力を抜いて、男の「生きづらさ」を見つめ直そう。

力を抜いて、男の「生きづらさ」を見つめ直そう。

生きづらいっていうけれど、それって甘えじゃないの? いいえ、そうではありません。男性の生きづらさは社会構造、規範から来ています。一度、自分事として考えてみない?

村上 朋子

2015.12.07

モテ・好印象

そもそも生きづらいって、どういう状態?

そもそも生きづらいって、どういう状態?

2014年ごろから、にわかにテレビや雑誌のメディアでクローズアップされるようになった男性の生きづらさ。でも、そもそも生きづらさって何? それは、その人個人の問題ではなく、社会の制度やあり方、規範によって不自由や不便を感じてしまうこと。身に覚え、ありませんか?

男らしさに応えなければというプレッシャー

男らしさに応えなければというプレッシャー

男性の生きづらさは世間から求められる「男らしさ」に応えよう、応えなければ、というプレッシャーに起因するところが大きいとされています。強く、頼りがいがあり、常に周囲をリードして……などなど。「男の子は泣かないの!」といわれた子どもの頃から刷り込まれています。

生きづらい男性たちは、結婚もしたくない

生きづらい男性たちは、結婚もしたくない

男らしさの規範は、すべてのライフイベントに及びます。たとえば結婚。「妻と子どもを養う一家の大黒柱でいなければ」というプレッシャーはいまだ強いでしょう。しかし社会は変わり、男性の非正規雇用も増えています。これでは結婚したくない若年男性が増えるのもしごく道理です。

独身の男性は、何か問題アリと思われがち

独身の男性は、何か問題アリと思われがち

その一方で、「独身」「フルタイムの職に就いていない」男性に向けられる世間の目は冷ややか。性格に支障があったり性的に問題があったりと思われがち。結婚するしないは個人の自由のはずなのに、「結婚し、子どもを持ってこそ一人前」という風潮は女性同様、とても強いです。

変化する社会と、従来的価値観のギャップ

変化する社会と、従来的価値観のギャップ

社会は変化しています。フルタイムではない就業スタイルも珍しくなく、共働きが増えたことで結婚後は仕事第一ではなくイクメンとして家庭にコミットする男性像が理想となりつつあります。しかし根強い、「男らしさ」の規範……。このギャップに男性たちは戸惑っているのです。

男性学で「男性の生きづらさ」を考えよう

女性には古くから女性学がある一方で、男性について学問し、抱えている問題を掘り下げて考える「男性学」はあまり一般的ではありませんが、田中俊之氏が『男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)を出版したことで、少しずつ注目を集めはじめています。

男らしさから脱却すれば、生きやすくなる

男らしさから脱却すれば、生きやすくなる

男性ひとりひとりが男らしさの規範にしばられず、自分の生きやすいスタイルを選んでいけば、生きづらさは徐々に解消されるはず。親世代、上司世代から刷り込まれた”昭和のオヤジ的価値観”を古いものとして、意識的に脱却していくことが、今の若い男性たちに求められています。

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