夏に着たい白Tシャツは、ビッグサイズで一つ上の男に

夏に着たい白Tシャツは、ビッグサイズで一つ上の男に

これまで幾度となく夏は訪れてきたが白Tは常に主役を担ってきた。同時にマンネリ打破の命題とも付き合ってきたわけだが今季はどうやらサイジングにその解答があるようだ。

菊地 亮

2016.06.19

トップス
Tシャツ
夏の着こなし・コーデ

人気の白Tシャツ。周りと変化をつけるなら、あえてのビッグサイズでメリハリをつけて

時に1枚で、時にインナーとして白Tは夏コーデの中心として活躍してきた。気兼ねなくラフに袖を通せるリラックス感は頼もしく、定番ならではの安定感は完全無欠。とはいえ、悩みがないわけではない。たとえば目新しさ。昨年との違い、周りとの違いを作るにはいささか難儀なアイテムだが、それをシルエットは解決してくれる。そこで今シーズンはビッグシルエットに注目。細パンと合わせれば、ギャップにより脚細効果だって期待できる。

サイズアップすることで得られるおしゃれポイント

大きいサイズを選べば、リラックスできて気になるおなか回りもちゃっかりフォローできる。そんな実用面ばかりでなく、ファッション性を高めるうえでもプラスに働く。ここでは、そのポイントを3つに要約して説明する。

ポイント1袖のロールアップが着こなしのアクセントに

すでに一般的となったロールアップの着こなし術。ボトムスのそれからもわかるように、軽快感だけでなくコーディネートのワンポイントとしてもうってつけだ。従来の白Tでは逆に圧迫感が生まれてしまうところを、大柄であれば難なく適用することができる。

ビッグサイズは袖がひじにかかるくらいの袖丈のものが多い。そのまま着るのもいいけれど、もたついてバランスが悪く見えることも。そこでゆるく袖をロールアップすると、バランスも取れどこかこなれ感も出る。

ポイント2自然にできるドレープ感でエレガントさを演出

大きめのサイズに袖を通すということは、必然的にショルダー回りが落ち気味になる。となると、肩回りや裾付近には意識しなくともナチュラルなドレープが生まれ、見た目にもエレガントなビジュアルを作り出してくれる。ラフに着るだけがTシャツではないのだ。

ビッグサイズは通常サイズのTシャツよりも袖の付け根が腕のほうに落ちているのが特徴。そのすとんと落ちたゆるいシルエットがこなれた雰囲気を醸し出す。

ポイント3裾からのぞく着丈のギャップでレイヤードの威力も増す

1枚で着るのもいいが、着こなしの選択肢としてはベストやシャツ、サマーニットなどとのレイヤードも視野に入れておきたい。その際、襟元や裾からのぞくインナーが重ね着感を強め、いつにも増して気の利いた変化をもたらしてくれる。ロング丈により旬もアピール可能。

ビッグサイズTシャツ×ロング丈インナーのレイヤードはこの夏の新トレンドな予感。トップスにボリュームが出るので、ボトムはスキニーですっきりさせるのがポイント。

ビッグサイズTシャツを着こなす、3つのポイント

ビッグサイズの白Tがどれほど効果的かは概ね理解できただろう。では、それをうまくデイリーウェアへ落とし込むには? そのコツを、達人たちのコーディネートをふまえながら徹底紹介。これからの着こなしの参考にぜひ!

ポイント1パンツはスリムシルエットを選んで、メリハリを出す

ビッグサイズT×スリムボトムは、アイテム同士の相乗効果で多くの恩恵がもたらされる。わかりやすい例が細身のボトムスとのマッチアップ。真逆のシルエットによりボトムスのスリムな印象ががぜん強調され、視覚的にも脚を長く見せてくれる。そして全体にスタイリッシュなムードが漂うのだ。

モノトーンですっきりと合わせたモードライクないでたち。それだけに、ラグランスリーブのやや落ち気味のショルダーにリラックス感が漂う、ビッグシルエットの白Tがより引き立って見える。足元に合わせたスニーカーはネイビーを採用し子供っぽさも抑制。

