メガネのフレームは素材にこだわって選びましょう

メガネのフレームは素材にこだわって選びましょう

メガネは顔に乗せる道具ですから、肌に触れる素材に無頓着ではNGです。プラスチックやメタル、ユニーク素材などなど……メガネの素材は意外なほど多いのです。

黒野 一刻

2016.01.08

アイウェア
メガネ
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素材のことを知るとメガネ選びが楽しくなる

メガネのフレームに使われる素材について、あれこれいわれても、分からないことが多いのではないでしょうか? 「メタルってステンレススチール?」「解説で“セル”と書いてあるけど、セルロイド製?」など、実は知らないことがたくさんあるはずです。「ステンレスは少数派」「“セル”という表現は慣用句が圧倒的」といった知識が増えると、メガネを見る視野が広がりますよ。

特殊な素材も増えています

フレームに採用される素材は、メガネのデザインや装着感、耐久性のすべてに影響します。調べてみると、今回集めた10パターン以上の素材があり、ほかにもメーカー独自の素材も多数あります。ここでも特殊な素材はいくつか取り上げていますが、そうしたものを含めて素材を知ることは、メガネを購入する際の指針となるはずです。

なかなか多くの素材の使い方があります

セルロイドとは硬質な合成樹脂のこと

メガネは『泰八郎謹製』プルミエール1 デミ。フレームに使われているのは、植物繊維由来の樹脂プラスチックで、硬質でツヤも美しいのですが、発火点が低く管理が困難なためは希少な作品です。実は、パーツに”セル”と書いてあっても、樹脂性のものではないプラスチックのことが多くあります。このブランドは、セルロイドと職人の手仕事にこだわり抜いています。

セルロイドに取って替わった合成樹脂がアセテート

メガネは、『アヤメ』インサイト ダークブラウンハーフ。管理が難しいセルロイドの欠点を改めた、植物繊維由来の合成樹脂がアセテートです。今は”セル”と書いてあっても、アセテートであることが多いです。硬度に関してはセルロイドに劣りますが、発色は美しく、このフレームのように、絶妙なグラデーションをつけることも可能です。

ウッド製ならば見た目のインパクト大

メガネは『久遠』108-BK ウォールナット。木製というと、もろそうなイメージかもしれませんね。しかし、ていねいにきめ細かく仕上げて、塗装と表面の仕上げ加工を施せば、長持ちします。温もりがある手触りはもちろん、装着時にも温かみがあり、軽いという点でも着け心地のよさにつながります。手作り感も半端なく、ビンテージの趣が伝わってきます。

古典的な合金素材サンプラチナ

メガネは、『治太夫』NO.09-GDM。フレームに使われているサンプラチナとは、ニッケルを主成分に、クロムや鉄、アルミなどを添加した合金です。サビにくく、弾性もあり、メッキなしでも光沢感があるため、かつてはフレーム素材の代名詞でした。現代で使用されることはまれで、このフレームのような古典的スタイルで見かけることがあります。

もはや新しいスタンダード素材、チタン

メガネは、『シルエット』5401-60-6053。フレームのチタンは強くしなやかな弾性があり、アレルギーの原因となることがほとんどないことから、メガネフレームの素材には最適の素材と言えるでしょう。むだを削ぎ落としてしまえば、このフレームのように、一筆書きのようなミニマリズムの極致的デザインなのです。

NT合金+特殊形状記憶合金で一段と壊れにくく

メガネは『スーパーメモリー21』SM5309。メガネに力がかかるとメタル素材は曲がってしまい元に戻りませんが、形状記憶合金なら元の形に回復できます。このメガネはブリッジにNT合金(ニッケル・チタン合金)、テンプルに独自のアルミ銅合金スーパーメモリー21と2種類の形状記憶合金を採用し、抜群の耐久性があります。

強さとしなやかさのコンビネーション、チタン+βチタン

メガネは、『マスナガ GMS』303-#34。チタンは軽いですが、どちらかと言えば強さが特徴的。そこにアルミとバナジウムを添加したβチタンは、弾力や形状記憶性が出てきます。強いチタンでフロントを作り、弾力あるβチタンで頭部をホールドするテンプルをとするメガネは、素材の上手な使い方をしています。

メガネに使えるの?と思ってしまうステンレススチール

メガネは『アイシーベルリン』SOUJI O。モデル名は沖田総司の意で、侍の刀のようにスチールが素材です。ステンレススチールと聞くと硬くて重そうと思いますが、いろいろな種類があります。弾性に富むタイプを薄くシート状に圧延してから切断し、重量感と弾力を持つフレームのパーツができあがるのです。

テンプルを見入ってしまうバッファローホーン

メガネは『グラスファクトリー』ナチュラルコレクション GF8007。ヨーロッパでは水牛の角を素材とする工芸品があり、独特のツヤと重厚感が好まれ、メガネのテンプルにも用いらます。薄くスライスされた角を、貼り合わせ削り出す製造工程は、職人芸の極致。このフレームもオーダーメイドの逸品そのものです。

特殊素材を使って、仕上げも、スペックも型破りに

メガネは『スタファン プロイツ デザイン』BR-2。現在はいろいろな特殊素材を開発したりすることに熱心なブランドもあります。たとえば、このブランドは、防弾盾に使われる新素材NXTをフレームに採用。このフレームはフロントをNXT、テンプルをβチタンにし、強さと快適な着け心地を両立させています。

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    編集カツラガワ

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