた 2枚目の画像

まずは中身の確認を。「使ってるじゃん。すでに」というビジュアルですが、注目すべきは使用後も“使用感が残っている”ことにございます。

わかりやすく述べると、日々使った形跡がありのままで残っているという点に着目ください。つまり、水のようにサラサラとしたものではなく、ある程度の固さがある剤質であるということです。

ちなみに、ふたを開けた瞬間にパイナップルのような強い香りがしました。これ、人によっては気になるかもしれません。

チェック2

『阪本高生堂』の“クックグリースXXX”を使ってみた 3枚目の画像

ためしに指ですくってみました。指に力を加えずとも、簡単にスタイリング剤を指にとることができました。

指にすくいとったあとは、形が変わることがありません。手に取る量の微調整が簡単な点は、好印象ですね。

チェック3

『阪本高生堂』の“クックグリースXXX”を使ってみた 4枚目の画像

さらに、手のひらで伸ばしてみました。スタイリング剤が手のひらで溶けることはありませんでしたが、手のひらをこすり合わせると簡単に伸びていくのがわかります。すると、写真のようにツヤが出てきました。

指ですくった形状の印象とは異なり、伸ばしやすかったことも扱いやすさを証明しているようでした。気になるベタつきはありましたが、石けんですぐに洗い落とすことができました。

「扱いやすさもツヤも抜群! ただし…」

手のひらで伸ばしやすいことや、ツヤ感など、さすが人気メーカーのグリースだなというのが率直な感想です。ただし、注意したいのは使用量。

今回、中指の第一関節程度の分量を手のひらで伸ばしましたが、十分すぎるほどのツヤが出ました。むしろ、ベタつきが気になるほどでしたので、使用する際は少しずつ手のひらで伸ばして使うと良いでしょう。

『ルーゾージャパン』の“ルーゾー ミディアムホールド”を使ってみた

『ルーゾージャパン』の“ルーゾー ミディアムホールド”を使ってみた

『ルーゾージャパン』は、オランダ発のバーバー“シュコラム”が作成したルーゾーポマードを扱うメーカーです。Freeamericanidolでは初紹介のポマードですが、本場の第一線で活躍する理容師が手がけたポマードは、最高のひと言。でも、プロフェッショナルユースだからこその注意点も多くあるのです。そんな『ルーゾージャパン』の製品のなかから、今回は緑のぶたさん、油性のポマードを使ってみました。

チェック1

『ルーゾージャパン』の“ルーゾー ミディアムホールド”を使ってみた 2枚目の画像

スタイリング剤のパッケージの多くは、プラスチック製。しかし、“ルーゾー”のポマードシリーズは金属製の缶に入っています。ふたを開けると、“クックグリース”に負けず劣らずの独特の香りが……。

また、剤質を見ると使用感が残っていることはもちろん、シャーベットのように粗い粒子が見てとれます。ひと目で「固そう」ということがわかるのが“ルーゾー ミディアムホールド”の特徴です。ちなみに、油性ポマードの多くは、こちらの製品と同様に見た目からして水溶性のポマードとの違いがございます。

チェック2

『ルーゾージャパン』の“ルーゾー ミディアムホールド”を使ってみた 3枚目の画像

スタイリング剤に指をつっこみましたところ、「あれ? とれない……」。そう、なんといっても固いので、指に力を込めて“ひっかくように”スタイリング剤をすくいとっていかなければなりません。

理容師をはじめとする専門家の方々は、油性ポマードを扱う前に、ドライヤーの温風をスタイリング剤に当て、その熱量で剤質をやわらかくしてから指にとるのだそう。パフォーマンスとしてはおしゃれな感じもしますが、自宅で扱うにはどうなんでしょうか……。

チェック3

『ルーゾージャパン』の“ルーゾー ミディアムホールド”を使ってみた 4枚目の画像

散々なことをいいつつも、それでも編集Fが愛用し続けているのが、“ルーゾー ミディアムホールド”。その理由がこのチェック3です。手のひらの写真を見ていただくとわかるとおり、テカってます。

