手元で演出する品格。高級感のあるメンズ腕時計20選

手元で演出する品格。高級感のあるメンズ腕時計20選

ボーナスで腕時計を購入するならば、金額以上の品格が得られる一本を手にしたいところ。そんな紳士のための、絶対的な価値のある腕時計を紹介します。

黒野 一刻

2016.05.31

腕時計

腕時計の“高級感”を見極める三大要素

腕時計が高級である理由は、使用されている素材と注ぎ込まれている技術があればこそ。そんな“高級”を冠する要素を、より深く解説します。

要素1すべてに配慮が行き届いています

腕時計において、真に「高級」という言葉は、人の手仕事によるものに与えられます。たとえば、この時計はベゼルやムーブメントに細やかな手作業による装飾が入れられ、文字盤は古典的な七宝焼きで作られます。職人の技だからこそ、高い価値が認められるのです。

要素2古典的だからこそ最新技術も引き立ちます

現代の本物の高級時計には、ある意味、ミスマッチの塊のような時計もあります。この時計は、最先端のシリコン素材や磁力を活用した精度維持の仕組みを持つ先端技術の賜物です。しかし、文字盤やケースは18〜19世紀に考案された意匠で埋め尽くされています。

要素3落ち着き払った風格も大切です

現代的なデザイン、スポーティーなデザインの時計でも、細やかな作りや強力な個性を盛り込むことで、風格が出てきます。この時計の場合は、ブランド独自配合の18金ケースにオリジナルの精緻なメカニズムという価値が、時計の強烈な存在感に結びついています。

時計ライターが厳選。高級感のあるメンズの腕時計20

ゴールド、スチールを問わず、本物の高級仕様の20本をご紹介します。ボーナスは頭金? という高額モデルも飛び出します。その味わい深い世界を堪能してください。

『パテック フィリップ』カラトラバ 5116

世界最高峰をうたわれるブランドの3針ベーシックです。クル・ド・パリと呼ばれるベゼルの彫金、古典的な焼き物である本七宝焼きで作られた文字盤は、いずれも職人の手による芸術品。ムーブメントも同様で、このシンプルさで200万円台の価格もうなずけます。

『ブレゲ』クラシック クロノメトリー

シリコンヒゲゼンマイを搭載し、テンプの軸は磁石の反発力を利用して摩擦をなくした毎時7万2000振動のウルトラハイビートなどというとギアっぽい時計を想像しますが、18世紀にブランドの創業者が考案した古典的装飾により、クラシカルに仕上げた超逸品です。

『ロレックス』スカイドゥエラー

年に一度の調整で済むアニュアルカレンダーなど最新の機構を搭載していますが、1970年代以来のコンサバティブなケース形状を継承して、ボリュームアップ。独特の赤みのさすゴールドは独自のエバーローズゴールドで、シックかつ重厚感にあふれる時計です。

『ブランパン』ヴィルレ ウルトラスリム

世界最古をうたわれ、クォーツショックの操業停止からの復活劇でも有名なブランドの薄型モデルです。自動巻きで、駆動時間は100時間に及ぶというのに、厚さはたったの3.25mm。そのケースはさりげなく豪華なホワイトゴールド製で、エレガントの極致です。

『A.ランゲ&ゾーネ』ランゲ1

東西冷戦とドイツの分裂で消滅した悲劇の歴史から復興したドイツブランドで、この時計は1993年の復興から続く旗艦モデルです。独特のビッグデイト機構などにくわえて、ムーブメントに施された彫金は、まさに芸術品。ドイツ時計の価値を高める傑作です。

『オーデマ ピゲ』ジュール オーデマ エクストラ フラット

高級ブランドの時計は、常に薄型を目指すことで、技術力を証明します。この時計は自動巻きで6.75mmの薄型を目指しました。ピンクゴールドのケースとブラック文字盤がラグジュアリーな雰囲気満点です。現在は生産を終え、それだけに店頭在庫は貴重です。

『ヴァシュロン・コンスタンタン』パトリモニー ラージ

ブランドはクォーツショックでも操業が途切れなかった最古クラスの歴史を持ち、この時計は手巻きの逸品です。ケースは40mmと現代的なサイズながら、文字盤のデザインは古典的なシンプルさ。シースルーバックからのぞくムーブメントも美しい出来栄えです。

