2017春夏の腕時計。見た目と機能で選ぶおすすめモデル

2017春夏の腕時計。見た目と機能で選ぶおすすめモデル

腕時計を選ぶうえで視野に入れたい“旬”。今季選ぶとしたらどんなモデルがいいのか。機能、ルックス、季節感、トレンド…さまざまな要素にかんがみながら検証してみたい。

菊地 亮

2017.05.23

腕時計

2017年春夏の腕時計。まずは選び方を押さえよう

あまたある腕時計から最高の一本を探すのは至難の業。求める要素も人それぞれだろう。そこで、大きく分けて「機能」と「ルックス」の2方向から、今季手にすべき一本を選定。

見た目で選ぶならココがポイント!

選び方1特徴的な文字盤で違いを演出する!

腕時計は40o前後のコンパクトな世界。そこでわかりやすくオリジナリティを発揮できるパーツといえばやはり文字盤だろう。インダイヤルやインデックス、さらにはスケルトン仕様といった突飛なアプローチまで、現在もさまざまなコレクションがちまたをにぎわせている。それらを取り入れ、旬と個性出しの両得を狙いたい。

選び方2手元に馴染みやすいスモールフェイス

手元に馴染みやすいスモールフェイス

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これまでは、ビッグフェイスで強いインパクトを残すモデルが主役。新興勢力の間でもその動きは顕著で、斬新なデザインとも相まり多くのセレブリティに重用されてきた。しかし今季は少々風向きが異なる。デカめでゴツい印象の強いウブロも、新作ではミニマムフェイスを発表。“コンパクト”が主流になりそうな予感だ。

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選び方3洋服では馴染みのネイビーが腕時計にも

アパレルシーンでは、もはやトレンドを通り越して定番化してきた感のあるネイビー。その動きは腕時計業界でも目に見えて目立ってきた。中でもカジュアルウォッチは、ラフながらもどこかスタイリッシュな雰囲気を醸し出す逸品へと変貌し、にわかに脚光を浴びている模様。チェックしておいて損はない。

機能で選ぶならココがポイント!

選び方1高精度のムーブメントにこだわる

ムーブメントは腕時計の心臓ともいえる重要なツール。そのクオリティによってアイテムの機能性は決まるため、技術力をアピールするうえでも格好の要素といえるだろう。各ブランドもそれは重々承知。とりわけ、自社ファクトリーで仕上げているブランドは日々開発と研究に余念がないため信頼度は高い。

選び方2水没だってものともしないダイバーズ

メカニカルなアイテムにとって水は最大の敵。言わずもがな腕時計も例外ではない。誰もが、突然の雨や手洗いなどの水周りでの所作に戦々恐々とした記憶はあるだろう。ただ、気密性の高いいかついケースに防水性も備えたダイバーズウォッチなら心配も杞憂に終わる。そのたくましさは、日常に安心をもたらしてくれるだろう。

選び方3実用性を最優先するならやっぱりGPS時計

選択を機能面に特化するなら、現状最高と呼べるのはやはりGPS時計かもしれない。世界のどこへ行ってもGPS衛星からの時刻情報を受信し、原子時計に基づく正確な時刻や日付を刻むため信頼度は絶大。ビジネスシーンにおいてもきっと頼もしさを感じられるはず。誕生は2014年と最近ながら、その進化スピードには目をみはる。

2017年春夏の腕時計。トレンド3タイプのおすすめ

これまではルックスと機能の両側面から選び方を述べてきたが、ここからはトレンド的見地から解説。手元からさり気なく旬を意識すれば、普段のコーデも様変わりするはずだ。

トレンド@:ミリタリー風の男らしい面構えを選びたい

ミリタリーは男たちにとって欠かせないファクター。ファッションシーンではとりわけ顕著で、名作を独自に解釈したものや、ディテールを生かしたアイテムまでさまざまだ。その流れは腕時計の世界にも。ミリタリーウォッチに端を発するものや、要素をうまく組み込んだものまで多彩な顔ぶれが並ぶ。

アイテム1『IWC』マーク17

『IWC』が誇る主要ラインのパイロットウォッチコレクション。高度計をイメージしたデイダイヤル、41oに拡大したケースなど、ミリタリーライクな武骨フォルムにより男も上がる。

アイテム2『ハミルトン』カーキ パイロット

カーキシリーズの中でもとくに人気のカーキ パイロット。3サイズある中のこちらは46oの機械式。インデックスに時間ではなく分を大胆に表記するなど、意表を突くディテールも光る。

アイテム3『グライシン』コンバット クロノグラフ

1924年にスイスに誕生した実力派時計ブランド。代表的モデルのエアマン同様、こちらのモデルも軍ウォッチとして優秀で、時分針やインデックスには視認性を高める夜光塗料を塗布。

トレンドA:オン・オフで使えるスポーツタイプを

これからの季節は、暖かな気候も手伝い外へ足を向けるケースも増えてくる。となれば、精密機器である腕時計も丈夫さや耐久性が重要な要素となるのは明白。そこで選ぶべきは、今季も人気の高い機能性を備えたスポーツタイプがいい。クロノグラフやダイバーズはビズシーンにおいても昨今の主力なだけに一本持っておいて損はない。

アイテム1『カルティエ』カリブル ドゥ カルティエ ダイバー

トノー型のラグジュアリーな定番モデルとは一線を画すスポーティなビジュアルが男心を引きつける一本。丈夫で柔軟なラバーベルトや300m防水など、機能面も充実している。

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20世紀初頭の革命。カルティエが切り拓いた腕時計の歴史

アイテム2『セイコー』アストロン 8X

GPS時計の先駆的存在であるセイコー渾身の一本。新たに曜日表記が文字盤に追加され、ダイヤルに太陽光が当たると5秒以内にGPS衛生電波を受信するスマートセンサーも搭載。

アイテム3『スント』エッセンシャル カーボンダイヤル

数あるスントのモデルの中でも厳選された素材を使い、メイド・イン・フィンランドにこだわったエッセンシャルコレクション。こちらはシリーズ内で唯一DLC加工が施されたもの。

トレンドB:クラシック人気はいまだ冷め止まず!

往年のアメカジやトラッドなど、ファッション界で“クラシック”は旬ワード。腕時計でその人気は継続しそうだ。ただ古いというわけではなく、これまで存在感を発揮してきた老舗の名品がやはりその流れを先導する。投資額はそれなりに要するが、10年、20年を視野に入れれば選択肢としては大いにありだ。

アイテム1『ブレゲ』クラシックアールデコ

センターにあしらわれた新しいギョーシェ柄、ダミエアールデコ・ギョーシェによりグッとエレガントさを増したこちら。シースルーケースからのぞく精巧なムーブメントも見所だ。

アイテム2『A.ランゲ&ゾーネ』サクソニア フラッハ

同ブランド史上もっとも薄いモデルとして知られる同作。無駄のないシンプルな作りにより、イエローゴールドのきらびやかな表情がより明快に描き出され、型押し革が上級感をもたらす。

アイテム3『ジャガー・ルクルト』マスター ウルトラスリム リザーブ ド マルシェ

ベゼルを細身にし、文字盤を大きくとることでより薄さと優雅なラウンドシェイプを際立たせた作品。文字盤のインダイヤルを楔形にすることで、よりスマートな印象に仕上げた。

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