インディアンジュエリーの魅力とは? 〜ナバホ族編〜

インディアンジュエリーの魅力とは? 〜ナバホ族編〜

インディアンジュエリーの魅力って何でしょう? ここでは人気作家の作品を見つつ、その魅力のいったんを紐解いていきたいと思います。まずはナバホ編から。

桐田 政隆

2015.02.18

アクセサリー

インディアンジュエリーは部族や作家ごとに得意な技術がある

インディアンジュエリーはジュエリーですから、その人が気に入ればそれで宝物になります。最初に見た印象がよければ、それでOKでしょう。ただ部族や作家ごとに得意な技術があり、これを知ることで作品の特徴がより掴みやすくなります。まずはインディアンジュエリーの祖であり、スタンプを得意とするナバホ族の作品です。

『ジェニファー・カーティス』のバングル

ジェニファー・カーティスはナバホの巨匠、トーマス・カーティス(2013年に逝去)の娘。父譲りの力強いスタンプ、そして女性らしい繊細な作風で日本でも大変人気があります。またシンプルなデザインとやすり掛けによる多面的なカットも特徴で、どこかモダンな印象があって取り入れやすいのも人気の理由です。

スタンプとはナバホ族が始めた、たがねをハンマーでシルバーに打ち付けて、先端の模様を刻む技術。今は市販のたがねもありますが、一流作家は自前のたがねを作ってスタンプしています。ちなみにジェニファーは、生前の父とたがねをシェアしていました。スタンプワークは一子相伝の技術、そして宝物でもあります。

『エディソン・サンディ・スミス』のバングル

ESSの略称でもお馴染みの『エディソン・サンディ・スミス』。氏のアクセのホールマーク(アクセに刻印する作家の判子みたいなもの)にもこのESSのロゴが使われています。ちなみに氏は電気も通っていない荒野の一軒家でオールドスタイルの作品を作り続ける、生粋の職人肌といったタイプ。そしてESSといえばこのバングルです。

氏はスタンプとエンボス(裏面を叩き表に模様を出すスタンプ)を突き詰めた作風が高名。このアポロチョコみたいな裏からのバンプアウトスタンプと表のスタンプワークが連なるスタイルは特に有名で、ほかでは見れない圧倒的な存在感があります。こうした男らしさもスタンプを得意とするナバホのジュエリーならではです。

『ペリー・ショーティ』のバングル・ビズビーターコイズ

ナバホのオールドスタイルを伝承し、コレクターにとっても憧れの存在といえる『ペリー・ショーティ』。1890〜1915年まで使われた、バーバーコインを溶かして使うコインシルバー、そして伝統のトゥーファキャスト製法による作品が代名詞です。また眺めているだけで惚れ惚れするスタンプワークも一見の価値があります。

ターコイズはハイグレードのビズビーを使用。ビズビーらしいにじんだようなマトリックスも見られます。また人によっては高いかもしれませんが、これで28万円台は良心的! ’13年から米国ではコインを使ったジュエリーの作成が禁じられ、氏のコインシルバー作品も非常にレアになってきますからね。

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