ヴィンテージ加工が秀逸!アウトオブオーダーの腕時計

ヴィンテージ加工が秀逸!アウトオブオーダーの腕時計

“メイドイン”ではなく“ダメージドインイタリー”をうたう異色中の異色の時計ブランドが、『アウトオブオーダー』。そのダメージ加工とヴィンテージ感は半端ありません。

黒野 一刻

2016.02.21

アウトオブオーダー(OUT OF ORDER)
腕時計

『アウトオブオーダー』とは

『アウトオブオーダー』とは、2012年に創業したイタリアンブランド。インポートブランドのウォッチャーなど、知る人ぞ知るブランドです。特徴は、半端のないダメージ仕上げ。スイスの名作時計をモチーフにしたようなケースや文字盤デザインですが、職人が手仕事で、まさに壊すようなダメージを施して仕上げています。外観だけ見ていると、アンティークショップに並ぶ時計みたいな“やれた”風情があります。

魅力は、カジュアルな着こなしにこの上なくハマるヴィンテージ感

半端のないダメージ仕上げは、スーツシーンには似合いません。腕の一部のところだけ、くすんで見える表情。これこそ、人の目を惹きつける遊び心の表現にぴったりなのです。

アンティーク時計さながらのかすれたベゼル

このダイバーズを見ていると、それこそ1950年代のダイバーズの黎明期から生き残ってきた時計と勘違いしてしまいそう。回転ベゼルは、長年使い込まれた黒ずみや色剥げでいっぱい。そのルックスは、本当に使い込まれ、ダメージを負っていると勘違いしてしまうほど。腕時計のパーツのなかでもベゼルは否応なく目立つので、ケースやベルトのダメージ感を増幅します。

文字盤もいい具合に日焼けされています

インデックスや針の夜光は、くすんでいます。大メーカーのヴィンテージ風時計はベージュでもキレイですが、この時計は焼け感がまちまちで“らしい”雰囲気。文字盤自体も退色している印象を受けますし、外周のリングなんかはサビているように見えます。これほどまでにヴィンテージ具合が徹底していると、アンティークショップで高値が付きそうです(笑)。

ベルトもていねいな経年変化を感じさせるリアルな加工

カモフラベルトは現代的ですが表面には微妙に筋が入り、ブラックベルトはさらにシワがはっきりと見て取れます。ベジタブルタンニングという地球にやさしい、野菜のタンニンを利用してなめしたベルトでキッチリ仕上がっていますが、新品でも“使い込み過ぎた感”が出ていてたまりません。

トレンドのインディアンジュエリーとも相性抜群

高級時計ならキズをつけないため、メタルのアクセを一緒にするのはご法度。しかし、この時計なら気にする必要はありません。とはいえ、せっかくの時計のそばに、派手なカラーは置きたくないでしょう。ならば、シルバーやホワイトゴールドのインディアンジュエリーなんかいかがでしょうか? 凝った文様やナチュラルなくすみとマッチしますよ。

置いておくだけでインテリアにもなります

生まれながらのアンティーク風ですから、ディスプレイとして時計だけを置いても絵になります。そこに高級時計らしからぬ付属のウッドボックスが、たまらない風情を後押ししているわけです。時計を入れて、フタだけ開けて見えるようにしてもよし、このボックスの上に時計を置いてディスプレイ代わりにするもよし。部屋に置いても、時計を“見る”ものから“魅せる”存在へと昇華してくれるでしょう。

時計ライターが選ぶ。今狙いたい『アウトオブオーダー』の腕時計5選

アウトオブオーダーは日本で正規展開されておらず、各セレクトショップが独自経路で入手し販売しています。現状では、輸入の多くがクォーツのダイバーズ風モデルです。

アイテム1『アウトオブオーダー』クォーツ ストロングブラック 44mm

10気圧防水のダイバーズ風スポーツモデル。深みのあるブラックのレザーベルトを採用して、頭ひとつ抜きん出たヴィンテージ感を演出しています。オーソドックスなカラーリングとダメージングが見事にマッチしていますね。

アイテム2『アウトオブオーダー』クォーツ カモフラージュ 44mm

一段と大きなケースサイズを採用して、存在感を強烈にした時計です。カモフラージュベルトは、アンティーク時計ではなかなか見られない設定で、ケースをはじめとするやれた風情の仕上がりと好対照です。

アイテム3『アウトオブオーダー』クォーツ ダークブラウン 44mm

ダークブラウンのベルトはクラシカルな印象を引き上げ、肌への馴染みもよいカラーです。アンティークモデルの代替品と捉えるのには、ちょうどよいデザインで、休日用としては着ける場を選びません。

アイテム4『アウトオブオーダー』ライトブルージーンズ 44mm

近年は、ベルトや文字盤をブルージーンズ調とする時計も出現していますが、そんな動きをキャッチアップ。デニムファッションに合わせるのもよし、落ち着いた服装とのコントラストを楽しむのもよしのデザインです。

アイテム5『アウトオブオーダー』クロノグラフ パルーデ ブラック

ベルトは起毛処理を施したパルーデ ヌバック ベルトを採用。よい意味でくたびれた雰囲気が漂い、ただでさえ古風な1970年代の有名クロノグラフ風のデザインを、アンティークらしく見せています。

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