ハミルトンの人気モデル、ベンチュラの魅力を読み解く

ハミルトンの人気モデル、ベンチュラの魅力を読み解く

『ハミルトン』の定番かつ人気モデルといえば「ベンチュラ」。2017年には誕生から60周年を記念したモデルが発売され再注目されています。今一度その魅力をご紹介。

黒野 一刻

2018.05.25

ハミルトン(HAMILTON)
腕時計

アメリカ腕時計の真髄。『ハミルトン』が誇るブランド力とは?

19世紀後半から20世紀前半にかけては、アメリカの腕時計こそが世界の腕時計のトップでした。精度と耐久性に優れる鉄道時計の歴史が、同国の腕時計の技術を高い次元に押し上げたのです。1892年創業の『ハミルトン』は、そんな歴史のなかでもとくに代表として挙げられるほど力のあるブランドです。

今回紹介する「ベンチュラ」は、世界初の電動腕時計として『ハミルトン』が開発した金字塔ともいえるモデル。クォーツショックで経営難に陥り、スイスに製造拠点を移しましたが、今もなおアメリカ時計の精神を継承する腕時計として高い人気を誇っています。

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『ハミルトン』の傑作。「ベンチュラ」の魅力を再確認

1957年、モーターを動力として動く世界初の腕時計として登場したのが「ベンチュラ」です。盾状の画期的なデザインは、左右アシンメトリーな形状とも相まって腕時計史に名を刻みました。エルヴィス・プレスリー氏などのロック歌手やハリウッドの映画俳優に愛用されたことでも有名なモデルです。その後『セイコー』が巻き起こすクォーツ時計との市場競争には敗れましたが根強い人気があり、現在はムーブメントをクォーツや機械式に乗せ換えてインパクトある姿を残し続けています。

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「ベンチュラ」が男性を魅了する理由とは?

「ベンチュラ」の最大の魅力は、視線をひきつけるその強烈なデザイン性にあります。ほかのメーカーが真似できない個性的なフォルムは、現代でも圧倒的な個性となって腕元を飾ります。その魅力を、深く掘り下げていきましょう。

魅力1追随ブランドが振り切られた、独創的なアシンメトリーケース

1960〜70年代のアンティークウォッチにごくごく希にトライアングルケースは見られますが、名のあるメーカーで、この左右アシンメトリーなスタイルが生き残ったのは、オリジナルのベンチュラだけ。

この時計だけが生き残ったという事実からも、この形状が奇抜なだけでなく、多くの人の心に残る時計だということがわかります。魅入られた1人にエルヴィス・プレスリー氏がおり、彼は公私にわたってベンチュラを着用していたそう。

魅力2文字盤デザインに見る、時計史での位置づけ

1940年代頃から軍用時計に名作を残し、50年代からは定番となった「カーキ」をラインアップしている『ハミルトン』。そして、世界初の電動腕時計をベンチュラで開発するなど、同ブランドは時計史に名前を刻み続けてきました。

この特異なスタイルの文字盤に記されたオシロスコープのモチーフも、当時革新的な電動式だったということを象徴しています。そんな事実を知るたびに、奥深い『ハミルトン』と腕時計の歴史に魅入られていきます。

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魅力3コストパフォーマンスも魅力の1つ

現在の『ハミルトン』は生産はスイス、スピリットはアメリカというユニークなブランドカラーを持ち、非常にコストパフォーマンスに優れた腕時計作りに取り組んでいます。「ベンチュラ」もいまやクォーツから機械式までラインアップするほど幅広く、数多くのモデルを展開。

価格帯に関しては、クォーツならばアンダー10万円。自動巻きでもアンダー20万円という、スイス製ムーブメントの時計ブランドのなかでも優れたコスパで知られています。ちょっと背伸びをすれば買える、名作腕時計のなかでも特異な立ち位置も愛される理由です。

機械式、クォーツ、クロノグラフとよりどりみどり

現在、メンズの「ベンチュラ」は、機械式とクォーツ、そしてクォーツクロノグラフの3タイプをラインアップ。それぞれ微妙にスタイルを異にしており、いずれも負けず劣らずの個性を発揮しています。

アイテム1ひねりの効いた機械式

機械式は文字盤シースルーがデフォルトのようになっており、このモデルはエンジングリルを模したメッシュ調に仕上げてあります。ケース形状も通常よりワイド&ダイナミックに仕立てられており、インパクト大です。

アイテム2すべての基本。シンプルなクォーツ

もっともスタンダードな「ベンチュラ」。当時のオリジナルと寸分違わず、と表現したくなるほどの再現度です。エキゾチックレザーを模したカーフストラップもドレッシーですが、エルビス・プレスリー氏のスタイルに経緯を評してフレックスベルトに付け替える人も。

アイテム3メカニカルさをプラスするクロノグラフ

センターのクロノグラフ針の読み取りを配慮したレイルウェイサークルと3つのインダイヤルが、メカっぽくもレトロな印象を文字盤に与える1本です。アシンメトリーケースのなかで輝く等間隔のインダイヤルのギャップがなんともユニークです。

注目の1本。“60周年記念モデル”もお見逃しなく

唯一無二の個性を放つ「ベンチュラ」のなかで、少し人と違うモノを持ちたければこちらの1本に注目。「ベンチュラ」の60周年を記念し、2017年に発売されたもの。よりオリジナルに近いデザインを再現しています。高級感のあるゴールドは所有欲を満たすのに十分。大人ならではの気品をサポートしてくれるでしょう。

強烈な個性ながらも服を選ばない。コーデから探るベンチュラの汎用性

腕時計単体で考えれば、『ハミルトン』の「ベンチュラ」は個性が強いデザインです。しかしその個性は決して“合わせるのが難しい”という、スタイリングの悩みには直結しません。むしろどんなコーデにも馴染みつつ、腕元を印象的に仕上げる最良のパートナーなのです。おしゃれな大人のコーディネートで、それを証明します。

コーデ1大人の定番。アメカジにも難なくハマる

チェックシャツに濃紺ジーンズ、スニーカーとキャップという普遍のアメカジコーデ。個性が強い「ベンチュラ」ですが、ブラウンのレザーベルトにすることでカジュアルなイメージにもなじんでいます。シャツのすそを少しだけ上げて、腕時計をチラ見せするのも◎。

コーデ2カジュアルの代表。スウェットコーデを大人顔に

ストリートライクなコーディネートに品を加えるのも、「ベンチュラ」が得意とするところ。エッジのたったシルエットにより、着こなしがグッと大人仕様になるという好例です。柔らかなアイテムのなかで、黒文字盤がスタイリッシュに映ります。

コーデ3春のジャケパンスタイルをセンスアップ

ジャケットスタイルは、ベンチュラが最もハマる着こなしです。腕元に上品なアイテムを取り入れているので、こちらの写真のようにジャケットやパンツをカジュアルダウンさせるのもアリですね。

コーデ4MIXコーデを腕元で引きしめて

柄モノのジャケットやベレー帽、カーキのパンツなど異なるテイストを混在させたコーディネート。そんななかにベンチュラを加えるだけで、着こなしが自然と引きしまるのも魅力です。

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