『フランク・ミュラー』トノウ カーベックス マスターバンカー

『フランク・ミュラー』はケースが凝った造形であるばかりか、独自の繊細な文字盤装飾であるヌーベルバーグギョーシェなど手仕事でもすばらしいものがあります。この時計は3つの異なる時間帯を同時表示するセミコンプリケーションで風格にもあふれています。

『パテック フィリップ』アクアノート

最高のブランドは、スポーツモデルを作らせても最高ということを示す一本で、舷窓を思わせるベゼルの形状が、ヨットのようなラグジュアリーシーンにお似合いです。文字盤装飾と樹脂素材を採用した独自のストラップという意匠までシンクロさせるデザイン力に脱帽です。

『ブレゲ』タイプXX アエロナバル

『ブレゲ』が1950年代にフランス海軍航空隊に納入したモデルを復刻しています。オーセンティックなデザインにはビンテージものの雰囲気が漂っています。計測中にクロノグラフの針をゼロ位置に戻せるフライバック機能付きで、航空時計らしさもいっぱいです。

『ロレックス』チェリーニ タイム

日本ではあまり知られていませんが『ロレックス』にも、正統ドレス系モデルは存在し、それがチェリーニです。貴金属ケースに身をまとい、オイスター系のケースとはまったく異なるエレガンスを発揮します。このチェリーニ タイムはシンプルを極めた最新作です。

『ブランパン』フィフティ ファゾムス バチスカーフ

現代ダイバーズの元祖フィフティ ファゾムスの誕生60周年に当たる2013年に登場し、1950年代末のバリエーションを復刻したものです。アンティークミリタリーの雰囲気がいっぱいで、セラミックベゼルやシリコン製ヒゲゼンマイなど最新技術もいっぱいです。

『A.ランゲ&ゾーネ』サクソニア フラッハ

『A.ランゲ&ゾーネ』は、スポーツモデルも、ステンレスモデルも作らず、真に高級感のある貴金属モデルしか作りません。このベーシックなサクソニア フラッハも、ケースはホワイトゴールド製。このブランドらしい、芸術的なムーブメントを例外なく搭載します。

『オーデマ ピゲ』ロイヤル オーク オートマティック

ロイヤル オークはクォーツショックの渦中の1973年に、高級時計メーカーがステンレス製のスポーツモデルを手がけたことで時計史にその名を刻みます。以後、ラグジュアリースポーツという分野が確立し、いまだに、その代表的モデルとして認知される大傑作です。

『ヴァシュロン・コンスタンタン』オーヴァーシーズ クロノグラフ

ラグジュアリースポーツモデルの中でも、重厚感では右に出るもののないのが、この時計です。最古級ブランドのトレードマークであるマルタ十字の造形をベゼルとブレスにあしらっており、文字盤やムーブメントの装飾も手抜かりなく、造形美にあふれています。

『フランク・ミュラー』ラウンド ヴィテージ

独立時計師だったフランク・ミュラー氏がブランドを創設する以前は、トノウ カーベックスなどの異型モデルではなく、このラウンドケースが多く用いられました。ステンレスケースですが、古風な文字盤デザインは、まさにビンテージの風格でいっぱいです。

『ジャガー・ルクルト』マスター・ウルトラスリム

自社の厳しい検査であるマスターコントロールに由来したモデルで、自動巻きで7.62mmの厚さに仕上げ、しかも1000時間の検査に耐える信頼も備えた傑作です。ピンクゴールドにアイボリーカラーの文字盤がマッチし、しかも、古風な雰囲気を時計に与えています。

『カルティエ』カリブル ドゥ カルティエ オートマティック

『カルティエ』の自社ムーブを搭載し、ボリューム感のあるラグの造形やダイナミックなリューズガードは、現代的なスポーツモデルですが、文字盤の造作はアールデコの雰囲気満点で、独創的な時計です。

『ウブロ』クラシック フュージョン チタニウム キングゴールド

『ウブロ』はフュージョンというコンセプトで、異素材をケースに組み合わせる試みを続けていますが、この時計は、独自の配合で高硬度の18Kキングゴールドをベゼルに装備しました。チタンとのコンビで、スポーツ系の素材使いで高級感を見事に融合させています。

『カンパノラ』グランドコンプリケーション 星宿(ほしのやどり)

税抜き正規価格40万円は、クォーツモデルであることを考慮すれば、紛れもなくハイエンドで、クォーツで複雑機構を楽しむという機知に満ちています。とくに、文字盤は日本古来の蒔絵の技法で作られた漆塗りによる芸術品で、立体的な造形もたまりません。

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