2018年も人気。ポケットTシャツのおすすめとコーデ

2018年も人気。ポケットTシャツのおすすめとコーデ

胸元にポケットがあるだけで、表情に変化が生まれ、デザインのきっかけになる。最低限の遊びで大きなリターンを生むポケットTシャツの魅力とおすすめを徹底解明しよう。

菊地 亮

2018.05.31

トップス
Tシャツ
夏の着こなし・コーデ

さり気ないディテールで差がつくのがポケットTシャツ最大の魅力

ポケットTシャツの起源は諸説あるが、国内ではヴァンの創業者である石津謙介氏が最初に作ったといわれている。進駐軍の米兵が身につけていたポケット付きTシャツを目の当たりにし、胸元へ付けるにいたったとか。当時は、国内でまだ“下着”の域を脱していなかったTシャツをアウターとして着る、その文化を根づかせたのは彼の功績といえるだろう。

今着られる筆頭候補は何か。たとえば、パックTの元祖としても知られるアメリカの老舗『ヘインズ』。1枚で着る概念を浸透させた一翼を担う、まさにTシャツの王道ブランドだ。数あるラインアップの中でも日本人の体型に合わせて作られた“ジャパンフィットモデル”がイチ推し。

シンプルなものから個性的なものまでバリエが豊富

胸元にポケットを付けただけのシンプルなデザイン。ただ、その種類は実に多彩で、各ブランド独自のアイデンティティーとそれに基づくアプローチが新鮮だ。着心地にこだわったものから、デザインで主張したものまで、その代表的な作品をここでは見ていきたい。

アイテム1『グリーンレーベルリラクシング』

カラーをコンビネーションさせた、シンプルなカジュアルTシャツ。夏の暑い時期にも最適な、うれしい吸水速乾機能付きだ。定番Tシャツとして活躍できるよう、デザインもベーシックに仕上げている。

アイテム2『ベイフロー』

前身頃には麻、後身頃には綿を使用した切り替えデザインが目を引くポケT。爽やかな麻の風合いがポケットや袖の異素材感を引き立たせ、裾の絞りもアクセントとして効果的。シックなカラーリングながら、細かなディテールで周りに差がつく1枚だ。

アイテム3『アロイ』

東京発のグラフィックデザイナーによるポップなアパレルブランド『アロイ』。カラフルで高品質な国産のポケットTシャツをメインに扱うブランドだが、写真のようなシックな色使いも得意としている。それでいて実験的で遊び心がふんだんに配されたデザインもまた魅力のひとつ。

アイテム4『ナノ・ユニバース』

ニットのポケットが付いた異素材ポケットTは、一枚で存在感が抜群。きれいな生地を使用し、同系色にすることでカジュアルになりすぎない大人っぽい仕上がりに。幅広い年齢層に対応した大人の優秀Tシャツだ。

アイテム5『チャンピオン』×『シップス』別注

程よいヘビーウェイトで仕上げたコットン100%の9.4ozリバースウィーブ生地を使用。こなれたインディゴカラーに目が行くが、こちらはジャージ素材。ヴィンテージライクな前Vガゼットもインパクト大で、主役としての実力をいかんなく発揮する。

今季おすすめ! ポケットTコーデサンプル

小細工なしで王道のジーンズと、なんて選択肢も悪くはない。ただ、Tシャツの特徴に合わせたボトムス選びやシルエットの遊びなど、ちょっとしたひねりや配慮を加えただけでコーディネートはがぜん見違える。それは、以下のスタイルサンプルを見れば一目瞭然。

夏ともなれば、リラックスしたいのは誰もが抱く本音。だからこそ迷わずTシャツを手に取る。しかし、ダラしなさが露呈しては大人の面目も丸つぶれ。そこでタックインという選択肢を。Tシャツをタックアウトした時に出る裾の遊びを控えたことで、見た目にもすっきりとした印象になり、シャンとした見た目にシフトする。

Tシャツを身につけるうえで、どう個性をのせていくかは大いに悩みどころ。奇をてらったデザインに逃げたくない大人とすればなおさらだ。そこで、ポケットが役に立つ。全体にデザインが入ってしまうと、アク抜きに苦労するが一部使いであればこんなにも自然。ショートパンツと柄同士をリンクさせれば、すんなりなじんでくれる。

極力ミニマルなTシャツに袖を通す場合は、周りのアイテムでアレンジを加えるのがベターな着こなし方。たとえば、トレンドの一端を担うミリタリーの要素を盛り込むのもひとつの手だ。カモ柄のイージーショーツは、リラックスできるうえ、スパイシーな味付けが威力絶大。上下をレッドとブルーの原色系でサンドすれば夏っぽさも出る。

Tシャツ1枚の着こなしは、下手を打つと子供っぽくも見られかねない。その予防線として手軽にアプローチできるのがモノトーン。全体をブラックでまとめれば、労せずしてスタイリッシュな見た目を手にできる。その際、気になるのが重感。ただ、トップスにボーダー柄を差し、足元にサンダルをチョイスすれば問題なし。

爽やかな着こなしは太陽がまぶしい季節にぴったりで、女子ウケもいい。それは今や誰もがよく知るところゆえに、夏はボーダー大人が増加する。ブルー×ホワイトの配色はもう鉄板だ。そこで、隣人との“かぶり”を避けるためにちょっとした配慮が必要。ポケットを無地で切り替え、ボトムスはエレガントなショートパンツ。これで差別化確定。

開放的になれるTシャツスタイルだが、浮ついたイメージはどこかで払拭したい。最旬のアースカラーを採用すれば、それもすんなりかなえられる。さらにワンランク上を目指すなら、ひと手間を加えてこなれ感を存分にアピール。それを可能にするのがスラックス。Tシャツやサンダルなどの抜け感を、この美パンがフォローしてくれる。

トレンドとはいえ、旬のミリタリー感を夏スタイルへ取り入れるとなれば、まずは特有の土っぽさをかわさなければならない。ただ、それを一発で解決してくれるのがシックなネイビー。Tシャツでもトップスへ合わせることでみずみずしいコーディネートへと変貌する。ボーダーとポケットのデザイン的エッセンスも効果的なアシストに。

Tシャツとジーンズのオーソドックスなスタイル。ボーダー柄は、モノトーンならこれまでとは違った印象になり、濃紺のジーンズが大人っぽさを助長してくれる。ベースをベーシックへと傾倒させた分、鮮やかなカラーを取り入れやすいのも利点のひとつ。ポケットの切り替えや、鮮やかなグリーンのスニーカーでご覧のように表情豊かに。

Tシャツとショートパンツのおなじみのスタイル。開放感たっぷりな着こなしは、時に幼さも目につきそうだが、ブラックで引き締めながら回避している。Tシャツをはじめ、ハットやスニーカーといった小物まで、とことんブラックをチョイス。その中にあって、さりげなくポケットからのぞかせたチーフがさりげないアクセントに。

おなじみ柄であるストライプでも、太ピッチであれば主張はかなり強めになる。ただ、それをワル目立ちさせないのがネイビーとホワイトの配色。トップスに無地の白Tを持ってきたことで微妙にコントロールしている。しかも、そのTシャツはショルダーを落とし気味にしたビッグシルエット。嫌みなく旬を取り入れた点も高評価。

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