岡山県産デニムがすごい!世界に認められる品質の理由

岡山県産デニムがすごい!世界に認められる品質の理由

世界から注目される一大産地として知られる岡山県。しかし、何が理由で高い支持を得ているのか知らない人も多いはず。そんな岡山県産デニムの魅力を解説する。

宮嶋 将良

2016.01.28

ボトムス
ジーンズ
MADE IN JAPAN・国産

岡山県がデニムの聖地と呼ばれる理由と、その歴史

岡山県がデニムの聖地と呼ばれる理由と、その歴史

岡山県産のデニムの賞賛は、デニム好きなら耳にしたことがあるはず。しかし多くが国産デニム発祥の地である岡山県倉敷市児島を指していることをご存じだろうか? 児島は昔から綿花の栽培が盛んに行われており、これを利用した木綿織業を発展させ、世界でも有数の繊維産業の街として認知されるようになった。

やがて、1960年代に倉敷市と旧児島市でデニムの生産がスタート。さらには、海外から中古デニムの輸入が進んでいたことも重なり、海外の生地を使用したデニム作りに本格的に取り組むようになったそう。そして生地作りから請け負うことになり、技術と品質は比例して成長し、現在では国内外から熱い視線が注がれている。

岡山県産のデニムの魅力1:熟練職人によるていねいなモノ作り

岡山県産のデニムの魅力1:熟練職人によるていねいなモノ作り

繊維産業を得意とし、”素材”に対する品質の高さに定評があった岡山県。そんな同県への注目がデニムの製造にまで及んだのは、正確かつ緻密な技術力が要因だ。同県の工場では、デニムの生産工程それぞれに腕利きの職人が常駐しており、もともと優れていた素材の価値をさらに高めている。ていねいなミシンワークや、そこから生み出された均一のステッチワークなどにより、完成度の高いデニムを作り出しているのだ。

岡山県産のデニムの魅力2:徹底した管理下で高品質を実現

岡山県産のデニムの魅力2:徹底した管理下で高品質を実現

国内や海外の有名ブランドから注目されるだけに、一切の妥協は許されない。そのため、素材作りからはじまり、染めや洗い加工など、デニムに関わるすべての工程を請け負えるからこそ、常にハイクオリティなデニムを作り上げることができるのだ。海外生産では補えない高度な技術力があるからこそ、岡山県産のデニムはその価値が認められている。

岡山県産のデニムの魅力3:安定した人気を誇るブランドが存在する

岡山県産デニムの魅力は、徹底した作り込みのほか、信頼のおける実力派ブランドが数多くあることも挙げられる。いずれもファッション性が高く、時代を問わずにはけるのが最大の魅力だ。ここでは、今注目したい岡山県産のデニムブランドを紹介していこう。

岡山県産デニム1:『桃太郎ジーンズ』

2006年に創業した『桃太郎ジーンズ』は、岡山県を代表する桃太郎をブランドロゴに採用するなどのユニークな遊び心も持ち味。デザインにおける特徴といえば、デニム地に白い二本線を入れた出陣や、デニム地に黄色いステッチが映える銅丹、最特濃デニム地を用いる点が挙げられる。また、数多くのコレクションが展開されており、持ち主の趣向に合ったベストな一本と出会えるのも魅力。

やや太めでテーパードを効かせたストレートデニムをベースに、右ポケに出陣家紋、左ポケに桃太郎家紋のペイントを採用。

デニム本来の武骨なイメージと、抜群のはき心地を両立。右ポケのホワイトラインが、バックスタイルのアクセントに大きく貢献する。

岡山県産デニム2:『ドゥニーム』

1988年にデザイナーである林芳亭によって創業。デニムの語源である「セルジュ・ドゥ・ニーム」をブランド名に冠し、90年代のデニムブームで各メディアに取り上げられて以降、今なお絶大な人気を誇る。1960年代に製造された入手困難なヴィンテージデニムをモチーフにしたコレクションは、どれも見応えあり。靴やファッション小物も展開し、トータルコーディネートできるところも魅力のひとつ。

ブランド代表する66タイプのシルエットに、タフな生地を採用。シルエットのバランスもよく、スマートな足元を演出できる。

股上が深く、ヒップ周りにゆとりを持たせたモデル。細部のディテールもヴィンテージさながらの仕様で、マニアも納得の仕様だ。

1950年代のデニムを忠実に再現したモデルは、コシのある生地を採用し、タフな顔つきに。経年変化も楽しめ、自分色に染められる。

岡山県産デニム3:『フルカウント』

岡山県産デニム3:『フルカウント』

JOEJOE

最高級とも称される、ジンバブエコットンを贅沢に使用し、ハイクオリティなデニムを作り続けるジャパニーズブランド。ヴィンテージデニムをベースに、現代的なエッセンスを加えられているのがこのブランドの特徴。はけばはくほどに体になじむフィット感や、縫製の際に各所で糸を使い分ける心配りも魅力的。また一度は消滅した幻のデニムブランド、『ブラウンビーチ』のライセンスも取得し、完全復刻したことでも有名である。

やや細めのデザインで、柔らかい生地のためはき心地は抜群。デニム特有の縦落ちやヒゲの出方もよく、オリジナルな一本が作れる。

13.7オンスという適度な生地の厚みによる、ストレスフリーな着用感が特徴。コア・ヤーン糸をバックヨークに使用することで美しいバックスタイルをかなえる一本だ。セルヴィッチやリベット、縫製糸、レザーパッチにタブ、そしてバックポケットのステッチにいたるまで、古きよき時代のムードが楽しめるはず。

コレクションの中で、もっともタイトなモデル。裾に向かってまっすぐ落ちるラインのおかげで美脚効果も期待できる。

岡山県産デニム4:『ジョンブル』

産地ならではの品質はもちろん、”今”に落とし込まれたシルエットや色合いで人気を集めているのが『ジョンブル』。若い世代はもちろん、Freeamericanidol世代のようなオトナにも、その洗練されたシルエットを味わっていただきたい。

股上が浅めで、細身のストレートラインが美しい『ジョンブル』の定番。深い藍色がはき込んだぶんだけ自分色に変化する様子が楽しめる一本だ。シャツやジャケットと合わせて、カジュアルなビジネススタイルに着こなすのもおすすめ。

タイトなシルエットですっきりとしたラインを確立。岡山県産のデニムなら濃紺の生デニムから育てるのもおすすめだが、人気再燃の淡色デニムなら旬なコーディネートの強い味方になるはずだ。

岡山県産デニム5:『児島ジーンズ』

児島の職人たちがデニム以上に紡いできたモノ作りへの情熱とこだわり。彼らへのリスペクトから生まれた児島ジーンズは、職人たちの遺伝子と日本のモノ作りの質を凝縮したブランド。肉厚のデニムを縫製する技術や、デニム素材そのものへの愛情が込められた、デニム好きのためのブランドと言える。

無骨な印象のデニムは、男らしさを格上げするアイテムの1つ。18オンスならではの表情や、色落ちが楽しめる。

極厚の23オンスデニムで作られたストレートジーンズ。デニム素材自体の品質の高さはもちろん、オーセンティックな表情がデニム好きにはたまらないのでは?

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