人気のブランドと合わせ方はコレ! 今こそローファーを履こう

人気のブランドと合わせ方はコレ! 今こそローファーを履こう

クラシカルな着こなしの人気が高まっている今だからこそ、ローファーを1足手に入れましょう。主な種類からコーデテクまで、その魅力を余すところなくご紹介します。

近間 恭子

2018.01.17

レザーシューズ
ローファー

足元を品良く軽やかに。今こそローファーを履こう

革靴ならではの上品さがありながらも、紐靴に比べて堅苦しさはなくラフに履ける。さらにカジュアルからビジネススタイルまで対応する汎用性も併せ持ち、脱ぎ履きも楽々。そんな1足あると重宝すること間違いなしのローファーですが、学生靴のイメージを引きずっている人もいるでしょう。流行に左右されない大人の男の定番シューズである上に、最近のクラシックスタイル人気において欠かせないアイテムでもあるので、今こそその思い込みを断ち切って挑戦するべきです。

ビジネスとカジュアルで異なる、ローファー選びのポイント

ローファーは革靴のなかで最もカジュアルな位置付けゆえ、ビジネスには向かないとされていました。が、ビジネススタイルのカジュアル化に伴い、最近は取り入れる人が増えています。厳密にビジネス用というくくりがあるわけではないですが、装飾を抑えたペニーローファーやコブラヴァンプがふさわしいでしょう。さらにコバの張り出しも控えめだとスマートなフォルムが引き立ち、よりスラックスからシューズまで美しいシルエットを際立たせてくれます。

まず知っておきたい、ローファーの種類

ひと言でローファーといっても種類はさまざま。ということで、代表的なデザインを厳選してピックアップしてみました。それぞれ特徴や与える印象などが異なるので、ローファー選びの参考にしてみましょう。

種類1ローファーの王道、ペニーローファー

アッパーのサドル部分に切れ込みの入った、最もなじみのあるデザインです。ペニーとは1セント硬貨のことで、1950年代にアメリカの学生がサドルに1セントを差し込んでいたことが由来とされています。別名コインローファーとも呼ばれており、アメトラやアイビールックには欠かせない存在です。どこか知的で、それでいて適度な脱力感があり、幅広い着こなしに対応する基本のデザインです。

■参考: 革靴の定番デザイン、ペニーローファーをおさらい

種類2優美に揺れる房飾りがエレガントなタッセルローファー

サドルの代わりに、タッセルと呼ばれる房飾りを甲部分に施したローファーのことを指します。アメリカにおいては弁護士の象徴ともいわれており、前述のペニーローファーに比べるとややフォーマル色の強いデザインとなっています。それでいてローファーならではの気軽さも併せ持っているのも魅力。歩くたびに揺れるタッセルがなんとも小粋で、足元にさりげない存在感を与えてくれます。

■参考: 一足は持っておきたい。タッセルローファーのススメ!

種類3ラグジュアリーにコーデを格上げするビットローファー

アッパーのサドル部分に、ホースビットと呼ばれる馬具を模した金属飾りを取り付けたビットローファー。より装飾性の強い大人のカジュアルスリッポンとして、1953年に『グッチ』が発明したのが始まりとされています。ほかのローファーとは一線を画す、エレガントでドレス度の高いデザイン。パーティーシーンやオフなどには最適ですが、ビジネスには不向きなので注意しましょう。

■参考: コーデに“華”を与える!ビットローファーをおさらい

種類4着こなしを品良くスマートに見せるコブラヴァンプ

モカシン縫い以外の装飾がなく、トゥがやや上に跳ね上がったスリッポンタイプの革靴のこと。この甲からトゥにかけてのシルエットが蛇の頭に似ていることから、コブラヴァンプと呼ばれています。ちなみにモカシン縫いすらないものは、ヴァンプローファーと呼ばれることも。コブラヴァンプの魅力は、シンプルさのひと言に尽きます。そのクセのなさから春夏素材であるギャバジンやポプリンを使用したウェアなどとも相性が良く、これからの季節にうってつけのデザインといえるでしょう。

大定番から新鋭まで。ローファーの人気ブランド10選

定番で人気の高いシューズゆえ、さまざまなブランドが展開しています。今回は国内外のシューズブランドから定番ブランドを中心に厳選してピックアップしました。どれも細部までこだわった大人にふさわしいローファーなので要チェックです!

