モックネックのスウェットなら簡単に今っぽくまとまる

モックネックのスウェットなら簡単に今っぽくまとまる

今日的にアップデートされたアイテムは、スタイリングを新鮮に見せる。今季でいえば、モックネックのスウェット。ここではそのアイテム選びと着こなしを検証してみたい。

菊地 亮

2016.01.02

トップス
スウェット・トレーナー

モックネックスウェットとは

スウェットシャツは、もともとスポーツ選手が競技前後に身に着けるアイテム。表地にスウェット、裏地にパイル地を重ね合わせた二重構造のため肉厚で、伸縮性や吸汗性に優れているのが特徴だ。また、ネック周りを見ると、スタンダードなのは、三角リブで適度な余裕を演出したクルーネック。それをモックネックに変更したことで、オーセンティックなアイテムをモダンに仕上げている。クルーネックより、保温性が高い点もうれしい。ちなみに、モックとは「見せかけ」、「まがいもの」を指している。ここで紹介するモックネックスウェットは、これまた人気のタートルネックの「見せかけ」といえる。

モックネックスウェットの魅力1:品よくキマるネック部分

動きやすさやリラックス感への傾倒から、ネック周りを圧迫しないクルーネックがスウェットシャツの主流だった。ただ、それをおしゃれとして身に着けるにはややルーズな印象が否めない。しかし、モックネックにすることでその不安も解消。カジュアルでありながらエレガントな雰囲気と、抜群の保温性を取り入れることができる。

モックネックスウェットの魅力2:今季多くのブランドから展開されている

スウェットシャツ自体は昔から馴染み深く、昨今のスポーツミックスの流れもあり注目度は高まっていた。そこへ拍車をかけたのがモックネックタイプのアイテム。各ショップやブランドから率先してリリースされ、往年の名作を別注でモディファイしたアイテムも散見される。趣向を凝らしたバリエーション豊富なアイテムが、巷をにぎわせている。

Item1『チャンピオン』×『シップス』の別注リバースウィーブモックネックスウェット

『チャンピオン』の“顔”といえるのが、リバースウィーブ。特に、70年代モノはヴィンテージ市場でも話題になる逸品で、その魅力を存分に表現したのがこちら。洗うほどにタフになり、着るほどに風合いを高める11.5オンスのテリーフリースシリーズに『シップス』独自で別注。

Item2『ザ ブックストア』のハイネックスウェット

「アメリカの学校にある学生生協で売っていそうなアイテム」をテーマに、アイテムを展開する『ザ ブックストア』。こちらのスウェットは、襟高の首回りに加え、脇下から裾にかけて切り替えを入れたゆったりめなシルエットがポイント。それにより、ストレスなく着られる。

Item3『キャンバー』のモックタートルスウェット

『キャンバー』は、アメリカのペンシルバニア州で今もなお頑なにU.S.メイドにこだわるスウェットブランド。肉厚な生地ながらポリエステル混紡により軽さと丈夫さを手に入れた特徴はそのままに、今回は首回りをモックネック仕様に。まさに温故知新のアイテムといえる。

Item4『tk.タケオキクチ』の裏起毛モックネックカットソー

裏起毛させた生地は、肌触りのよさがとにかく最高。古きよきアイテムではあるものの、全体をオーバーサイズに仕上げ、さらにモックネックに作り込んだことで、よりモダンな印象に。その計算し尽されたシルエットにより、さまざまなレイヤードを楽しむことができる。

Item5『ア ボンタージ』のモックネックスウェット

素材にはオーガニックコットンを使用。裏地は、オーガニックコットン糸の製造工程で生まれる落ち綿を、50%のバージンオーガニックと掛け合わせ紡績したオーガニックラフィーを活用している。また、縫製糸はすべて綿糸を使うなど、細部へのこだわりもすごい。

モックネックスウェットの魅力3:簡単に今っぽくまとまる

コーディネートの幅が広がる分、冬のおしゃれはとりわけ楽しい。しかし、「それが億劫だ」なんて人も当然いることだろう。だからこそ、サラッと気軽に羽織れるスウェットは実に頼もしい存在。しかもモックネックタイプは、そのストロングポイントを存分に生かしつつ、今っぽさを漂わせることも可能。一枚でもしっかり完結できるところが、強みなのだ。

清々しいブルーのスウェットは胸ポケ付きのユニークなタイプ。そこへウインドウペンをあしらった上品なスラックスを合わせた点が技アリ。そのギャップがおしゃれの肝に。

ネック周りにボリュームをもたせた分、シンプルなデザインながらインナーのスウェットシャツの存在感は絶大。定番のジーンズやスニーカーと合わせてもより新鮮に見える。

足元に鮮烈な挿し色を効かせた、トリコロール風のカラーパレットが新しい。ネイビーのメルトンジャケットや美脚パンツにより、カジュアルな印象を中和させたところもお見事。

ライダースはウール地で、ジーンズはやや細身の濃紺をチョイス。さらにスウェットはクリーンな白を選択するなど、ラフなアイテムを選びで品よく見せた手腕に脱帽。

ポケット付きのスウェットにカーゴパンツ、そして足元はスニーカーと、アクティブなスタイリングながら都会的に見えるのはシャープなシルエットのたまもの。柄のスパイスも◎。

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