10のビッグフェイスウォッチが、初夏の着こなしをクラスアップする

10のビッグフェイスウォッチが、初夏の着こなしをクラスアップする

気候に合わせてライトなスタイルとなる初夏。選ぶべき腕時計も、格好で変えていくのが大人の嗜みだ。そこで手元でしっかりと存在感を示すビッグフェイスに注目したい。

小林 大甫

2018.04.27

腕時計

シンプルな着こなしのポイントに、ビッグフェイスが効く

昨今の着こなしにおいて主流なのは、38mm径前後のミニマルなファッションウォッチ。しかし、装いが軽くなる初夏においては、ケースサイズ44mmオーバーのビッグフェイスが恋しくなってくる。旬のスポーツMIXに似合うことに加え、腕元の露出が増えてくることでその存在が頼もしくなってくるというわけだ。

シンプルコーデに刺さる、ビッグフェイスウォッチの合わせ方

ビッグフェイスの魅力は何といってもその存在感にある。シンプルな夏の装いもアクセサリーなしで程良く華やかに、そしてさりげなく武骨に見せてくれることだろう。まずはそんな着用例とともに、自分にどんなビッグフェイスウォッチが合うか想像してみよう。

コーデ1西海岸風カジュアルの引き締め役に

ウォッシュド加工を施したデニム・オン・デニムスタイルは、スリムなシルエットとシンプルな白Tとの組み合わせで西海岸風に味付け。大人のこなれ感を味わえる、春夏にふさわしいコーディネートとなっている。小物はウォッチも含めてすべてブラックで統一することでスタイルを効果的に引き締めており、袖から覗くタフな『Gショック』が男らしさをグッと押し上げてくれる。

コーデ2モノトーンルックになじませて

シンプルの筆頭である白Tシャツ×ブラックスキニーの鉄板コンビに、ハイセンスなハイテクスニーカーでオリジナリティを発揮したストリートコーデ。アクティブかつモード感も漂わせるモノトーンスタイルにも、ブラック×シルバーの「Gスチール」のエッジの効いたビッグフェイスがマッチする。腕時計ならではのメカニカルな顔立ちは、シルバーバングルやレザーブレスとは異なる武骨な存在感を放つ。

コーデ3都会的なストリートMIXにもハマる

迷彩パンツやバケットハット、太めのロールアップからのぞくラインソックスなど、ストリート感満載のTシャツスタイル。アイテム数は限られる夏時期でも、細やかなディテールへの配慮を忘れなければしゃれた雰囲気をまとうことができるという好例だ。ここで華奢な腕時計を選択してしまうとほかの個性的なアイテムに埋もれてしまうため、遠めにも目立つビッグフェイスがバランス良くハマる。

スタイリングの格を上げるビッグフェイスウォッチ10選

大人に選んでほしいビッグフェイスウォッチのルールは、ケース径44mm以上50mm以下。これ以上小さくなってしまうと40mm径前後のモノとの差別化が図れず、大きすぎては日本人の細腕に合わせにくい。だが必ずしも、大きければそれで良い、というわけではない。アクティブなムードのある定番ブランドはもちろん、実直な腕時計作りを施すメーカーやセンスのあるデザインなど程良く語れるフックがある逸品を選びたい。

モデル1『ニクソン』

『ニクソン』の定番であり51mm径の特大サイズと300mの本格防水を持つ「51-30」の継承モデル「48-20」。200m防水というマリンシーンでも申し分のない防水性と、大きすぎず小さすぎずにオールラウンドにフィットする48mmサイズがなんとも頼もしい。また、アノダイズアルミニウム加工を施したプッシュボタンのカラーアクセントや、スピードメジャーからインスパイアされたワイドアイクロノグラフなど細かなディテールにも個性を感じられる1本。

モデル2『セイコー』×『フリーマンズスポーティングクラブ』

2016年からスタートし、リリースごとに注目を浴びている『セイコー プロスペックス』と『フリーマンズスポーティングクラブ』のコラボウォッチ。最新モデルもこれまで同様に名作「ダイバースキューバ」をベースにしつつ、ダイヤルカラーをホワイトにすることでタウンユースに適したデザイン性と品を確保した。国内最大手の腕時計メーカーによるクオリティの高さを感じられるうえ、45.9mmというスタイルになじみやすくきちんと主張する絶妙なサイズ感も魅力だ。