これが、当製品をはじめとする油性ポマード最大の魅力。油性であるがゆえの、ねばり気のある光沢感は、ほかのスタイリング剤で目にすることはできません。ただし扱いにはご注意を。油性ポマードは単体で使うのではなく、水溶性ポマードでスタイリングしたあとに、髪の表面のみに薄く伸ばしてつけましょう。水溶性に比べて洗い落ちにくいので、“ごく少量を薄く伸ばす”ことと“髪にもみ込まない”こと。この2点を忘れないでください。

「ツヤ感に物足りない男性には◎。でも使い方には注意」

七三分けやオールバックなど、“バーバースタイル”と呼ばれているヘアスタイルの方にはおすすめしたいのが油性ポマードです。逆に、髪を逆立てたり毛束感を強調する髪型の方は、自宅での使用を避けた方が良いでしょう。

もちろん、理美容室できちんとスタイリングのレクチャーを受けた方なら話は別。長所と短所がはっきりしているため使う人を選ぶスタイリング剤である、というのが編集Fの感想です。

『柳屋』の“ヘアグリース エクストラハード”を使ってみた

『柳屋』の“ヘアグリース エクストラハード”を使ってみた

『柳屋』は美容業界のなかでも老舗中の老舗。油性ポマードの元祖として有名です。そんな同社が某出版社とタッグを組み、ドラッグストアなどにて販売しているのがこちらの“ヘアグリース”シリーズ。今回は、『阪本高生堂』の“クックグリース”と比べる意味で“ヘアグリース エクストラハード”を選び、使ってみました。

チェック1

『柳屋』の“ヘアグリース エクストラハード”を使ってみた 2枚目の画像

“にわとりさん”や“ぶたさん”とは違い、編集Fは“ヘアグリース エクストラハード”を使用したことがありませんでした。しかし、感想を伝えるべく3日間ほど使用したのですが、見てわかるとおり“使用した形跡がない”のです。これはいったいどういうことなのでしょうか?

チェック2

『柳屋』の“ヘアグリース エクストラハード”を使ってみた 3枚目の画像

“使用した形跡がない”。その秘密が、写真の通り。スタイリング剤の剤質によるものです。粘性は見られますが、液体に近いことが伝わるかと思います。つまり、スタイリング剤の容器に指を入れても、剤質がやわらかいため使用感が残らないのです。

これはデメリットではなく、むしろ長所。手のひらで伸ばしやすい、という扱いやすさのバロメーターになります。プロフェッショナルユースではなく、スタイリングに不慣れな一般ユーザーのことを考えてのことではないでしょうか。

チェック3

『柳屋』の“ヘアグリース エクストラハード”を使ってみた 4枚目の画像

手のひらで伸ばしたあとの画像がこちら。クックグリースやルーゾー ミディアムホールドとは異なる質感です。ねばり気やツヤというよりも、手のひらが濡れているように見えますよね。そう、ここがポイントです。

水分が多い整髪料の多くは、間違いなく乾きます。乾くとツヤが失われるのは時間の問題。もちろん、それをカバーする粘性が含まれているのですが、「ツヤ感を長く楽しみたい」という方には不向きかもしれません。

「扱いやすさはピカイチ。それでも気になる、スタイリング後のツヤ」

手のひらでの伸ばしやすさ、扱いやすさを考えると、3種類のスタイリング剤のなかで群を抜いていたと感じられるのが“ヘアグリース エクストラハード”です。ただし、気になったのがその仕上がり。使ってみたところ、セット力は高いのですがツヤはいまいちでした。

正確にお伝えすると、使用直後のツヤはほかの製品と同等だったのですが、時間が経過するとやはりツヤが失われます。扱いやすさとセット力を重視される方にはおすすめです。逆に、“ツヤが命”という方にはやはりプロフェッショナルユースの製品が良いでしょう。

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