大人にハマる腕時計のケースサイズはアラウンド40o

大人にハマる腕時計のケースサイズはアラウンド40o

時計のサイズにも流行がありますが、普遍的に存在するのが40mmという大きさ。大型化の潮流と、その揺り戻しを受けて、この前後1mmのサイズに人気が集中しそうです。

黒野 一刻

2016.03.01

腕時計

今春注目! アラウンド40mmのケースサイズがイイ理由

40mmというサイズ感は、腕時計のケースとしてはベーシックなもの。数年前までは、これよりもサイズ感が大きい腕時計に注目が集まった時期もありましたが、最近ではあらためて40mmのケースサイズに対するニーズが増えつつあるようです。

30mm台よりちょっと大きめが、程よいサイズです

かつて時計のサイズは30mm台が当たり前。そこへ20世紀末から始まったデカ厚ブームとラグジュアリーウォッチの台頭で、40mmオーバーが定番化しました。しかし、世界不況で大きな揺り戻しが起こり、現状では「40mmくらいがちょうどいい」という結論に。

文字盤もベゼルも見やすいんです

このサイズは、1950年代からのスポーツ系クロノグラフやダイバーズのサイズです。すなわち、文字盤やベゼルが見やすい実用的なサイズです。見た目にバランスがいいサイズというのは、見てなんぼの時計には、とても大切なことなんです。

厚みもほどほどで、着用感も申し分ありません

時計のつけ心地は、大きさというより、厚みによって左右されることが多いかもしれません。なぜなら、厚いほど袖口にかかりやすくなるから。自動巻きだと40mmくらいがフィット感もよく、厚みも控えめでバランスがいいといえます。

40mmのケースサイズで買うべき腕時計名鑑

30mm台から40mmオーバーへ振れ、平均に帰る流れ。その到着地点は、視認性と装着性とのバランスのよいところに落ち着くでしょう。年齢ではありませんが、時計の“アラフォー”は名作揃いなんです。

39mmケース『グランドセイコー』メカニカルGMT SBGM027

セイコー独自の素材で作ったゼンマイやヒゲゼンマイを搭載し、72時間の駆動時間を確保し、基本性能はビジネスウォッチとして、申し分ありません。視認性も十分に考えられた文字盤デザインに加え、ベゼルに24時間インデックスを刻み、GMT針も装備して第2時間帯表示も行います。スイスの公認クロノメーターを凌駕する高精度も魅力的です。死角のない時計で、腕に乗せてもおさまりのよいサイズ感が秀逸。

40.5mmケース『タグ・ホイヤー』アクアレーサー 300m キャリバー5

「これがダイバーズ?」といった感じのエレガントなフォルムですが、ダイバーズとしては標準的なサイズであり、300mの防水能力も申し分ありません。メタルの質感はそのままに、ちょうどよいサイズ感の回転ベゼルによって、全体をスリムに見せるのに一役買っています。装飾がていねいに施された文字盤の見やすさも、こちらの腕時計が名盤たり得る要素の1つです。

41mmケース『ロレックス』デイトジャストII

正式な名称は、オイスター パーペチュアル デイトジャストII。この名称は、『ロレックス』の三大発明が由来しています。1つは、時計史上初めて防水能力を持ったオイスターケースであること。また、初めて実用レベルに達した自動巻き機構パーペチュアルであること。さらに、深夜0時頃に瞬間的に日付表示のディスクが送られるデイトジャスト機構という、三大発明が贅沢に組み込まれているのです。従来は36mmケースで展開していましたが、現状は、この41mmケースが加わり、2サイズ展開となりました。

41mmケース『オメガ』スピードマスター レーシング

シリーズの中核であるスピードマスター プロフェッショナルが42mmと、やや大ぶりサイズなため、普及版である自動巻きモデルは、控えめサイズで展開してきました。デザインのコンセプトも、モータースポーツ系のイメージを追求し、その最新版であるスピードマスター レーシングも1mmとは言え、小サイズ展開で例に漏れません。独自のコーアクシャル機構を搭載するなど、中身の実力もハイレベルなものになっています。

40mmケース『シチズン』シチズンコレクション メカニカル NP1014-51E

シチズンは東京都西東京市の本社工場における機械式時計の生産を復活させており、最高級のザ・シチズンから、このシチズンコレクションのロープライスレンジまで、着実にラインアップを広げています。サイズ展開も奇をてらうことなく、この40mmケースが標準的なところに落ち着いています。この時計の場合、ゴールドめっきをうまく差し色に使い、そこはかとなくゴージャス感を醸し出した一本です。

40mmケース『IWC』ポートフィノ

主力コレクションが40mmオーバーを志向するきらいがあった『IWC』ですが、2016年の見本市SIHHで、パイロット・ウォッチに小型化の方向性がうかがえるようになりました。『IWC』では入門機に当たるこのモデルのサイズは、大型化のなかで据え置かれてきた感があり、程よいクラシックデザインとあいまって、取っつきやすい雰囲気です。サイズに加えて、メッシュブレスがやわらかで、極上のつけ心地を味わうことができます。

40.5mmケース『オリス』アートリエ トランスルーセント

比較的手の届きやすい価格設定の時計ですが、ケースバックも文字盤もシースルー仕様で、ムーブメントの仕上がりを見せつけています。ケース内で12本のシャフトが、ムーブメントを支える構造がおもしろいく、インデックスの代わりに時刻を把握しやすくなっています。アート感覚あふれるコレクションの一作ですから、大きすぎないサイズ設定は非常に大切で、程よいエレガンスを確立しています。

41mmケース『ハミルトン』カーキ パイロット パイオニア クロノ

ミリタリー系では定番のシリーズにラインアップされている、良心価格のクォーツクロノグラフです。程よい広さの文字盤は、クロノグラフの12時間積算計をあえてなくすことで、文字盤をアシンメトリーに仕立てています。文字盤を計器っぽく仕立てるうまいやり方で、文字盤をスッキリと見せるという効果もあります。オールブラックでオレンジのストライプをあしらい、エアレース向けのパイロットウォッチらしい外観です。

40mmケース『ジン』856B

ミリタリー向けのミッションタイマーやプロ仕様のパイロットウォッチを得意とする『ジン』の3針モデルです。重視されているのは、何より視認性です。文字盤を広く取って、インデックスや目盛りも大ぶりです。夜光塗料も盛大に使用しており、針も根本近くまで塗りつぶされています。強力な耐磁性、ケース内を乾燥させるドライカプセル、独自の表面硬化加工など、『ジン』らしい技術が40mmケースに詰まっています。

40mmケース『フォルティス』スペースマティック クラシック

国際宇宙ステーションの公式クロノグラフを製造する『フォルティス』が、宇宙飛行士が地上での活動に使用することを想定してデザインしたモデルです。クラシックと言っても3針にデイデイトという日常向けの機能からきていて、文字盤のカラーリングはホワイトとグレーの現代的なデザインです。ホワイトの部分は夜光塗料で、インデックスや針が浮かび上がることで、視認性を確保しているのが効果的かつユニークです。

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