アウトドアブランドのパンツを街ではく3つのポイント

アウトドアブランドのパンツを街ではく3つのポイント

アウトドアのボトムスはアクティブ性能が信条だ。しかし、それを街ではくとなればちょっとした場違い感が出かねない。とういった点をクリアした一本をここで紹介したい。

菊地 亮

2015.11.30

ボトムス
アウトドアファッション

機能性を継承した“街パン”を選ぶ

アウトドアフィールドに対応すべく誕生したアイテムだけに、はき心地や防寒といった機能面は申し分なし。重要なのは、そのストロングポイントを生かしながらも都市へとなじむビジュアルを備えているかどうか。シルエットやデザインにそのポテンシャルを秘めた一本であれば、迷うことなくワードローブへ加えることができる。

ポイント1:旬のアウトドアパンツは、フィット感を重視した“美”脚を選ぶ

可動域を確保しながら、ゆとりを作ることで動きやすさを誘発するクライミングパンツはアウトドアボトムスの代表格。だからか、“山パン”はストレスを感じない半面、街で行動するには野暮ったい印象も。となれば美しいシルエットのものは好都合。では機動力はどうかというと、伸縮性抜群の生地を使っているため問題なし。

Item1『グラミチ』

クライミングウェアの筆頭として知られる『グラミチ』だが、こちらは股上、腰回りをすっきりさせたスタイリッシュなニューナローモデル。抜群のストレッチ性によりはき心地も◎。

Item2『ザ・ノース・フェイス』

スウェットパンツながら、シャープなシルエットとクールな色彩でルーズ感は皆無。素材のポリエステル繊維に撥水加工を施しているため、水にも強く耐久性も申し分なし。

きれいなボトムスだけに革靴ともしっかりとなじむ。トップスにはゆったりとしたアノラックをチョイスすることで、ギャップを作りながらボトムスの美シルエットをより引き立てた。

ブラックのワントーン気味に仕上げたことで全体がスマートな印象に。胸元からチェックシャツや白Tをチラ見せさせ、平面的になりがちなスタイリングに絶妙な変化を加えている。

トップのプルオーバーシャツと合わせたデニムオンデニム、と思いきやボトムスはニット地。それでも濃厚なネイビーとテーパードがかったボトムスから凛々しさがのぞく。

ポイント2:アウトドアブランドのジーンズで一挙両得

永遠の定番であり、今もっとも注目を浴びるジーンズだが、アパレルブランドの専売特許というわけではない。アウトドアブランドでもしっかりとコレクションにラインアップされている。しかも、持ち前の多彩な機能性を備えた加工も加えるなど、意外にも楽な上に格好がつくアイテムが揃っているのだ。

Item1パタゴニア

活動的な生活に適した中厚のオーガニックコットンとクールマックスT400・ポリエステルで構築されたデニムパンツ。吸湿発散性に優れた一本だが、見た目はクラシックなファイブポケット。

Item2ペンドルトン

フロントからだとベーシックなデニムパンツだが、バックポケット両方に『ペンドルトン』ならではのチーフジョセフ刺繍入り。ワンウォッシュされたはきやすいストレートジーンズ。

『パタゴニア』のジャケットに合わせるデニムは『グラミチ』のクライミングパンツをモチーフにしたデニム。適度な細身シルエットが土臭さくなりがちなコンビを払拭し、タウンに装う。

色落ち加工がリアルなパンツも『グラミチ』のもの。ベーシックなアメリカンアイテムでまとめつつ、コートとキャップの素材感を統一してひとつ上の着こなしを目指した。

白シャツに黒のパンツと大人のベーシックな組み合わせは、色味の強いスニーカーでアクセントを効かせて。これくらいの潔さがシンプルな着こなしをしゃれたイメージに格上げする。

ポイント3:アウトドアとはいえ、普段はいている素材やデザインがいい

機動力重視のスポーティな外見は、街着と一線を画す違和感のひとつにあげられる。言いかえれば、それを払拭すればすんなりタウンユース仕様へとシフトできるということ。たとえば、カーゴパンツやチノパンといった誰もがおなじみのアイテム。そこにデザインソースを求めたアイテムを率先して手に入れたい。

Item1ロックス×サージュデクレ×レリューム

トリプルコラボレーションによる九分丈のファティーグパンツ。パーツごとに染めや素材を切り替えて、縫製に至る細部にまでこだわりぬいた一本は街着としても十分に通用する。

Item2モーシャン×フリークスストア

撥水加工を施し、通気性と速乾性に優れる特殊な素材を採用する一本は、非常に軽量ながら丈夫な上に、肌触りも抜群。リラックスしたはき心地が今の着こなしムードにもハマる。

カーゴパンツとデニムジャケットの相性は言わずもがな。パンツの色味はホワイトを選ぶことで清涼感を振りまくことが可能だ。足元は黒を選びがちだが、ベージュ系をチョイスすることで冬らしい優しい雰囲気を演出できる。

今年もヒットしている『カナダグース』のダウンを主役に、ミリタリーライクなパンツと合わせて今日的な雰囲気に。バケットハットとスニーカーで大人のストリートコーデに昇華した。

こちらも大人のストリートスタイルの好例。全体をブラックベースにまとめつつ、スニーカーやシャツで色味を効果的に追加することで、落ち着きをキープしたコーデに仕上げた。

    KEYWORD関連キーワード

    BACK