男らしく、長財布。スマートに装う15品を革の種類別にセレクト

男らしく、長財布。スマートに装う15品を革の種類別にセレクト

最近の財布はコンパクトな傾向ですが、まだまだ根強く人気の長財布。大人の品格や貫禄に加えてスマートさも手に入れるなら、どんなタイプ&素材を選べばいいかここで紹介。

近間 恭子

2016.01.24

財布・ケース
財布

ミニ財布が人気の一方で、やっぱり長財布をおすすめしたい理由

キャッシュレス化が加速している影響で、財布もミニ化が進んでいる昨今。それでも長財布が支持されているのには、きちんとした理由があります。その理由の一つが、収納力がズバ抜けて高い点。札や小銭、カード類はもちろん、領収書などもきちんとして収納できるんですよ。容量も大きいので、コンパクト財布や二つ折り財布のように常に財布内を整理しなくてOKなのもうれしいポイントです。

長財布には他のデザインにはない大人の品格や貫禄もアピールできるのも魅力。あと、これはあくまでも筆者のイメージですが、長財布ってなぜかお金持っているように見えるんですよね (笑)。ただ、大きくて携帯性が低いのが難点。なので、長財布はきちんとバッグに収納する人向きといえます。

長財布の種類

長財布にはいくつか種類があります。それぞれの特徴と合わせて見ていきましょう。

種類1収納力の高さは長財布No.1のラウンドファスナータイプ

あらゆる財布のなかでもっとも収納力があるのがラウンドファスナータイプ。そもそもは女性に支持されていましたが、最近は男性人気も高いです。たくさん詰め込んでもファスナーで閉じ込めるので多少の無理は効くので、カード類や領収書を多く収納したい人におすすめ。

種類2もっともクラシックな二つ折りタイプ

“かぶせ蓋”タイプとも呼ばれ、長財布のデザインのなかでもっとも伝統的。他のタイプに比べるとシンプルで薄いものが多いので、ジャケットの内ポケットにも収納できます。つまり、長財布のなかで1番ビジネス向きともいえるのです。また、とにかく薄さを重視するという方は、小銭入れがないタイプを選んでみては?

種類3開け閉めが楽なL字ファスナータイプ

L字ファスナーの長財布は、他に比べると比較的新しいデザイン。ラウンドファスナーよりファスナーのコーナーが一つ少ないため、開け閉めは楽ちん。加えて、スリムなのも特徴なので、ラウンドファスナーの安心感は捨てがたいけど、折りたたみのように薄い長財布を求める人向きといえるでしょう。

こだわりたい革の種類

品格や貫禄、スマートさを演出できる長財布は、レザーにもこだわりたいという人も多いはず。ここでは大人にもっとも支持されている3種類のレザーをピックアップし、その特徴や魅力をご紹介します。

種類1カーフ

カーフが牛革のことで、生後6ヶ月以内の仔牛から採取したレザーを指します。ちなみに生後3ヶ月以内はベビーカーフと呼び、希少性はさらにアップするんですよ。加工法によって異なりますが、カーフは繊細で肌触りが柔らかく、表面感が美しいのも魅力。ただ、耐久性は低めなので、長く愛用したいという人には向かないのかも。

種類2ブライドルレザー

牛革に何度もロウを塗り込むことで繊維を引き締め、さらには耐久性も高めたブライドルレザー。表面に白く浮き出ているのロウで「ブルーム」と呼ばれ、これは使用するほどに徐々に取れていきます。「ブルーム」が取れると美しい光沢感のある表情に変化するので、長く愛用して経年変化を楽しみたい人におすすめ。また、ブライドルレザーはロウをしっかり塗り込んでいるため、レザーに水分が浸透しにくいという性質もあります。

種類3コードバン

コードバンは馬の臀部のレザーのことで、希少性や加工の難しさ、光沢の美しさなどから「革のダイヤモンド」などとも比喩されています。強度は牛革の3倍と強靭ながら、しなやかで弾力があり、非常にキメ細かく繊細なのも魅力。使用するほどに光沢感が増していくので、エイジングを楽しみたいという人にもおすすめですよ。

スマートで大人好み。長財布のおすすめブランド15選

長財布は二つ折り財布に並ぶ定番ゆえにどのブランドも展開しておあり、ラインアップも充実しています。なので、カーフ・ブライドルレザー・コードバンと人気のレザー別におすすめをピックアップしました。

▼タイプ1:品格とラグジュアリーさをアピールするならカーフを

他のレザーに比べると耐久性は劣りますが、見た目のラグジュアリーさはカーフも負けていません。また、同じカーフでも加工によって表情が異なるので、自分の好みに合った表面感をセレクトできるのも利点です。

ブランド1『コーチ』

1941年創業の『コーチ』の起源は皮革小物製品工房ゆえ、レザーアイテムのクオリティの高さは天下一品。さらに伝統と先進を両立させたデザインも特徴で、感度の高い大人からも人気を集めています。この長財布は大容量の収納力が魅力。さらに取り出し頻度の高いアイテムを入れるのに便利な外側ポケットやiPhone Xまで収納できるなど、財布以上の機能を備えているのも優秀です。