ブランド1『リーガル』

1902年創業の日本が誇る老舗靴メーカー。アメリカントラッド隆盛の時代に築いた信頼の高さから、多くの大人に愛されています。そして1971年の登場以来、『リーガル』を代表する名作モデルとしてリリースされ続けているのが「2177N」。オーソドックスなペニーローファーながら、光沢感あるガラスレザーを用いることでクラス感ある足元を構築します。さらに履き込むほどにコルクが沈みフィット感が高まっていく、グッドイヤーウェルト製法を採用しているのも特筆すべき点です。

■参考: 革靴の王道。リーガルのおすすめシューズ15選

ブランド2『ハルタ』

『リーガル』に並ぶ、日本を代表する老舗靴メーカーである『ハルタ』。その歴史は100年以上前の大正6年からスタートしており、今もなお学生靴のトップシェア企業として知られています。こちらは『エディフィス』が別注したエクスクルーシブモデル。定番「8051」をベースに、アッパーには上品な光沢を放つガラスレザーを採用しています。さらに合成ゴムのソールを厚みのあるビブラムソールに変更することで、毎日足を通したくなる機能性をプラスしているのも見逃せないポイントです。

■参考: 懐かしのハルタの革靴が大人のメンズコーデに使える!

ブランド3『パラブーツ』

創業者のポンヴェール氏がアメリカで天然ラバーを見つけ、傷みやすい革底をラバー製に変えることを思いついたのが『パラブーツ』の歴史の始まり。当時革新的だったこのソールを引っさげ、以降、頑丈で快適な履き心地を追求しつつ数多くの名作モデルを生み出しています。こちらのローファーもその1つ。他に類を見ない重厚さが人気のローファー「ランス」のソールをホワイトに変更することで、春夏にふさわしい軽快さを獲得しています。油分を多く含み水をはじくリスレザーに、堅牢なノルウェイジャン製法の組み合わせで、雨の日でも履ける機能的な1足に仕上がっています。

■参考: パラブーツ。歴史あるブランドの手にすべき1足とは

もとは1919年に海外向けミリタリーブーツ製造のメーカーとして、インドネシアに創業したのが始まり。その後2003年に、靴の聖地であるノーザンプトンの技術を導入して『ジャランスリワヤ』が誕生しました。ハンドウェルテッド・グッドイヤーウェルト製法にこだわって作られているのが特徴で、その技術力は世界にも認められ、現在ではイタリアの高級ブランドのOEMも手がけるまでに成長しています。アッパーにカーフを使ったペニーローファーは、ビームスライツの別注モデル。アウトソールにはグリップ力と耐久性に優れたダイナイトソールを使用しており、歩きやすさも上々です。

■参考: コスパ最高の大人靴。ジャランスリワヤの革靴に注目

スペインの地中海側に位置する、アリカンテという街の創業300年以上になる老舗靴工場で作られている『バーウィック』。コシの強いボックスカーフ製で重厚感たっぷりのタッセルローファーは、ビジネスシーンにも適した上品なルックス。アウトソールにはグリップ力の高いラバーソールが用いられ、どんな路面状況でも安定した歩行を提供します。履き込むほどに足になじむグッドイヤーウェルト製法を採用しているのも、『バーウィック』の特徴の1つです。

日本の靴業界におけるパイオニア的存在、坪内浩氏が2008年に自らの名前を冠した『ヒロシツボウチ』をスタート。デザイナーの“履きたい靴を作る”をコンセプトに、クラシックながらも遊び心を有したデザインは、国内外で瞬く間に評判になりました。かのクリスティアーノ・ロナウド氏も来日の際に絶賛し、そのまま履いて帰ったほど。今作は、新しい木型をベースに『エディフィス』が上品なゴートスエードを使用したタッセルローファーを別注。すっきりとしたフォルムと軽快な素材の表情が特徴で、これからの季節に最適な1足に仕上がりました。表側のトリミングもさりげないアクセントになっています。

ブランド7『ローク』

1880年に革靴の聖地であるイギリス・ノーサンプトンで靴作りを開始。モッズスタイルがイギリスで流行した際、ミュージシャンのポール・ウェラー氏が履いたことでモッズを象徴する存在になりました。2007年には英国王室御用達のロイヤルワラントブランドとして認められています。モッズの聖地であるブライトンの名を冠したタッセルローファーは、上品かつ柔らかな足入れが心地良いバートンシュガースエード製。グッドイヤーウェルト製法で履き心地も追求し、見た目だけでなく作りにもとことんこだわっています。

ブランド8『カミナンド』

2008年にスタートした『カミナンド』は、日本発のシューズブランドでは珍しく、メキシコ産というのが特徴。それはデザイナーが靴作りの歴史が深いメキシコの伝統的なシューメイキングとハンドクラフト、さらには熟練職人の高い技術力にほれ込んだからに他なりません。ビットデザインのモカシンローファーは『アメリカンラグ シー』の別注。足あたりのいいレザーを使い、かかとをステップダウンしても履ける春夏もうれしい2WAY仕様というのがポイントです。ソールが薄く、ビットの表情も華やかなので、ドレスシーンにも合わせてみては。

