機械式クロノグラフでひとヒネリ

機械式クロノグラフでひとヒネリ

2010年前後から、急速に各社が力を入れてきたクロノグラフ。ラインアップが充実する今、従来の定番だけでなく、1つ2つヒネリを効かせたモデルに注目したい。

黒野 一刻

2015.03.23

腕時計
機械式

クロノグラフ戦線異状あり?

2010年を前後して、時計各ブランドはこぞってクロノグラフの開発を進め、多くの自社製ムーブメントが登場しました。理由は、ETAムーブメントの供給が制限された2010年問題が大きな原因です。以前から自社ムーブを使用していたブランドや、ETAを傘下にするスウォッチ グループのメーカーにも、何かしらの影響が出ています。

ヒネリのきいたモデルを狙う

クロノグラフの開発・自社化が進んだ現状は、若干のコストの高騰を招き、ハイエンド化が進んだ分、手を出しにくいというユーザーに対するデメリットも生じています。また定番モデルが強くなり、他人とのかぶりも気になるところ。それならば、少しヒネリのきいたチョイ外しのクロノグラフこそが狙い目です。

懐かしいフォルムを復活『ブライトリング』クロノマット エアボーン

ブライトリングの旗艦モデル、クロノマットは自社製ムーブメントのキャリバー01を搭載する死角のないモデルです。しかし、この2014年モデルは、ベゼルをあえて先代モデルのスタイルに戻し、小ぶりな41mmケースで、ミリタリー調にデザインをまとめました。他人と同じ定番に飽き足らない人なら、こちらこそ狙い目です。

GS以外のセイコーを狙う『セイコー』ブライツ メカニカル クロノグラフ SDGZ003

セイコーの機械式というと、最高級のグランドセイコーに目を奪われがちです。しかし、セイコーにはまだまだ優秀な時計はあり、機械式でクロノグラフと言えば、やはりこのブライツと言わざるをえません。デザインはスポーティにして軽妙洒脱、操作も軽やかで、このクロノグラフこそセイコーの実力を教えてくれます。

オリジナルに近いデザインが買い『ゼニス』エルプリメロ 36000VpH

精度を司るテンプの振動数が毎時3万6000振動……量産型の自動巻きクロノグラフでは、いまだ世界最高を誇るムーブメント、エル・プリメロ。このエル・プリメロを搭載するモデルでは、旗艦モデルクロノマスターよりアプローチしやすく、1969年の初登場時のデザインを再現した36000VpHに軍配が上がります。

よりエレガントなデザインをチョイス『タグ・ホイヤー』カレラ 1887 ヘリテージ クロノグラフ

『タグ・ホイヤー』の自社製ムーブメント、キャリバー1887を搭載するカレラのデザインは、大半がタグ・ホイヤーらしいモータースポーツを意識したデザインです。その中で、このヘリテージは20世紀半ばのクロノグラフのようなクラシカルなスタイル。カラーリングや装飾もエレガントで、一味違った仕上がりです。

“月”ではないスピマス狙い『オメガ』スピードマスター レーシング

スピードマスターと言えば、月面に到達したプロフェッショナル……しかし、それだけではなく、モータースポーツ繋がりのラインもあるのです。このレーシングは上位ムーブメントと同等の新型コーアクシャル、シリコンヒゲゼンマイを採用したキャリバー3330を搭載。スピード感あふれるデザインに好感が持てます。

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