モノトーンのミニマルなコーデながら、周りとの差を作る気の利いたアイテムや着こなしが抜群。トップスのTシャツは、一見ベーシックな無地Tに見えて実はバンダナ柄をあしらったプルオーバー型。足元にスポーツサンダル×白ソックスの王道でスポーツミックスも意識している。

白Tシャツ×ジーンズのもっともスタンダードなアプローチ。それでもなお“いまさら感”を感じさせないのは、サイジングと軽妙な着こなしによるもの。トップスはワンサイズ大きめをチョイスし、スニーカーも純白で。ボトムスの大胆なロールアップも技アリ。

定番の白Tシャツではあるものの、ネックはざっくりと開いたボートネック、アームは太めの八分丈と新鮮なディテールが散見。その個性を存分に生かし、すがすがしさも漂わせるネイビーの美パンも効果的。ウエストのバンダナ、鮮やかなサンダルのアクセントもいい。

ポイント2ショートパンツとも相性◎。長短差がこなれ感ある着こなしに

トップスにウェイトを置くコーディネートは、往年のモードルックでもよく見られたバランス。生地面積が狭くなるショートパンツと併用すれば、そのニュアンスもグッと強まりこなれた雰囲気を作り出せる。特有の軽やかさも、大柄なトップスのフォローとして効果的。

昨今のトレンドの主流となっているミリタリーのエッセンスを盛り込んだ着こなし。強めな印象のカモ柄も、面積の少ないショーツなら気軽に取り入れられる。しかもクリーンな白Tならアク抜きにはちょうどいい。随所に取り入れたブラック小物でビジュアルも引き締まる!

白Tの代表格といえる『チャンピオン』のトップスを軸に、そこへ『シュプリーム』のキャップやショーツを投入。90年代後期のストリートスタイルを連想させるスタイリングだ。ボリューム感のあるスニーカーや『ナイキ』の白ソックスなど、スポーティーなアイテムも今っぽい。

活動範囲が広がる夏を視野に入れたアクティブなルック。シンプルなトップスに合わせたショーツは、大胆なバンダナ柄。旬の柄ショーツに、さらにスポーツサンダルやバケットハットでトレンドを加え、今季らしさあふれる着こなしに仕上げている。

白Tシャツ×ショーツのオーソドックスな着合わせ。だからこそ、上下のシルエットの違いがくっきりと明確化。膝上丈&タイトなシルエットのチノショーツにより、全体をスマートに見せている。モカシンシューズの土っぽさ、鮮烈なニットキャップの差し色も威力絶大。

ポイント3大人っぽい要素を加味する、ファッション小物も忘れずに

ビッグシルエットの白Tは、なんの配慮もせずそのまま着てしまうと、場合によっては子供っぽく見られる危険性も秘めている。最悪な事態を避けるためにも、周辺に加えるアクセントは重要な要素。ハットや革靴など、大人っぽさを匂わせる小物を加えれば安心だ。

厚手の白Tにクライミングパンツと、一見タフさが目につきそうなコーディネート。しかし、それをグッと抑えながら落ち着いた印象を促しているのが黒小物。トレンド最先端のツバ広のハットやベーシックな革靴でサンドしたことでしまりのある印象に。

白T×黒のスキニーデニムをよりモードなムードへと昇華させたのがクラシカルなストライプの紺ジャケと上品な小物たち。ジャケットはあえて袖を通さず肩がけすることでこなれ感が倍増。ハット&黒革靴のドレス系小物によりワンランク上のスタイルに仕上げている。

オーバーシルエットにカモ柄と、随所にトレンドのキーを散りばめたいまどきなショーツスタイル。シンプルなアイテムを合わせながら、袖やボトムスの裾のロールアップ、さらにニットの肩掛けによってスマートさをアピール。ハットとスニーカーの小物ギャップも楽しい。

ラギッドさとシャープさを同居させた計算づくな着こなし。中心は白×黒のモノトーンながらシルエットの変化によって旬を演出。ウエストに巻いたデニムシャツや民俗調のネックレスで粗野っぽさを出しながら、ハットやサングラスでソリッドな印象をプラスした。

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