■サイズ:W19×H10×D2cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット12、外側ポケット1
■種類:ラウンドファスナー
■レザー:スポーツカーフレザー

ブランド2『ファーロ』

日本で昔から受け継がれる伝統技法から生まれる製品、世界に誇れるクオリティを日本から発信したいという思いからスタート。『ファーロ』の強みは、0.4mmのカーフを2枚貼り合わせて1枚のパーツを1mm以下にする”ベタ張り”と呼ばれる熟練職人の薄造りの技術です。そのレザーを使い、機能美とデザイン性を高レベルで融合したこちらの長財布はブランドの代表作の一つ。ジャケットの内ポケットに入れてもひびきにくいのも利点。

■サイズ:W18.7×H9.2×D2cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット6
■種類:二つ折り
■レザー:フィンカーフ

ブランド3『ホワイトハウスコックス』

高品質の馬具や洗練されたレザーグッズを発信し続けている1875年創業の老舗。『ホワイトハウスコックス』といえば耐久性の高いブライドルレザーですが、今回は外側にロンドンカーフ、内側にブライドルレザーを採用した「S9697」をピック。ロンドンカーフは上質なカーフに顔料染めを施したもの。細かな型押しプリントを行なった後に樹脂コーティングを施し、独特な凹凸感と品のある滑らかなタッチを実現しています。

■サイズ:W17.5×H9×D2cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット8、フリーポケット2
■種類:二つ折り
■レザー:ロンドンカーフ×ブライドルレザー

ブランド4『エッティンガー』

1934年にロンドンで創業し、1996年には英国王室御用達の栄誉を授かった『エッティンガー』。”HAND MADE IN ENGLAND”の刻印は、本国やニューヨークでは紳士の証とされています。『エッティンガー』の財布の特徴は、端正なルックスとは裏腹に内側には美発色のレザーを使っている点。気品溢れるネイビーとイエローのコントラストが美しい仕上がり。

■サイズ:W19.5×H10×D2.5cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット12、フリーポケット2
■種類:ラウンドファスナーとか
■レザー:ブライドルレザー(ブライドルハイド)

ブランド5『キプリス』

“一生愛せる、本質的価値のあるモノづくり”を基本理念とする日本発の『キプリス』。MADE IN JAPANにこだわり、なかでも熟練の職人技の賜物である「菊寄せ」は日本一美しいと呼ばれています。それでいてリーズナブルな価格で提供しているのはうれしい限り。この長財布は小銭入れを省いたシンプルな作りを採用。札入れは1つですが、マチを設けているので収納力も抜群です。

■サイズ:W19×H9×D2cm
■収納:札入れ1、カードポケット10、フリーポケット1
■種類:二つ折り
■レザー:ボックスカーフ

▼タイプ2:耐久性を重視するならブライドルレザーを

大人の貫禄に加え、たくましさや男らしさも手に入れられるブライドルレザーの長財布。水や汗にも強いので、取り扱いが楽というのも特筆すべき魅力です。使うほどに深みのある色合い、美しい光沢感に変化するのもポイント。

ブランド6『グレンロイヤル』

創業100年以上のレザーブランドが多い欧州では新参な存在ながら、その確かな品質は高く評価されている『グレンロイヤル』。英国を代表するブライドルレザーや伝統的な技術を継承しつつ、時代が求める機能も柔軟に取り入れたコレクションを展開しています。ブライドルレザーの上質な風合いが引き立つシンプルな長財布は、収納も充実していて使い勝手も抜群。片側のコーナーを丸くカットした小銭入れは視認性が高まり、取り出しやすい効果があります。

■サイズ:W18.3×H9×D2.5cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット7
■種類:二つ折り
■レザー:ブライドルレザー

ブランド7『クランプ』

東京・浅草を拠点にするセレクトショップ、池之端銀革店のオリジナルブランド。ユニークでギミックの効いたアイテムながら、”職人の信頼におけるモノづくり”の魂が息づいています。ラウンドファスナーの長財布は、一般的な二つ折り財布の約4個分のレザーを使用。それゆえに他に類を見ない圧巻の収納力を誇ります。ファスナーにチェーン付きで開け閉めがしやすいなど、細部にもこだわりが光る仕上がり。

■サイズ:W18.5×H9.5cm
■収納:札入れ6、小銭入れ1、カードポケット22
■種類:ラウンドファスナー
■レザー:UKブライドルレザー、ステアハイド

ブランド8『ブリティッシュグリーン』

“上品でありながらも行動派の紳士をサポートしよう”をコンセプトに、英国の気品を感じさせるアイテムを発信しています。1900年創業の老舗タナリー、セドウィック社の最高品質のブライドルレザーは、同ブランドを語るうえで欠かせない存在。それでいて1万円台を実現している、コスパの高さにも定評があります。使い勝手と収納力を両立させた内装にはヌメ革が使われているので、ブライドルレザー同様に経年変化が楽しめますよ。

■サイズ:W19×H9.5cm
■収納:札入れ1、小銭入れ1、カードポケット12、クリアカードポケット1、フリーポケット1
■種類:二つ折り
■レザー:ブライドルレザー、ヌメ革

