知っていればイバれること確実!ターコイズ豆知識

知っていればイバれること確実!ターコイズ豆知識

インディアンジュエリーの流行もあり、ターコイズを目にする機会が増えました。でもターコイズを語れる人ってあまりいませんよね? ここを読めば明日から即ドヤれますよ!

山崎 サトシ

2016.01.22

アクセサリー

そもそも、ターコイズという名前の由来は?

そもそも、ターコイズという名前の由来は?

有史のはるか以前から人々に愛され、世界最古のジュエリーとも言われるターコイズ。その名前はフランス語の“pierre turquoise(=トルコ石)”に由来しています。そう聞くとトルコで発見された宝石のようなイメージですが、そうではありません。諸説あるのですが、アフリカ北西部(アトラス山脈周辺)で産出されたものが貿易でトルコを通じてヨーロッパ各国へ広がったことから、このターコイズという名前が定着したとされています。なお現在は、トルコでターコイズは産出されていません。

ターコイズってどういうもの?

ターコイズってどういうもの?

ターコイズの科学的な名称は”水酸化銅アルミニウムリン酸塩”。アルミニウムや、銅、酸水素、リン酸塩の成分を含む地層に雨が染み込み、堆積して結晶化することでこのジュエリーは生まれます。成分の比率によってその色には微妙に違いが生まれ、たとえば銅が多ければ青味が増し、アルミニウムの含有量が増えれば白んだような風合いに。また、ターコイズには写真のように、茶色や黒の模様が混ざっていることが多くあります。この模様はマトリックスと呼ばれる不純物。マトリックスの入り方によっても表情や価値が大きく変わってきます。ターコイズ単体では価値が変動しますが、アクセサリーにおいてはマトリックスを楽しむ傾向もあるようです。

実は、“天然もの”のターコイズは市場の10%から15%程度に過ぎません

実は、“天然もの”のターコイズは市場の10%から15%程度に過ぎません

ターコイズは、表面に無数の穴が空いた柔らかいジュエリー。そのままカット、成形、研磨を行うにはモース硬度(鉱物の硬さ表す数値)がおよそ4.5以上必要とされますが、それを満たすものは全体のわずか10〜15%程度なんです。ちなみに、モース硬度6以上のターコイズは非常にハイクラスで高価です。硬度が満たないターコイズは穴が多くて柔らかいため耐久性に難があり、薬品での補強処理が必要となります。市場の大半を占めるのは、そのように薬品加工されたターコイズや、もしくはプラスティックなどを使った精巧なイミテーションなのです。もちろんそれらが悪ということではないですが、覚えておくとよいでしょう。

ここからは我々にとって身近なアメリカ産ターコイズをご紹介!

ここからは我々にとって身近なアメリカ産ターコイズをご紹介!

ターコイズの産地として有名なのがアメリカ、中国、イラン、チリ。我々の定番スタイルであるアメリカンカジュアルとなじみ深いインディアンジュエリーに用いられているのは、アメリカ産が主流です。そのアメリカのなかでも産出地として名高いのが、アリゾナ州、ネバダ州、ニューメキシコ州。ここからは、その3州で産出される(もしくはされていた)著名なターコイズ銘柄を一挙に紹介していきます。知っておけば、“ツウ”ぶれること間違いナシ!

ターコイズ1アリゾナ州ビズビー

アリゾナ州南部・ビズビーの鉱山で1974年より採掘がスタート。残念ながら現在は閉山されています。霧がかった独特のマトリックスや硬度の高さ、そしてその希少性から世界中のターコイズフリークに愛されている銘柄です。

ターコイズ2ネバダ州ローンマウンテン

1920年にエスメラルダ郡で鉱床(石が採掘できる場所)が発見されたローンマウンテン。透き通るように美しいブルーが最大の特徴です。1970年代に産出の最盛期を迎えたターコイズですが、現在も採掘は続いています。

ターコイズ3アリゾナ州モレンシー

グリンリー郡にある露天掘り銅山から、銅の副産物として採掘されるモレンシー。採れるターコイズの色合いは濃いブルーから薄い水色まで幅広く、細い筋状のマトリックスが入っているケースが多く見られます。

ターコイズ4アリゾナ州スリーピングビューティー

こちらもヒラ郡にある銅山の副産物として採掘されるもの。銅山のある山脈が、遠くから見ると女性が寝ている姿に見えることからこの名がつけられました。マトリックスがほとんど入らないのが最大のポイントと言えます。

ターコイズ5ネバダ州ナンバーエイト

1925年に鉱床が発見され、1929年から採掘が始まったターコイズ。やや淡い色合いとスパイダーウェブ(蜘蛛の巣状のマトリックス)が最大のポイントです。1976年に山ごと切り崩されてしまったため、現在は採掘ができなくなっています。

ターコイズ6ニューメキシコ州タイロン

グラント郡シルバーシティにある銅山の一部から産出されるタイロンは、きわめて質の高いターコイズとして知られ、高価なものが散見されます。鮮やかなカラーリング、透明度、さらには高い硬度を兼ね備えています。

ターコイズ7ネバダ州ネバダ・ブルー

ティンバーラインやインディアンマウンテンといった別名でも知られるターコイズで、鉱山はランダー郡にあります。インディアンジュエリーの巨匠、チャールズ・ロロマにも愛された銘柄で、比較的均一に入るマトリックスが特徴的です。

ターコイズ8ネバダ州キャリコレイク

前出のネバダ・ブルーと同じ山に鉱床があり、有史以前から採掘が行われていたとも言われています。非常に有名な銘柄のひとつで、ややグリーンがかった美しいカラーリングが魅力。ここ日本でも高い人気を誇っています。

ターコイズ9ニューメキシコ州エンチャントメント

鉱山はリンカン郡に位置しています。採掘がスタートしたのは1997年と、ターコイズ鉱山の中では歴史は比較的浅め。グリーンの強いターコイズが多く採掘されますが、ごく稀にブルーのターコイズが採れることも。

ターコイズ10ネバダ州ランダー・ブルー

鉱床が発見されたのは1973年。数多く存在するターコイズの種類のなかでもとりわけ希少性が高いことで有名です。透明度の高いブルーにブラックのスパイダーウェブががっつりと入る、コントラストの強い銘柄です。

ターコイズ11アリゾナ州キングマン

一般的なアメリカ産ターコイズとして位置づけられているのがこのキングマン。ミネラル・パーク地区にある全米最大規模の鉱山から採掘されており、その多くには黄鉄鉱や水晶によるマトリックスが入っています。

ターコイズ12ニューメキシコ州セリリョス

サンタフェ近郊にある歴史ある鉱山から採れるセリリョス。700年以上前からインディアンが採掘していたとも言われています。緑っぽい色合いのストーンが主で、好んで作品に使用するシルバースミス(銀職人)も多いです。

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