モデル3『スント』

アウトドアやスポーツシーンでハイパフォーマンスを発揮してくれる『スント』は、北欧由来の優れたデザイン性も人気の理由だろう。この「トラバース アルファ」は操作性の高さやアメリカ国防総省の規格をクリアした耐久性も魅力だが、ファッション性の高いルックスにも注目。堅ろうなブラックのステンレスベゼルに施したビス留めのアクセントや、アクティブなカモ柄のナイロンストラップは腕元の格上げに効果を発揮してくれる。

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モデル4『ディーゼル ウォッチ』

ビッグフェイスウォッチを語るうえで欠かせない『ディーゼル ウォッチ』。そのスマートウォッチシリーズ「ディーゼル オン」のこの1本は、同ブランドらしいエッジの効いた男らしいたたずまいに仕上がっている。視認性が高く、インパクトのあるフェイスデザインも特徴的。2・4・8・10時位置のツメがメカニカルな印象がタッチスクリーンのムードとマッチして、まるでコックピットのような雰囲気を醸し出している。

モデル5『イッセイミヤケ』

さまざまなデザイナーとのコラボで注目される『イッセイミヤケ』から、日本を代表するカー&プロダクトデザイナーである和田智氏が手掛けた「W」をピックアップ。羅針盤をモチーフにした独特のダイヤルデザインは効果的なレッドカラーが手元をスポーティに飾ってくれる。45mmというサイズ感に加え、金属の塊を削ったかのような分厚いケースが日本らしく力強い造形美を放つ。10気圧防水の自動巻きタイプで、腕時計としてのクオリティも十分味わえる1本。

モデル6『ルミノックス』

ミリタリーウォッチのパイオニア的ブランドである『ルミノックス』。チリ北西部にあるアタカマ砂漠をデザインソースにした「アタカマフィールド」は、ヴィンテージライクなフィールドウォッチとして誕生した。視認性の高い45mm径の文字盤にシンプルなインデックスで、スタイル不問の汎用性を見せてくれる。また、砂漠や荒野をイメージしてデザインされたケースやレザーベルトにより、男らしくも高級感のある腕元を印象づけてくれるだろう。

モデル7『フォッシル』

大胆にくり抜いた文字盤からのぞく機械式ムーブメントが大人のたしなみを演出する『フォッシル』の「グラント オートマティック」。繊細なローマンインデックスや、デザインを最大限生かすことのできるトゥーハンド(2針)、経年変化を楽しめるレザーベルトなどディテールにこだわって仕上げた1本だ。オンでもオフでも、この腕時計の持つクラシカルなムードが味わい深い印象へと導いてくれる。裏ぶたもシースルー仕様となっているため、機械式ならではの動きを楽しめる。

モデル8『Gショック』

ステンレススチールとウレタンバンド、これら異素材の組み合わせによりタフネスを徹底追及した「Gスチール」は誕生当時から人気が続く『Gショック』の人気アイテム。今作は同モデルの象徴でもあるレイヤーガード構造はそのままに、モジュールを小型化することで50mm以下にまでサイズダウン。より多くの人やスタイルに合わせやすくアップデートが施されている。ビッグフェイスといえば『Gショック』を選択する人も多いだろうが、あえて武骨ななかにモダンさも薫る「Gスチール」でほかの人とさりげなく差をつけてみるのも面白い。

モデル9『シチズン』

ビジネスシーンでの使用をメインとするならば実直なモノ作りのジャパンブランド『シチズン』を。「プロマスター」シリーズのダイバーズウォッチであるこちらは、潜水用200m防水のほか、逆回転防止ベゼルやネジロック式リューズなど本格的なマリンスポーツにも耐えうるスペックを携えている。デザインは44.5mmのビッグフェイスにデイト表記やブランドロゴ、ダイバーズ表記が乗ったシンプルなたたずまい。モノトーンでシックにまとめあげた長年愛用できる1本だ。

モデル10『タックス』

最後に、2010年創業の日本のウォッチブランド『タックス』から変わり種腕時計を紹介しよう。カメラをデザインソースに、ケースや文字盤はレンズをモチーフにしたほかにはないプロダクト。見れば見るほどに「これは本当に腕時計なのか?」と疑いたくなるようなルックスは44mmの程良いサイズ感で腕元を楽しげに彩ってくれる。また、このモデルはオリジナルのNATOストラップを採用しており、汗ばむ季節でも着けやすい春夏にうれしい仕様となっている。

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