ブランド9『プレリー』

1957年に誕生したメンズの革製品ブランド『プレリー』。世界中から集められた希少価値の高いレザーを中心に、デザインや縫製も妥協せず徹底的にこだわったアイテムを展開しています。この長財布に使われているのは、英国最大級の規模を誇る老舗タンナー、トーマスウェア社のブライドルレザー。厚くて丈夫なカウハイドレザーを使用しているので、エイジングを存分に味わうことができます。すっきり使いやすい内装にも注目を。

■サイズ:W19×H9.4cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット12、フリーポケット2
■種類:ラウンドファスナー
■レザー:ブライドルレザー

ブランド10『エルゴポック』

2005年に誕生した『エルゴポック』は、鞄作りに70年以上携わる株式会社キヨモトのオリジナルブランド。素材のバリエーションが多く、自社のオリジナルレシピで開発したものをはじめとする多彩なレザーを扱っています。このモデルに使われているブライドルレザーは、英国で160年の歴史があるタンナーで作られたもの。シンプルかつスマートなルックスに、コバの処理の美しさも引き立っています。

■サイズ:W19×H9×D2cm
■収納:札入れ1、小銭入れ1、カードポケット9、フリーポケット2
■種類:二つ折り
■レザー:ブライドルレザー、ヌメ革

▼タイプ3:ドレッシーな長財布をお探しならコードバンを

まるで宝石のような光沢感のあり、耐久性も優れているので経年変化も楽しめるコードバンの長財布。その光沢は使うほどにアップし、ドレッシーさに磨きをかけることができます。大人の男としてより魅力的に見せてくれるかも!?

ブランド11『ギオネ』

“本当に価値のあるものを適正価格で提供する”をコンセプトに誕生したフランス発のブランド。バッグやレザー小物、時計など、メンズ向けのアイテムを手がけています。この長財布に使っているコードバンは、日本が世界に誇る名門タナリー宮内産業が徹底したクラフツマンシップで生み出したもの。高級感ある見た目とは裏腹に、使いやすさもきちんと考えられた内装なのもポイントです。

■サイズ:W20.5×H10.5cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット6、フリーポケット3
■種類:ラウンドファスナー
■レザー:コードバン、ヌメ革

ブランド12『フジタカ』

日本の風土や習慣、情緒、美を探求しながら、一つ一つ職人の丁寧な手仕事によるモノづくりにこだわっている『フジタカ』。バッグが支持されているブランドですが、もちろん小物をラインアップするアクセサリーシリーズにもそのこだわりは反映されています。創業80年を超える老舗タンナーのコードバンは、丁寧な仕上げによる美しい表面感が魅力。収納力にも長けており、なんとカードポケットは25つも装備しています。

■サイズ:W20.5×H10×D2.5cm
■収納:札入れ3、小銭入れ1、カードポケット25、フリーポケット2
■種類:ラウンドファスナー
■レザー:コードバン、オーバーキップ、キップスキン

ブランド13『ガンゾ』

『ガンゾ』のデビューは2001年ですが、ファクトリーとしての歴史は古く、1917年創業となる大御所中の大御所。素材や縫製といったあらゆる面に一切妥協することなく、日本の熟練職人の手によって本物を追求した最高級のレザーアイテムを発信しています。札入れとカードポケットのみのスマートな作りの長財布は、繊維が緻密で滑らかな手触りのコードバン製。ヌメ革との素材や色のコントラストが楽しめるのも特徴です。

■サイズ:W19×H9.2×D1.7cm
■収納:札入れ1、カードポケット8
■種類:二つ折り
■レザー:コードバン、ヌメ革

ブランド14『ゾンネ』

ドイツ語で”太陽”の意味を持つ『ゾンネ』は、ヨーロッパの伝統あるメゾンのモノづくりに日本ならではの感性をプラスして凛とした美しさと機能性を追求。コードバンやブライドルレザーなど、上質なレザーの魅力を存分に味わえるよう仕上げられています。使用しているのは、水性染料で丹念に染め上げた水染めコードバン。ハリ感のあるレザーにツヤが生まれ、使うほどに透明感のある美しい光沢を放っていきます。

■サイズ:W18.8×H9.5cm
■収納:札入れ1、小銭入れ1、カードポケット10、フリーポケット1
■種類:二つ折り
■レザー:水染めコードバン

ブランド15『P.I.D』

“持つ人の個性・人格・ライフスタイルを、バッグを通して表現したい”というコンセプトのもと1993年にスタート。「ヴァスト」シリーズに採用しているコードバンの原皮は、主にフランス・スペイン・ポーランド産のもの。それを日本に数社しかないコードバン一筋のタンナーで仕上げられています。薄いボディながらも収納は大容量で、なかでもPASUMOなどを収納できる差し込みポケットは重宝すること請け合い。

■サイズ:W19×H9cm
■収納:札入れ2、小銭入れ1、カードポケット18、差し込みポケット2
■種類:二つ折り
■レザー:コードバン、ヌメ革

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