ブランド9『マネブ』

若かりしころにスケートカルチャーを体験しており、現在クリエイティブに活躍する大人に向けた遊び心あるドメスティックシューズブランド。クラシックなアッパーとスニーカーソールを融合させたMIX感が、“スケートもできる革靴”ということで多くの大人に支持されています。こちらのビットローファーもそんなブランドのエッセンスが詰まった1足。アッパーは上質なスエードとビットデザインによって上品なルックスに仕上がっているので、オフィスカジュアルに合わせるのも面白いかもしれませんね。

日本ではあまり知名度が高くありませんが、アメリカ紳士靴界においては知らぬものがいないほどの老舗中の老舗です。その歴史は古く、1892年にアメリカはイリノイ州、シカゴにおいて創業。ラインアップも良心的な価格のベーシックラインから、インペリアル、最高級コードバンを使用したユニオンインペリアルと幅広く展開しています。1980〜1990年代においてアイビーリーガーたちの足元をこのコブラヴァンプが飾っていたことを覚えている方もいるのではないでしょうか。今作はカーフを使用し、従来より足幅をすっきりと仕上げたDウィズを採用。当時と比べて細身がもてはやされる昨今のファッショ事情にも見合ったシルエットになっています。

ブランド10『クラークス』

オーセンティックなデザートブーツやワラビーなどを輩出する一方で、機能的なコンフォートシューズもまた『クラークス』の得意とするところ。トラディショナルなフォルムのペニーローファーにXL Extra Light(R)テクノロジーを搭載したソールを組み合わせることで、革靴ながら超軽量かつ抜群のクッション性を実現しています。インソールにも衝撃を吸収するオーソライトフォームを内蔵。スタイル不問の見た目にシーンを選ばない履き心地をMIXした、『クラークス』らしい1足です。

ビジネスorカジュアル。ローファーを取り入れるポイントもチェック

ローファーはコーディネートするのが難しいのでしょうか? ビジネスとカジュアルで取り入れる際のポイントを、コーデサンプルとともにご紹介していきます!

ビジネススタイル:細身のスーツ&ジャケパンと合わせるのが◎

今風の細身のスーツやジャケパンと相性がいいのは、ラストの細いローファーです。ペニーローファーか、タッセル、コブラヴァンプを選んでおけば、間違いありません。さらにパンツ丈はソックスやくるぶしがチラッと見える程度がベストなバランスといえるでしょう。肌寒い時期に合わせるソックスは、パンツやローファーを色を合わせて主張を控えめに。

着こなし1王道のジャケパンスタイルをローファーで軽快に

ネイビージャケットにグレーパンツというジャケパン定番の着こなし。そこにジャケットの色を拾ったローファーを合わせることで、スタイリッシュな印象がプラスされています。パンツ丈も9分丈なら、カジュアルすぎるということもありません。

着こなし2ローファーを主張の強い白パンの引き締め役に

若々しくも新鮮な白パンを主役にしたコーディネートにおいて、足元まで軽い色味で揃えてしまうとまだまだ肌寒い季節では浮ついて見えてしまいます。ここはパンツを9分丈に設定してきちんとネイビーのローファーをのぞかせることで、引き締め効果を狙いましょう。シャツ、バッグと色を揃えることで、着こなしに統一感も生まれています。

カジュアルスタイル:どんなローファーにも合う短めのパンツ丈で

基本的にローファーは、どんなカジュアルスタイルともマッチします。ただ気をつけたいのがパンツ丈。例えばフルレングスのパンツの場合、ローファーのミニマルな印象が無駄になってしまいます。その点、くるぶしが見えるくらい短めの丈なら、どんなシルエットのパンツとも好バランスに仕上がります。なので、ローファーを取り入れる際は短めのパンツ丈を選ぶようにしましょう。

着こなし1白ソックスとの合わせでしゃれ度アップ!

ゆったりとしたタック入りパンツとローファーをスタイリング。強めのテーパードと短めのパンツ丈にすることでバランス良くまとまっています。色味が重ためのコーディネートの中で、ホワイトソックスで抜け感をプラスしている点もお見事です。

着こなし2細身のローファーもくるぶし丈なら好バランス

クセのあるゆったりシルエットのパンツを、カラーソックス&短めのパンツ丈で攻略。落ち着いた色味のソックスを合わせることで、足元だけ軽くなり過ぎないよう調整しています。さらにネイビーと相性のいいブラウンローファーをチョイスしているのもさすが。コンパクトなサイズ感のシャツとのシルエットバランスも注目です。

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